球形の荒野
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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およそ半世紀も前の作品だけに評価がむずかしいが、松本清張のロマンチックな一面がよく現れたロマンチックミステリーの傑作といえる。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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中学生のころカッパノベルスで読みました。当時、自分の中では『点と線』『ゼロの焦点』『砂の器』『波の等』には及びませんが、その次ぐらいの位置づけでした。たしかNHK(民放かも)でドラマ化されていたと思います。今改めて読み直してみると、「野上顕一郎が日本に戻ってこれない理由」がまったくわかりません。もちろんそれについては色々と説明されていますが、イマイチ納得できません。戦後の日本なら和平工作をした人の方が英雄で、むしろ元陸軍武官の伊藤の方が非難されていたのではないでしょうか。和平工作をした人物が逃げ隠れして、本土決戦(一億玉砕)を叫んでいた人物がむしろ我が物顔で大手を振って歩いている(ように見える)のはどうなんでしょうか。野上顕一郎は自ら不幸になる道を進んで選んでいるようにしか見えません。作者が冒頭の魅力的な謎を思いつき、それに合わせたストーリーを無理矢理こじつけたような感じがします。 ただ、読んでいる時にはあまり気にならず、上下2冊の長いお話ですが(カッパノベルスは1冊)、一気に読めてしまいます。そのあたりは、さすが清張さんだと思います。 | ||||
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自分も好きな西ノ京辺りの情景、あっという間に小説の世界に引き込まれました。 終戦後まだ15年、作品が書かれた当時は令和の今からでは想像できないくらいリアリティを感じたのではないかと想像します。 紆余曲折の末、観音崎で巡り会った親子の”七つの子”には感動しました。 ただ、再婚しているとはいえ妻孝子への愛情が娘程には感じられなかったのが残念です。昭和という時代背景もあるのでしょうか。 | ||||
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この作品は未読のまま、偶然に映画館で見てイマイチ消化不良でした。 ...で上・下巻とも読了しました、スケジュールの都合で 1ヶ月ほど要しましたが、あの清張作品のミステリー感をやっと取り戻せました(笑) 清張作品のいいのは、この作品もそうですが一気に読めなくて間が空いてもストーリー展開や人物像が取り戻せることですね。私のように人物名の記憶が不得意なものには、前に戻らなくても安心して続けられます。 この作品は長編ですのでやや冗長な部分があるかなあ? と思いました。古都、京都や奈良の歴史資料、情景描写などで間伸びしてます。それと、奥様、ご兄妹、など上流社会? の言葉遣い「 ...ございますのよ」「 ...いらしてくださいな」やりとりがかなり多くて、めんどくさい(笑) 欲をいえば、終戦前後の中立国に滞在してた外交関係者の秘密にもっともっと深入りしたミステリー展開だったら最高ですね。 以上、あれこれ考慮して星は4個とします。 | ||||
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あまりにも面白くって一気に読み終えました。 素晴らしい作品です。 | ||||
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戦争中、中立国で客死した父の筆跡が、偶然、古寺の芳名帳で見つかった。そこから始まる「もしや生きている?」との、娘久美子の疑念。打ち明けられた恋人の新聞記者の前には次々と不審な事実が。 | ||||
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