点と線



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初公開日(参考)1960年07月
分類

長編小説

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点と線 (新潮文庫)

1971年05月25日 点と線 (新潮文庫)

福岡市の香椎海岸で発見された男女の死体。汚職事件渦中の某省課長補佐と愛人の心中と誰もが思ったが…。清張推理の原点が、風間完の美しい挿画でよみがえる。没後10年記念版。78年刊「松本清張全集第1巻」を底本とする。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。 (「BOOK」データベースより)




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点と線の総合評価:8.16/10点レビュー 188件。Bランク


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全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(6pt)

推理小説の「教科書」的作品の一つ

時刻トリックというのはダイヤに極めて忠実な我が国独特のミステリ文化でしょうか?
それの原点とでも言うべき作品であり、また無駄な要素をとことん拝し、短めながら濃密に仕上げているこの構成はミステリの「教科書」になると言っても過言ではないと思います。
その洗練度のためか古さも感じませんでした。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

点と線の感想

本作と「ゼロの焦点」のどちらを好むか、清張ファンなら、はっきりとした答えを持っているはず。一般的には「ゼロ」のほうが好まれるように思いますが、本格ミステリーファンなら本作をベストとして推すでしょう。それぐらい本格推理物として精緻な出来ばえです。
社会派要素も大いにありますが重くなりすぎず、ちょうどいいあんばいです。ストーリー的にも楽しめることを請け合います。ただ、あまりにも地道な捜査物語を読み通すのに疲れを感じる読者もいるようです。過去に2回読みましたが、3回目にチャレンジするかどうかは、思い出したい気持ちと、歳のせいで疲れそうだなと思う気持ちとがあって、迷いそうですね(笑)。

imikuto
OHVME207
No.4:
(8pt)

プラットフォームにて

時刻表のあるミステリーって懐かしいです。

わたろう
0BCEGGR4
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

点と線の感想

松本清張さん初読了。役人の汚職が背景にあったりといった社会派推理小説の雰囲気はあるものの、不可解な謎の提示、関係者の証言の積み重ね、といった過程は紛れもなく本格推理小説。今の感覚だと「何で今までその可能性に気づかないんだ」と野暮な事を考えそうになりますが、序盤の謎の提示部分と終盤の手記による真相解明、中盤のプロファイリングが面白く、短いながらも濃密に感じられました。

水生
89I2I7TQ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

点と線の感想

作者の代表作とも言えるのがこの作品と「ゼロの焦点」「砂の器」だろう。
しかし個人的に「ゼロの焦点」「砂の器」と比較すると社会派推理小説としては大きく水を開けられている印象があります。
社会派推理小説とは、トリックよりも動機を重視したもののはずです。
しかしながらこの作品は、官僚による汚職だとか情死という如何にも心理描写が必要な題材を扱っているにもかかわらす、動機云々よりも、アリバイトリックを主眼にしている気がします。
本作品は、我が国における「アリバイ崩し」の先駆的作品なようですが、そこに集約しすぎたが上に人間が描けていない。そんな気がします。
「本格ミステリ」に分類した方が良いのかも知れません。

この作品で有名なのは、やはりあの東京駅における「空白の4分間」を使ったトリックでしょう。
今読んでも、そのプロットの秀逸さには賞賛を送らざるをえません。
しかし、これがトリックの「肝」ではないのが残念なところ。
一方で、トリックの「肝」となる部分は、今読むと・・・なのである。
ここで言及はしませんが、かなりがっかりさせられる読者が多いように思います。
新幹線が開通する7年も前の物語。何かと時代を感じさせる作品と言えるのではないだろうか。

梁山泊
MTNH2G0O
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

今でも読み応えあり!

トラベルミステリーの古典というか、時刻表トリックの傑作として名高い「点と線」。東京タワーも新幹線も夢のまた夢だった、半世紀以上前に書かれた作品だが、今読み返しても十分に楽しめた。
本作のポイントは、時刻表を使ったアリバイ作りと警察によるアリバイ崩しのプロセスで、鉄道のダイアグラム図上のトリックと、捜査陣の頭上の謎解きのどちらが勝つか? 事件解明のための伏線やヒントも丁寧に書かれていて読者も謎解きに参加できる楽しさがあった。ただ、時刻表トリックに力を入れ過ぎており、犯罪の実行や動機に関する部分はちょっと物足りなさを感じたのも正直なところ。これはおそらく旅行雑誌「旅」での連載であったことが大きな影響を及ぼしたのだろう。
事件の背景が中央官庁と業者の癒着というところが社会派・松本清張らしさで、事件関係者の行動心理の分析の鋭さは、まさに面目躍如と言える。

iisan
927253Y1
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