点と線

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評判

点と線の評価:

4.11/5点 レビュー 191件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.11pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全496件 1〜20 1/25ページ
No.496
(5pt)

今でも十分謎解きが面白い本

70年近く前に書かれた小説ですが、刑事による謎解きは今でも十分面白いです。
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.495
(5pt)

今さらの初読

日本ミステリー史上に残る有名な作品なのでほとんどの人は中学生か高校生のうちに読んでいるのだろうけど、私は40になっての初読
社会派ミステリーのはじまりというから刊行当時の社会問題が描かれたりどこにでもいそうな人がやむにやまれず罪を犯したりするのかと思ったら犯人の動機がくだらないものだったり犯人の妻が小説的なキャラクターであったりして意外だった
こういうのはジャンルの始祖的な作品によくあることだ
鳥飼と三原はほかの作品にも出てくるらしいし結局冒頭しか見なかったドラマ版もソフト化されてるしこれからも楽しみだ
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.494
(4pt)

松本清張大好きです。

さすがという感じで、とても面白く読みました。
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.493
(2pt)

色あせていた。

「良い」という評価だったが、色あせて古く、前所有者のメモも入ったままだった。
ちゃんと読めるけど。
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.492
(5pt)

鉄道ダイヤ小説

鉄道のダイヤというものは、いつまでも面白い。青春18切符で京都から九州までダイヤを片手に数珠繋ぎで1日で向かった青春時代を思い出した。
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.491
(5pt)

フランス語版とは?

フランス語版ではなく普通の日本語で書かれた新潮文庫です
点と線 Amazon書評・レビュー: 点と線より
4334950108
No.490
(5pt)

フランス語版とは?

フランス語版ではなく普通の日本語で書かれた新潮文庫です
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.489
(5pt)

フランス語版とは?

フランス語版ではなく普通の日本語で書かれた新潮文庫です
点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4)) Amazon書評・レビュー: 点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4))より
4334030041
No.488
(4pt)

母に頼まれて購入

母に頼まれて購入。
よかったと言っていました。
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.487
(4pt)

買ってよかった

商品の質は良好です。
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.486
(4pt)

買ってよかった

商品の質は良好です。
点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4)) Amazon書評・レビュー: 点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4))より
4334030041
No.485
(4pt)

買ってよかった

商品の質は良好です。
点と線 Amazon書評・レビュー: 点と線より
4334950108
No.484
(5pt)

この夏はkindle本で松本清張‼️

中学2年のときに“点と線”を読んで、即、清張ファンになり早54年が経ちました。この夏は暑さ凌ぎに清張をそれもkindleで読みあさると決めて、その手始めに“点と線”を選びました。今回で人生4度目の読破。時代は代わって色褪せてない名作。
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.483
(5pt)

この夏はkindle本で松本清張‼️

中学2年のときに“点と線”を読んで、即、清張ファンになり早54年が経ちました。この夏は暑さ凌ぎに清張をそれもkindleで読みあさると決めて、その手始めに“点と線”を選びました。今回で人生4度目の読破。時代は代わって色褪せてない名作。
点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4)) Amazon書評・レビュー: 点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4))より
4334030041
No.482
(5pt)

この夏はkindle本で松本清張‼️

中学2年のときに“点と線”を読んで、即、清張ファンになり早54年が経ちました。この夏は暑さ凌ぎに清張をそれもkindleで読みあさると決めて、その手始めに“点と線”を選びました。今回で人生4度目の読破。時代は代わって色褪せてない名作。
点と線 Amazon書評・レビュー: 点と線より
4334950108
No.481
(5pt)

「直感」を信じる

「点が線になった」
という表現は、皆さんどこかで聞いたことはあると思います。

個人的には「スティーブ・ジョブス」のスピーチが頭に浮かびます。
彼がスタンフォード大学で、カリュキュラムに沿わず、自分が気がおもむくまま勝手に受講した授業内容「点」、それが意外にも、将来の事業立ち上げ時に役にたった「線になる」というものです。

では本書の「点」と「線」がいかなるものだったでしょうか。

【※注意:ここからはネタバレを含みますので、閲覧にご注意ください】

この物語は、福岡・香椎浜にて男女が横に並んだ死体一組が発見されるところから始まります。「心中」した光景そのものでした。

■「点」
・当地の鳥飼刑事が見つけた、男の方のポケットから見つかった「お一人様」の列車食堂の食事券。

⇒ 心中するほどの愛し合っている男女なのに、男が一人で食事をしたのはなぜか?

