黒い樹海



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    7.00pt (10max) / 2件

    Amazon平均点

    3.71pt ( 5max) / 24件

    楽天平均点

    4.50pt ( 5max) / 2件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []B
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)1960年01月
    分類

    長編小説

    閲覧回数3,350回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数4

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    黒い樹海 新装版 (講談社文庫)

    2024年12月13日 黒い樹海 新装版 (講談社文庫)

    新聞社の文化部で各界の著名人たちと交流し、活躍していた姉信子に憧れていた妹の笠原祥子。楽しみにしていた東北旅行に出発した信子だが、行き先の仙台ではなく浜松で踏切事故に巻き込まれ亡くなったという、衝撃の知らせを祥子は受ける。確かに遺されたトランクは姉のもの。だが仕事の手帳がなくなっていた。二人きりの姉妹で、姉は今まで祥子に嘘はつかなかった。誰か同行者がいて、社会的立場上、事故現場から姉を見捨てて逃げ出したのではないか。運よく姉と同じ職場に勤務することになった祥子は、姉の仕事相手のクセの強い著名人たちに、疑いの目を向けていく。そんな中、先輩社員の野口知枝が多摩川川畔で何者かに殺された。この事件を機に社会部の青年記者吉井の協力も得て、姉の死の真相を追いかける祥子だが、手がかりとなる関係者が次々に不審死を遂げる。祥子の見立ては正しいのか? そして姉の死の驚くべき真相とは?  巨匠松本清張の正統派ミステリー、読みやすい新装版に!(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    黒い樹海の総合評価:7.42/10点レビュー 24件。Bランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.24:
    (3pt)

    ちょっとがっかり

    松本清張作品で、がっかりさせられたことはあまりない。まあ、そんなにたくさん読んではいないんですけどね。
    ただこの作品だけはちょっと・・・ いささか「がっかり」という心境にさせられた。他のレビュアーの方の書き込みを見ても、そう感じたのは自分だけではないようだ。

    ようするに話が単純すぎる。中盤から怪しいと思っていた人物が、そのまま犯人だった。ヒネリも何もない。あまり書くとネタバレになってしまうか。
    この作品は、ドラマ化もされたもので期待していたのだが、初期の作品のせいなのか、清張にしては作りが雑だ。

    まあ、他の作品は傑作が多い。★は3つにしたが、これは清張作品にもこういうのもあるという意味で、そうした。
    黒い樹海 新装版 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:黒い樹海 新装版 (講談社文庫)より
    4065378230
    No.23:
    (5pt)

    ミステリの原点がここにある!

    北川景子のドラマを見て、
    原作を読みたくなったのですが
    読む手が止まらないとはこのことで
    ミステリの原点がここにあるのだと
    改めて感じました!

    一気に読ませてしまう作品の強さは、
    さすが松本清張です。
    黒い樹海 新装版 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:黒い樹海 新装版 (講談社文庫)より
    4065378230
    No.22:
    (3pt)

    眼に優しい新装版

    没後30年を過ぎても旧作がこうして装いも新たに再刊される松本清張は、やはり大したものだ。
    本作は彼の推理小説としても最初期のもので、素人探偵モノ。捜査権を持たない民間人が肉親の不慮の死を巡る疑惑を追及するため苦心惨憺するわけだが、終幕は例によってやや駆け足に解決まで進んでしまう。今日の目で見ると、松本清張の作品は新聞や雑誌の連載物で、読者を退屈させまいとするサービス精神のせいか、無闇に殺人が起こるなど、展開が結構荒っぽくて再読するほどにその感は強い。現在、一流作家の長編ミステリは書き下ろしとして刊行されることも多く、松本清張がそのようにじっくり構成を練って作品を仕上げられる環境にあったら、もっとクオリティの高いものに出来たのではないかと思う。

    今回の新装版は活字を大きくしていて、視力の低下が気になる年齢になった者には大変有難い。一方で、旧版にあった著者略年譜や解説がなくなってしまったのは少々残念だ。作品の発表年代や、その当時の著者の執筆動向というのも作品を味わう上での要素だと思うので、旧版からの再録であっても解説は残して欲しい。
    黒い樹海 新装版 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:黒い樹海 新装版 (講談社文庫)より
    4065378230
    No.21:
    (4pt)

    さすが松本清張作品です

    偶然のバス事故から、連続殺人の犯人探しが始まる 終盤は急展開の感があるが、列車時刻や
    移動手段の推定は読み手をハラハラさせる
    一気に読ませるストーリー性は松本清張の
    真骨頂であ
    黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)Amazon書評・レビュー:黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)より
    406131176X
    No.20:
    (5pt)

    不特定少数の容疑者たち

    謎を解くために必要である登場人物の存在が、本当に重要な「実」のものなのか、不要な「虚」のものなのかは、読み進めないとわかりません。この二分法は、活字を読む場合と、映像を観る場合とでは、異なっていて、映像は、演ずる人間がそこに居るだけで、余計な先入見を与えてしまい、著者によって、読者あて、「虚」のものとして、あるいは「虚」に終わる可能性のあるものとしてのロジカルな配分を得ているはずのキャラクターが、「虚」にも「虚」に終わるかも知れない存在にもならない、「実」の存在に化けてしまうことがあるのです。

    ミステリー原作を改変して、脚本をつくられる方々は、この暫定的「虚」の消失を意識していただけたらなあ、と思います。

    本作は、不特定少数の容疑者たちのあいだに重要度をわりふる読者としての作業が、映像化では視聴者において吹き飛ぶ可能性をおおいにはらんでいるものです。もっとも、そうではあっても、名作であることに変わりはないと思います。
    黒い樹海―長編推理小説 (1962年) (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:黒い樹海―長編推理小説 (1962年) (カッパ・ノベルス)より
    B000JAK72C



    その他、Amazon書評・レビューが 24件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク