祝祭と予感
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祝祭と予感の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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「蜜蜂と遠雷」に登場する人物のスピンオフ作品で、コンクールの前後で起きている様々な人間ドラマ。 | ||||
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直木賞と本屋大賞をダブル受賞し、映画もヒットした「蜜蜂と遠雷」のスピンオフ短編集。ピアノ国際コンクールで競ったメンバーや関係者らの、前日譚、後日譚となる短編計6編が収められており、「蜜蜂…」既読の方なら「ほほお」となるストーリーが展開する。個人的には「鈴蘭と階段」のエピソードが特に気に入った。ちょっと出来すぎの感はあるが、とてもいいお話し。本作を読むこととで「蜜蜂…」の世界観がより深まるので、「蜜蜂…」を読んで感動した方はぜひ読むべきだろう。 ところで、物語は本の3分の2くらいで終わり、あとは著者によるエッセイ集となっている。 | ||||
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『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ短編集。 元の作品が長大重厚なゴルドベルク変奏曲とすれば、本作はピアノ小品集(エリーゼのために等が入っているタイプの)。 おまけとして、音楽にまつわる著者のエッセイも載っていて、こちらには著者の音楽歴や本作の執筆秘話があり楽しめる。 | ||||
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本編が大好きで、大きな期待と共に意気込んで読み始めたので、あっさり読み終えてしまった時は、もうおしまい?と、少し拍子抜けする感じがありました。 また、他の方もレビューに書いていらっしゃいますが、後半がコラムなので、小説を思い切り楽しみたい方は、がっかりされる場合があるかもしれません。 あのキャラクター達に再会できたのは、嬉しかったです。 | ||||
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前に読んだ『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ短編集とエッセイ集。 音楽と料理の味は、僕にとっては言語化するのがとても難しい対象だ。 コンサートや食事の後の感想はどうしても陳腐で幼稚なものになってしまうのはなぜだろう。視覚的な対象だとそんなこともないのだが、人によって得手不得手があるのだろうか。 前作とこれは、恩田さんはどのように音楽を言語化しているのだろうというテーマで読んでいた。そのような目で見ると、音楽や音をあまり語るのではなく周囲の描写によって読者の耳に音楽を再現させているような気がした。 宮崎駿は美しい景色を見せる時、すごい背景画を用意するのではなく、すごい景色を見た人の目の輝きで美しい景色を想像ささるという。 なるほどと思うが、どっちみち難しのである。 | ||||
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大作『蜜蜂と遠雷』の重厚さに比べると、本書は随分と手頃な装丁本で活字も大きい。目次を見れば、六つあるエピソード(逸話)の章名の最初と最後の漢字を組合わせて書名『祝祭と予感』と名付けられたことに気付く。 本編『蜜蜂と遠雷』の続編を期待した読者には、気楽に読めそうなエピソードも、本伝に対する外伝といった余話でも、作品キャラクター(登場人物)との再会がとても嬉しい。 国際ピアノコンクール上位入賞者(マサル、亜夜、風間塵)の後日譚・前日譚も興味深いが、個人的には、課題曲作曲家の菱沼忠明や亜夜の親友たる浜崎奏に関する脇役らしからぬ零れ話がとりわけ面白かった。 五線譜に記された音符記号の集まりから甘美で壮麗な「音楽」の調べで至福の時間が醸し出されるように、原稿用紙かパソコン画面かは知らないが、作家恩田陸が紡ぐ「物語」も悠久の未来に向かって今後も豊饒かつ芳醇な香りを振り撒き続けて欲しいと願う…。 | ||||
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