・東京駅にて、十三番線から十五番線の《あさかぜ》が見えるという、奇跡的な「四分間」。

⇒ 一日の中でたった「四分間」しかないというのに、この瞬間に、心中した男女の目撃情報があるということ。単なる偶然なのか?

上記のような小さな違和感から、ありきたりな「心中」として片付けられそうになっていたニュースが「事件性」があるのではないか、と福岡の鳥飼刑事とともに、東京の三原刑事も捜査を開始します。

三原刑事は、この「四分間」を仕掛けた男(〇〇省、出入り商人「安田」)がいたことを突き止めます・・・

この時点で、まったく事件性はない、という可能性の方が圧倒的に高い状況でした。安田が事件に絡んでいたとしたら、当初はその「動機」すら分かってないし、何よりも安田には鉄壁の「アリバイ」がありました。

最初は正式な捜査指示も出ていないのに、よく三原刑事は、捜査を始めたなぁという、読者として不自然な感じはありました。安田が犯人であるということは、雲をつかむような感じでした。

とはいえ、これこそが「点」ということだったのだといえます。何の見通しもない、ということが「点」です。結果として何も得るものがなかったとしても、突き進む「直感」に近いものだと思います。

上記の「点」の「違和感」に後押しされ、名探偵バリに、三原刑事は捜査を進め、これが図に当たって来ます。次第に状況も「汚職事件」が明るみ出て、正式な捜査となります。つまり「点」が「線」になってきたのです。

■「線」
・「お一人様」の食事券
  ⇒ 男が一人で福岡に着いたこと。女は途中
下車していた。
・東京駅での目撃談
⇒ 心中した男女は恋仲ではなく、
ただの知り合い程度の仲だった。
  にもかかわらず、「他殺」ではなく
「自殺」として判断されて、捜査が安田に
及ばないように、あたかも恋人同士で
あったように信じさせるための演出だった。

上記のことから端を発して、ついに安田が事件に関係していた事につながります。「心中」ではなく「事件」であったと、鳥飼・三原、両刑事の捜査が実を結ぶことになるのです!

「点」でしかなかったものが物語の終盤に「線」として様相を変えます。
要するに、「点が線になる」ということは、不確実だったものが、何らかの「成果」に結びつくということを改めて認識いたしました。

『点と線』は数多くの松本清張作品の中で、一番有名なものの1つです。その理由としては社会派サスペンスの先駆けとなったものとされています。
ただ、トリック自体は結局、飛行機を使って崩れるという短絡的なものとみなされがちです。終盤は鳥飼・三原刑事は手紙でやり取りして足早に小説は完結しています。実際二人が会っているのは、小説だと序盤の福岡に三原が行った一回きりです。

細かいところを突っ込めば物語の完成度は決して高くはありません。
しかしながら、『点と線』が人気たらしめるのはなぜでしょうか。

何回かドラマ・映画化されているという点もありますが、やはり鉄道サスペンスの先駆けとなったところではないでしょうか。当時、東京駅で十三番線から十五番線 が見通せる「四分間」は本当にあったらしいです!たくさんの人たちが、確かめに来たとのこと。
さらに「〇〇省の汚職事件 」という現実にありそうな事件です。それが明るみに出る「痛快感」と結局上層部は裁かれないという「やるせなさ」。

このように、一般人の生活に身近にありそうな物語というのがウケたんだと言えます。当時はサスペンスというと「シャーロックホームズ」「怪人二十面相」など日常とかけ離れたイメージでした。ですが、『点と線』は人々の身近にありそうな、ある種の「親近感」を抱かせたのではないでしょうか。
そういったものが、後世に残る作品として、今も書店に並んでいる理由かと思われます。

