点と線

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

点と線の評価:

4.11/5点 レビュー 191件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.11pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全496件 101〜120 6/25ページ
No.396
(4pt)

場所と時間を使った巧妙なトリック

情死か他殺か。現代社会では絶対に成立しないであろう反抗隠しだが、ある2人が他者を巧妙に利用しつつ、情死に見せかけるトリックは秀逸。この計画的犯行は物理的にはまず奇跡的な確率でしか実行できないであろう点で、いくばくかの違和感があるがそれははさておき、官民の癒着といった社会批判を題材にしつつ、読者に余韻を残させるエンディングが非常に面白い。松本清張の本としては、砂の器、ゼロの焦点に続きて3作目だが、これが松本清張流なのだろうなと思う。
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.395
(4pt)

場所と時間を使った巧妙なトリック

情死か他殺か。現代社会では絶対に成立しないであろう反抗隠しだが、ある2人が他者を巧妙に利用しつつ、情死に見せかけるトリックは秀逸。この計画的犯行は物理的にはまず奇跡的な確率でしか実行できないであろう点で、いくばくかの違和感があるがそれははさておき、官民の癒着といった社会批判を題材にしつつ、読者に余韻を残させるエンディングが非常に面白い。松本清張の本としては、砂の器、ゼロの焦点に続きて3作目だが、これが松本清張流なのだろうなと思う。
点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4)) Amazon書評・レビュー: 点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4))より
4334030041
No.394
(4pt)

シンプルかつフェアでありながら、時代や人を感じるミステリ

汚職が取りざたされる某省の官僚と料亭の女中の遺体が福岡県の海岸で発見される。ありがちな情死事件と見られていたが、福岡県警のベテラン刑事、鳥飼重太郎は男の遺留品である領収書を不審に感じ、独自の調査を進める。省庁の汚職事件の観点から心中を疑う警視庁の三原紀一は、鳥飼の調査結果を受け、捜査の舞台を東京へと移す。女の同僚だった女中たちの証言をもとに、三原はある男を容疑者として固めるが、事件当日に北海道へ出張していた容疑者のアリバイは完璧だった。

殺人の発生以前の行動もあって序盤から疑わしい人物は明白で、犯人とその動機を隠す意図はない。完璧を誇る容疑者のアリバイをいかに崩すかに焦点が絞られた、典型的なハウダニット型のミステリとなっている。全体に無駄が少なくさばけた印象の作品で、人物の描写も作品として必要とされる最低限にとどめられている。そのこともあって、事件を捜査する主人公が序盤の福岡県警のベテラン刑事鳥飼から、中盤以降は警視庁の若手刑事・三原にリレーしても移行に違和感を感じない。トリックに派手さはないが、シンプルなだけに自然で、読み手を欺くことに重きを置いたミステリに抱くこともあるフラストレーションとは無縁だった。

発表当時の1958年頃を描いた作品は、今となってはある種の時代ものでもあり、現在とは大きく異なる空気感を感じることができた。おそらく作者は本作で時代や人を描くことを目的とはしていなかっただろうが、意図されていないミステリ以外の要素も楽しめた。作品の結末にもかかわる組織における不条理さは、政治や大企業をはじめとした昨今の報道にも相通じるものがあり、物思わせられる。真犯人の真意についても、あくまで対象から離れた控えめな描き方が好印象で、くどくどしい人物描写よりもかえって感慨深い。

作品自体は読んでいなくても、語彙として目にする機会も多い「点と線」は、約250ページという多くはない紙数もあって機能的でシンプルな作風でありながらも、人間や時代を感じさせる魅力を併せもつ作品だった。
点と線 Amazon書評・レビュー: 点と線より
4334950108
No.393
(4pt)

シンプルかつフェアでありながら、時代や人を感じるミステリ

汚職が取りざたされる某省の官僚と料亭の女中の遺体が福岡県の海岸で発見される。ありがちな情死事件と見られていたが、福岡県警のベテラン刑事、鳥飼重太郎は男の遺留品である領収書を不審に感じ、独自の調査を進める。省庁の汚職事件の観点から心中を疑う警視庁の三原紀一は、鳥飼の調査結果を受け、捜査の舞台を東京へと移す。女の同僚だった女中たちの証言をもとに、三原はある男を容疑者として固めるが、事件当日に北海道へ出張していた容疑者のアリバイは完璧だった。

