(短編集)
逃亡小説集
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逃亡小説集の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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2018年から19年に雑誌掲載された4作品を集めた短編集。家族、友人、職場、地域社会など逃げ切れないことが分かっているものから衝動的に逃げ出す人々を描いた人間ドラマである。 | ||||
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スルスルと読める感じの短編集。 ①逃げろ九州男児⇒パトカーぶっちぎりアメリカンムービー的逃亡劇 ②逃げろ純愛⇒女教師と高校生の禁断の愛の果ての逃亡劇 ③逃げろお嬢さん⇒碧いうさぎを唄ってた元アイドル的逃亡劇 ④逃げろミスターポストマン⇒郵便物放棄で流氷の海へ逃亡劇 私が一番好きな話は、④でした。 「犯罪小説集」を以前に読み、そのリアル事件的な面白さから、今回 本作品を読みましたが、全体的に展開が読めてやや残念な感じでした。 | ||||
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『ああ、俺、もしかしたらずっと逃げたかったのかも』 ヒリヒリした緊迫感の中で逃亡の果てにつぶやいた者の言葉だ。4つの短編のどれもが、ふとしたことがきっかけで逃げなければならなかった者たちの、明日は我が身の物語である。 どのお話も、つい先日テレビのニュースで見たようなリアルな現実感がある。逃亡するだけの犯罪を犯したということよりも、ごくまっとうな人々が事件を起こし逃げるまでの過程がストンと腑に落ちて共感を呼ぶ。作者 吉田修一さんの、人間の心の動きを見つめる目が好きだ。優しい。 ふと、偉大な社会派推理作家、松本清張さんを思い出す。松本清張さんも犯罪の背景と、罪を犯した者の心理に共鳴を覚える描き方をする人だった。 この逃亡小説集、緊迫感の中にも読みやすい展開が気持ちいい。 | ||||
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逃亡という共通項のある短編だけど、地域という共通点もある。北九州の工場とマル暴、網走の極寒と漁師や地方歓楽街...生まれ育った街で、その土地に馴染んだ生活をしている人々の物語でもある。本当に逃げたかったのはそんな生活かも。全力で逃げたいかといえば、そうと言い切れず。 1話1話で見ると⭐︎3かなと思うけど、最終話を読んで地域性が繋がったことで⭐︎4。 それぞれの地域の雰囲気を伝える視点が、この作家らしくて好き。 | ||||
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『国宝』が初めての出会いで、そこから何作品か読みました。どれも大変興味深い作品でしたので、期待が大きかっただけに、少し趣の違うこの作品には肩すかしをくった感じでした。とは言え、あくまでも個人的な感想ですので。 | ||||
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期待していた割には、そうでもなかった。 残念。 | ||||
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