また、高級官僚の汚職を隠すために、犠牲になった「課長補佐」。社会的に上層にいる人の悪を暴き、下層の人々がつらい思いをしている、それを何らかの形で表現したいという、松本清張の「正義感」が感じられます。

我々は、何事かを始めるにも「これは役に立つのか」「収入アップ」になるかとか、即物的に考えがちです。しかし「自分はこれがしたい!」という純粋な動機「点」が大事なんじゃないかと、小生は勉強しました。「点」が「線」にならず、「点」のままで終わったとしても、まぁ「点」自体を楽しむつもりで、気軽に何かを始めても良いんじゃなかと思いました。
点と線 Amazon書評・レビュー: 点と線より
4334950108
No.480
(5pt)

「直感」を信じる

「点が線になった」
という表現は、皆さんどこかで聞いたことはあると思います。

個人的には「スティーブ・ジョブス」のスピーチが頭に浮かびます。
彼がスタンフォード大学で、カリュキュラムに沿わず、自分が気がおもむくまま勝手に受講した授業内容「点」、それが意外にも、将来の事業立ち上げ時に役にたった「線になる」というものです。

では本書の「点」と「線」がいかなるものだったでしょうか。

【※注意:ここからはネタバレを含みますので、閲覧にご注意ください】

この物語は、福岡・香椎浜にて男女が横に並んだ死体一組が発見されるところから始まります。「心中」した光景そのものでした。

■「点」
・当地の鳥飼刑事が見つけた、男の方のポケットから見つかった「お一人様」の列車食堂の食事券。

⇒ 心中するほどの愛し合っている男女なのに、男が一人で食事をしたのはなぜか?

・東京駅にて、十三番線から十五番線の《あさかぜ》が見えるという、奇跡的な「四分間」。

⇒ 一日の中でたった「四分間」しかないというのに、この瞬間に、心中した男女の目撃情報があるということ。単なる偶然なのか?

上記のような小さな違和感から、ありきたりな「心中」として片付けられそうになっていたニュースが「事件性」があるのではないか、と福岡の鳥飼刑事とともに、東京の三原刑事も捜査を開始します。

三原刑事は、この「四分間」を仕掛けた男(〇〇省、出入り商人「安田」)がいたことを突き止めます・・・

この時点で、まったく事件性はない、という可能性の方が圧倒的に高い状況でした。安田が事件に絡んでいたとしたら、当初はその「動機」すら分かってないし、何よりも安田には鉄壁の「アリバイ」がありました。

最初は正式な捜査指示も出ていないのに、よく三原刑事は、捜査を始めたなぁという、読者として不自然な感じはありました。安田が犯人であるということは、雲をつかむような感じでした。

とはいえ、これこそが「点」ということだったのだといえます。何の見通しもない、ということが「点」です。結果として何も得るものがなかったとしても、突き進む「直感」に近いものだと思います。

上記の「点」の「違和感」に後押しされ、名探偵バリに、三原刑事は捜査を進め、これが図に当たって来ます。次第に状況も「汚職事件」が明るみ出て、正式な捜査となります。つまり「点」が「線」になってきたのです。

■「線」
・「お一人様」の食事券
  ⇒ 男が一人で福岡に着いたこと。女は途中
下車していた。
・東京駅での目撃談
⇒ 心中した男女は恋仲ではなく、
ただの知り合い程度の仲だった。
  にもかかわらず、「他殺」ではなく
「自殺」として判断されて、捜査が安田に
及ばないように、あたかも恋人同士で
あったように信じさせるための演出だった。

上記のことから端を発して、ついに安田が事件に関係していた事につながります。「心中」ではなく「事件」であったと、鳥飼・三原、両刑事の捜査が実を結ぶことになるのです!