殺人の発生以前の行動もあって序盤から疑わしい人物は明白で、犯人とその動機を隠す意図はない。完璧を誇る容疑者のアリバイをいかに崩すかに焦点が絞られた、典型的なハウダニット型のミステリとなっている。全体に無駄が少なくさばけた印象の作品で、人物の描写も作品として必要とされる最低限にとどめられている。そのこともあって、事件を捜査する主人公が序盤の福岡県警のベテラン刑事鳥飼から、中盤以降は警視庁の若手刑事・三原にリレーしても移行に違和感を感じない。トリックに派手さはないが、シンプルなだけに自然で、読み手を欺くことに重きを置いたミステリに抱くこともあるフラストレーションとは無縁だった。

発表当時の1958年頃を描いた作品は、今となってはある種の時代ものでもあり、現在とは大きく異なる空気感を感じることができた。おそらく作者は本作で時代や人を描くことを目的とはしていなかっただろうが、意図されていないミステリ以外の要素も楽しめた。作品の結末にもかかわる組織における不条理さは、政治や大企業をはじめとした昨今の報道にも相通じるものがあり、物思わせられる。真犯人の真意についても、あくまで対象から離れた控えめな描き方が好印象で、くどくどしい人物描写よりもかえって感慨深い。

作品自体は読んでいなくても、語彙として目にする機会も多い「点と線」は、約250ページという多くはない紙数もあって機能的でシンプルな作風でありながらも、人間や時代を感じさせる魅力を併せもつ作品だった。
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.392
(4pt)

シンプルかつフェアでありながら、時代や人を感じるミステリ

汚職が取りざたされる某省の官僚と料亭の女中の遺体が福岡県の海岸で発見される。ありがちな情死事件と見られていたが、福岡県警のベテラン刑事、鳥飼重太郎は男の遺留品である領収書を不審に感じ、独自の調査を進める。省庁の汚職事件の観点から心中を疑う警視庁の三原紀一は、鳥飼の調査結果を受け、捜査の舞台を東京へと移す。女の同僚だった女中たちの証言をもとに、三原はある男を容疑者として固めるが、事件当日に北海道へ出張していた容疑者のアリバイは完璧だった。

殺人の発生以前の行動もあって序盤から疑わしい人物は明白で、犯人とその動機を隠す意図はない。完璧を誇る容疑者のアリバイをいかに崩すかに焦点が絞られた、典型的なハウダニット型のミステリとなっている。全体に無駄が少なくさばけた印象の作品で、人物の描写も作品として必要とされる最低限にとどめられている。そのこともあって、事件を捜査する主人公が序盤の福岡県警のベテラン刑事鳥飼から、中盤以降は警視庁の若手刑事・三原にリレーしても移行に違和感を感じない。トリックに派手さはないが、シンプルなだけに自然で、読み手を欺くことに重きを置いたミステリに抱くこともあるフラストレーションとは無縁だった。

発表当時の1958年頃を描いた作品は、今となってはある種の時代ものでもあり、現在とは大きく異なる空気感を感じることができた。おそらく作者は本作で時代や人を描くことを目的とはしていなかっただろうが、意図されていないミステリ以外の要素も楽しめた。作品の結末にもかかわる組織における不条理さは、政治や大企業をはじめとした昨今の報道にも相通じるものがあり、物思わせられる。真犯人の真意についても、あくまで対象から離れた控えめな描き方が好印象で、くどくどしい人物描写よりもかえって感慨深い。

作品自体は読んでいなくても、語彙として目にする機会も多い「点と線」は、約250ページという多くはない紙数もあって機能的でシンプルな作風でありながらも、人間や時代を感じさせる魅力を併せもつ作品だった。
点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4)) Amazon書評・レビュー: 点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4))より
4334030041
No.391
(4pt)

作品に瑕疵がありさらに決定的に古臭くなってしまっている

本作のミステリとしての基本枠組みはなかなか優れている。さらに企業と官公庁の汚職がからんでくるのも当時の小説としては新鮮だ−−当時としては。しかしトリックに幾つか瑕疵がある。関係のないある人達をある場所に数分の正確さで集めることができるか、とか、被害者の一人をどうやったら途中下車させることができるかとかである。くわえて今となっては致命傷なのはメイントリックについて「パンがなければお菓子を食べ」ればいいことに刑事たちがなかな気づかないことである。これを「古典」だから仕方がないと古い探偵小説が指紋や硝煙反応を無視していることと同列に扱えるかどうかで、あなたにとっての『点と線』の評価が決まるのではないだろうか。
点と線 Amazon書評・レビュー: 点と線より
4334950108
No.390
(4pt)

