湖底の光芒
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松本清張の作品が好きな母に贈りました♡ 面白かったようです。 | ||||
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松本清張の知識に感銘を受けた、清張さんの本は読んでて飽きが来ないところが良い。 | ||||
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松本清張の短篇をよく読むが、本作品は短篇ではないが、これに似てテンポ良くストーリーが進んでいきます。ミステリーならではの閉塞感が程よくあり、結末が気になって仕方がなかったです。 | ||||
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諏訪湖の湖底に大量のレンズが投棄されているらしい。 親会社の方針変更で、下請けがせっかく磨き上げたカメラのレンズが返品されてしまう。 突き返されたレンズは何の使い道もない。泣く泣く捨てることになる。 湖底では怨みと涙のこもったレンズが怪しく光っているーーというのがタイトルの意味だ。 美しくも恐ろしい名タイトルである。 加須子は夫の後を継いでレンズ製造会社を経営している。発注元のケーアイ光学が倒産してしまった。 物語は債権者会議の修羅場から始まる。山中という男が現れて、すべての債権を額面の四分の一で買い取るという。 尻に火のついた零細企業主たちは飛びついた。 そんな中、加須子は大企業の専務から異様に有利な契約を持ちかけられた。 ううむ、凄い。何という筆力だ。罪もないのに瀕死状態の債権者たち、加害者のくせに平然としている親会社の社長。生臭く重苦しく、人間の本性がむき出しになる場面だ。 「ナニワ金融道」を読んで「こんな話がネタになるのか」と感心したことがあるが、 もっと昔に清張が書いていたのだ。下請けいじめの実態は、この通りだろう。 数年前、日本の職人技術を称賛し、中国が買いあさっているーという意見をあちこちで見た。 嘘だ。いや嘘ではないが、途中が抜けている。 職人を殺したのは、大企業だ。日本の資本主義システムだ。外国人ではない。 悲惨な境遇の技術者に「ウチにおいでよ」と好条件を提示すれば、そりゃあ心が動くに決まっている。 大企業をかさに着てやりたい放題の専務に、加須子の義妹・多摩子が近づく。 錯綜する愛憎と欲望のジェットコースターが疾走する。 キャラ作りの巧みさといい息もつかせぬストーリーといい、まぎれもない一級品だ。 清張作品としては有名ではないが、名だたる有名作とくらべても遜色なしと断言できる。 | ||||
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諏訪湖の湖底には、親会社からキャンセルになって廃棄するしかないレンズなどが、沈んでいるという・・・ | ||||
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