「点」でしかなかったものが物語の終盤に「線」として様相を変えます。
要するに、「点が線になる」ということは、不確実だったものが、何らかの「成果」に結びつくということを改めて認識いたしました。

『点と線』は数多くの松本清張作品の中で、一番有名なものの1つです。その理由としては社会派サスペンスの先駆けとなったものとされています。
ただ、トリック自体は結局、飛行機を使って崩れるという短絡的なものとみなされがちです。終盤は鳥飼・三原刑事は手紙でやり取りして足早に小説は完結しています。実際二人が会っているのは、小説だと序盤の福岡に三原が行った一回きりです。

細かいところを突っ込めば物語の完成度は決して高くはありません。
しかしながら、『点と線』が人気たらしめるのはなぜでしょうか。

何回かドラマ・映画化されているという点もありますが、やはり鉄道サスペンスの先駆けとなったところではないでしょうか。当時、東京駅で十三番線から十五番線 が見通せる「四分間」は本当にあったらしいです!たくさんの人たちが、確かめに来たとのこと。
さらに「〇〇省の汚職事件 」という現実にありそうな事件です。それが明るみに出る「痛快感」と結局上層部は裁かれないという「やるせなさ」。

このように、一般人の生活に身近にありそうな物語というのがウケたんだと言えます。当時はサスペンスというと「シャーロックホームズ」「怪人二十面相」など日常とかけ離れたイメージでした。ですが、『点と線』は人々の身近にありそうな、ある種の「親近感」を抱かせたのではないでしょうか。
そういったものが、後世に残る作品として、今も書店に並んでいる理由かと思われます。

また、高級官僚の汚職を隠すために、犠牲になった「課長補佐」。社会的に上層にいる人の悪を暴き、下層の人々がつらい思いをしている、それを何らかの形で表現したいという、松本清張の「正義感」が感じられます。

我々は、何事かを始めるにも「これは役に立つのか」「収入アップ」になるかとか、即物的に考えがちです。しかし「自分はこれがしたい!」という純粋な動機「点」が大事なんじゃないかと、小生は勉強しました。「点」が「線」にならず、「点」のままで終わったとしても、まぁ「点」自体を楽しむつもりで、気軽に何かを始めても良いんじゃなかと思いました。
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.479
(5pt)

「直感」を信じる

「点が線になった」
という表現は、皆さんどこかで聞いたことはあると思います。

個人的には「スティーブ・ジョブス」のスピーチが頭に浮かびます。
彼がスタンフォード大学で、カリュキュラムに沿わず、自分が気がおもむくまま勝手に受講した授業内容「点」、それが意外にも、将来の事業立ち上げ時に役にたった「線になる」というものです。

では本書の「点」と「線」がいかなるものだったでしょうか。

【※注意:ここからはネタバレを含みますので、閲覧にご注意ください】

この物語は、福岡・香椎浜にて男女が横に並んだ死体一組が発見されるところから始まります。「心中」した光景そのものでした。

■「点」
・当地の鳥飼刑事が見つけた、男の方のポケットから見つかった「お一人様」の列車食堂の食事券。

⇒ 心中するほどの愛し合っている男女なのに、男が一人で食事をしたのはなぜか?

・東京駅にて、十三番線から十五番線の《あさかぜ》が見えるという、奇跡的な「四分間」。

⇒ 一日の中でたった「四分間」しかないというのに、この瞬間に、心中した男女の目撃情報があるということ。単なる偶然なのか?

上記のような小さな違和感から、ありきたりな「心中」として片付けられそうになっていたニュースが「事件性」があるのではないか、と福岡の鳥飼刑事とともに、東京の三原刑事も捜査を開始します。

三原刑事は、この「四分間」を仕掛けた男(〇〇省、出入り商人「安田」)がいたことを突き止めます・・・

この時点で、まったく事件性はない、という可能性の方が圧倒的に高い状況でした。安田が事件に絡んでいたとしたら、当初はその「動機」すら分かってないし、何よりも安田には鉄壁の「アリバイ」がありました。

最初は正式な捜査指示も出ていないのに、よく三原刑事は、捜査を始めたなぁという、読者として不自然な感じはありました。安田が犯人であるということは、雲をつかむような感じでした。