作品に瑕疵がありさらに決定的に古臭くなってしまっている

本作のミステリとしての基本枠組みはなかなか優れている。さらに企業と官公庁の汚職がからんでくるのも当時の小説としては新鮮だ−−当時としては。しかしトリックに幾つか瑕疵がある。関係のないある人達をある場所に数分の正確さで集めることができるか、とか、被害者の一人をどうやったら途中下車させることができるかとかである。くわえて今となっては致命傷なのはメイントリックについて「パンがなければお菓子を食べ」ればいいことに刑事たちがなかな気づかないことである。これを「古典」だから仕方がないと古い探偵小説が指紋や硝煙反応を無視していることと同列に扱えるかどうかで、あなたにとっての『点と線』の評価が決まるのではないだろうか。
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.389
(4pt)

作品に瑕疵がありさらに決定的に古臭くなってしまっている

本作のミステリとしての基本枠組みはなかなか優れている。さらに企業と官公庁の汚職がからんでくるのも当時の小説としては新鮮だ−−当時としては。しかしトリックに幾つか瑕疵がある。関係のないある人達をある場所に数分の正確さで集めることができるか、とか、被害者の一人をどうやったら途中下車させることができるかとかである。くわえて今となっては致命傷なのはメイントリックについて「パンがなければお菓子を食べ」ればいいことに刑事たちがなかな気づかないことである。これを「古典」だから仕方がないと古い探偵小説が指紋や硝煙反応を無視していることと同列に扱えるかどうかで、あなたにとっての『点と線』の評価が決まるのではないだろうか。
点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4)) Amazon書評・レビュー: 点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4))より
4334030041
No.388
(5pt)

はらはらするサスペンス

有名な作品で、読んでみたくて買いました。面白かったです。
点と線 Amazon書評・レビュー: 点と線より
4334950108
No.387
(5pt)

はらはらするサスペンス

有名な作品で、読んでみたくて買いました。面白かったです。
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.386
(5pt)

はらはらするサスペンス

有名な作品で、読んでみたくて買いました。面白かったです。
点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4)) Amazon書評・レビュー: 点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4))より
4334030041
No.385
(3pt)

今に通じるものが・・・

汚職の張本人、また、事件の黒幕とも言える官僚が、出世という顛末は、昔も今も変わらないんだなぁ、と改めて思い知りました。代表作で、気になっていた作品でしたが、敷居が高く、初清張でした。読み応えがありました。
点と線 Amazon書評・レビュー: 点と線より
4334950108
No.384
(3pt)

今に通じるものが・・・

汚職の張本人、また、事件の黒幕とも言える官僚が、出世という顛末は、昔も今も変わらないんだなぁ、と改めて思い知りました。代表作で、気になっていた作品でしたが、敷居が高く、初清張でした。読み応えがありました。
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.383
(3pt)

今に通じるものが・・・

汚職の張本人、また、事件の黒幕とも言える官僚が、出世という顛末は、昔も今も変わらないんだなぁ、と改めて思い知りました。代表作で、気になっていた作品でしたが、敷居が高く、初清張でした。読み応えがありました。
点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4)) Amazon書評・レビュー: 点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4))より
4334030041
No.382
(5pt)

時代の違いで損をしている部分はあるが、なお読み応えはあった

松本清張の推理小説の代表作品の一つであるだけのことはあって、読み応えがあり内容もすんなり頭の中に入ってきて面白かったです。
清張の作品はこの作品を含めて映画化やドラマ化されているものも多いようですが、元となるアイデアを出してゼロから作品を生み出したのは原作者であるので、その小説も一度は読んでみてほしいです。

こまかい部分ではありますが、この小説が最初に雑誌の連載が始まったのが昭和32年(1957年)ということなので60年以上前のこととなり、飛行機を使った移動などは現代なら当たり前すぎて推理小説のトリックとしては意外性の薄さは感じました。
また、料亭の女中お時を犯行に利用するために東京から博多まで何日も連れまわしていることにも、たいした理由もなしにそんなに従順に従うものかという不自然さも感じました。