とはいえ、これこそが「点」ということだったのだといえます。何の見通しもない、ということが「点」です。結果として何も得るものがなかったとしても、突き進む「直感」に近いものだと思います。

上記の「点」の「違和感」に後押しされ、名探偵バリに、三原刑事は捜査を進め、これが図に当たって来ます。次第に状況も「汚職事件」が明るみ出て、正式な捜査となります。つまり「点」が「線」になってきたのです。

■「線」
・「お一人様」の食事券
  ⇒ 男が一人で福岡に着いたこと。女は途中
下車していた。
・東京駅での目撃談
⇒ 心中した男女は恋仲ではなく、
ただの知り合い程度の仲だった。
  にもかかわらず、「他殺」ではなく
「自殺」として判断されて、捜査が安田に
及ばないように、あたかも恋人同士で
あったように信じさせるための演出だった。

上記のことから端を発して、ついに安田が事件に関係していた事につながります。「心中」ではなく「事件」であったと、鳥飼・三原、両刑事の捜査が実を結ぶことになるのです!

「点」でしかなかったものが物語の終盤に「線」として様相を変えます。
要するに、「点が線になる」ということは、不確実だったものが、何らかの「成果」に結びつくということを改めて認識いたしました。

『点と線』は数多くの松本清張作品の中で、一番有名なものの1つです。その理由としては社会派サスペンスの先駆けとなったものとされています。
ただ、トリック自体は結局、飛行機を使って崩れるという短絡的なものとみなされがちです。終盤は鳥飼・三原刑事は手紙でやり取りして足早に小説は完結しています。実際二人が会っているのは、小説だと序盤の福岡に三原が行った一回きりです。

細かいところを突っ込めば物語の完成度は決して高くはありません。
しかしながら、『点と線』が人気たらしめるのはなぜでしょうか。

何回かドラマ・映画化されているという点もありますが、やはり鉄道サスペンスの先駆けとなったところではないでしょうか。当時、東京駅で十三番線から十五番線 が見通せる「四分間」は本当にあったらしいです!たくさんの人たちが、確かめに来たとのこと。
さらに「〇〇省の汚職事件 」という現実にありそうな事件です。それが明るみに出る「痛快感」と結局上層部は裁かれないという「やるせなさ」。

このように、一般人の生活に身近にありそうな物語というのがウケたんだと言えます。当時はサスペンスというと「シャーロックホームズ」「怪人二十面相」など日常とかけ離れたイメージでした。ですが、『点と線』は人々の身近にありそうな、ある種の「親近感」を抱かせたのではないでしょうか。
そういったものが、後世に残る作品として、今も書店に並んでいる理由かと思われます。

また、高級官僚の汚職を隠すために、犠牲になった「課長補佐」。社会的に上層にいる人の悪を暴き、下層の人々がつらい思いをしている、それを何らかの形で表現したいという、松本清張の「正義感」が感じられます。

我々は、何事かを始めるにも「これは役に立つのか」「収入アップ」になるかとか、即物的に考えがちです。しかし「自分はこれがしたい!」という純粋な動機「点」が大事なんじゃないかと、小生は勉強しました。「点」が「線」にならず、「点」のままで終わったとしても、まぁ「点」自体を楽しむつもりで、気軽に何かを始めても良いんじゃなかと思いました。
点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4)) Amazon書評・レビュー: 点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4))より
4334030041
No.478
(4pt)

丁寧な推理

有名かつ古い作品なので気負って読み始めたが、ストーリーもトリックも分かりやすく面白いもので、また推理に関してラスト丸々当てているのが理解しやすかった。黒幕を匂わせるのも物語に拡がりを感じられて良い。
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.477
(4pt)

丁寧な推理

有名かつ古い作品なので気負って読み始めたが、ストーリーもトリックも分かりやすく面白いもので、また推理に関してラスト丸々当てているのが理解しやすかった。黒幕を匂わせるのも物語に拡がりを感じられて良い。
点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4)) Amazon書評・レビュー: 点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4))より
4334030041