しかし、一見男女の心中事件と考えてほとんど疑いようのない完全犯罪を、東京駅や札幌駅での目撃証言が偶然としては出来すぎている点や、女と心中に向かう途中の佐山が一人で食堂車で食事をしていることが不自然である点など、そこから逆に犯行の証拠をあぶり出していく過程は、精緻で飽きさせないものであり、良く出来ていると思いました。

香椎駅周辺で目撃された男女が誰なのか、一組だけなのかにも興味をひかれました。
点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4)) Amazon書評・レビュー: 点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4))より
4334030041
No.381
(5pt)

時代の違いで損をしている部分はあるが、なお読み応えはあった

松本清張の推理小説の代表作品の一つであるだけのことはあって、読み応えがあり内容もすんなり頭の中に入ってきて面白かったです。
清張の作品はこの作品を含めて映画化やドラマ化されているものも多いようですが、元となるアイデアを出してゼロから作品を生み出したのは原作者であるので、その小説も一度は読んでみてほしいです。

こまかい部分ではありますが、この小説が最初に雑誌の連載が始まったのが昭和32年(1957年)ということなので60年以上前のこととなり、飛行機を使った移動などは現代なら当たり前すぎて推理小説のトリックとしては意外性の薄さは感じました。
また、料亭の女中お時を犯行に利用するために東京から博多まで何日も連れまわしていることにも、たいした理由もなしにそんなに従順に従うものかという不自然さも感じました。

しかし、一見男女の心中事件と考えてほとんど疑いようのない完全犯罪を、東京駅や札幌駅での目撃証言が偶然としては出来すぎている点や、女と心中に向かう途中の佐山が一人で食堂車で食事をしていることが不自然である点など、そこから逆に犯行の証拠をあぶり出していく過程は、精緻で飽きさせないものであり、良く出来ていると思いました。

香椎駅周辺で目撃された男女が誰なのか、一組だけなのかにも興味をひかれました。
点と線 Amazon書評・レビュー: 点と線より
4334950108
No.380
(5pt)

時代の違いで損をしている部分はあるが、なお読み応えはあった

松本清張の推理小説の代表作品の一つであるだけのことはあって、読み応えがあり内容もすんなり頭の中に入ってきて面白かったです。
清張の作品はこの作品を含めて映画化やドラマ化されているものも多いようですが、元となるアイデアを出してゼロから作品を生み出したのは原作者であるので、その小説も一度は読んでみてほしいです。

こまかい部分ではありますが、この小説が最初に雑誌の連載が始まったのが昭和32年(1957年)ということなので60年以上前のこととなり、飛行機を使った移動などは現代なら当たり前すぎて推理小説のトリックとしては意外性の薄さは感じました。
また、料亭の女中お時を犯行に利用するために東京から博多まで何日も連れまわしていることにも、たいした理由もなしにそんなに従順に従うものかという不自然さも感じました。

しかし、一見男女の心中事件と考えてほとんど疑いようのない完全犯罪を、東京駅や札幌駅での目撃証言が偶然としては出来すぎている点や、女と心中に向かう途中の佐山が一人で食堂車で食事をしていることが不自然である点など、そこから逆に犯行の証拠をあぶり出していく過程は、精緻で飽きさせないものであり、良く出来ていると思いました。

香椎駅周辺で目撃された男女が誰なのか、一組だけなのかにも興味をひかれました。
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.379
(5pt)

読み進める程に遅れて納得する自分の推理を楽しみました。

時刻表を駆使したその後の推理小説の始まりかと思いながら読み進め楽しめた。
点と線 Amazon書評・レビュー: 点と線より
4334950108
No.378
(5pt)

読み進める程に遅れて納得する自分の推理を楽しみました。

時刻表を駆使したその後の推理小説の始まりかと思いながら読み進め楽しめた。
点と線 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 点と線 (新潮文庫)より
4101109184
No.377
(5pt)

読み進める程に遅れて納得する自分の推理を楽しみました。

時刻表を駆使したその後の推理小説の始まりかと思いながら読み進め楽しめた。
点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4)) Amazon書評・レビュー: 点と線―長編推理小説 (カッパ・ノベルス (11-4))より
4334030041