ウォーターゲーム



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初公開日(参考)2018年05月
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長編小説

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ウォーターゲーム (幻冬舎文庫)

2020年08月06日 ウォーターゲーム (幻冬舎文庫)

突如ダムが決壊し、濁流が町を呑み込んだ。水道民営化の利権に群がる政治家や企業による爆破テロ!?秘密組織エージェントの鷹野一彦と田岡亮一は次の爆破計画を阻止するために奔走するが、事件の真相に迫るスクープ記事が政財界を揺るがす大スキャンダルを巻き起こす。テロの首謀者は、そしてこの情報戦を制する者は誰か。シリーズ三部作完結!(「BOOK」データベースより)




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ウォーターゲームの総合評価:7.24/10点レビュー 25件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

世界の水戦争を先取りしたスパイアクション

産業スパイ「AN通信」の鷹野一彦シリーズ、三部作の第3作。日本とアジアを舞台にした水戦争を描いた国際謀略アクション作品である。
35歳で退職年齢を迎えようとしている主人公・鷹野一彦と部下の田岡たちが挑むのは、日本のみならず、中央アジアの水道事業の民営化を巡る巨大な利権争いである。登場する人物すべてが欲望を隠さず、誰が悪人で誰が正義の味方なのかは判別不能。非情な策謀と陰謀にまみれたコンゲームとアクションが繰り返される。そんな中に、世の中から取り残された子供たちのサバイバルや友情、情愛などが効果的にちりばめられている。
政治的なメッセージを持つ社会派小説とも読めるのだが、それ以前に娯楽アクション小説として楽しめる作品である。日本人作家のこのジャンルの作品としては、かなり上質。幅広いアクション小説ファンにオススメできる。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.24:
(4pt)

映画向きの設定

この作品は「太陽は動かない」、「森は知っている」に続く、3部作の最終編である。作者は初めから娯楽作品を書くことに徹底しているようで、場面の切り替えの速さは、映画を見ているようで、サスペンスも政治的利益のためには何でもする政治屋やその取り巻きの予定調和的な動きは興味を惹くが、どうにも現実感に乏しいのが難である。
ウォーターゲームAmazon書評・レビュー:ウォーターゲームより
4344032985
No.23:
(3pt)

読み物

どうにも動きの遅い読み物で淡々としてときめかない感じです。
ウォーターゲームAmazon書評・レビュー:ウォーターゲームより
4344032985
No.22:
(4pt)

ディテールが雑ではなく、作品世界に心地よく浸らせてくれた

吉田修一『ウォーターゲーム』、大沢在昌『爆身』、天童荒太『ペインレス』と併せて、3冊を同時にレビューしておきたい。
『ウォーターゲーム』は、AN通信という産業スパイ組織を主人公にしたシリーズの最新刊で、水を支配しようとする多国籍企業が日本のダムを爆破するというシーンから始まり、タイ、カンボジア、インドネシア、香港、イギリス、中央アジアを舞台に荒唐無稽な活劇が展開していく。
『爆身』は、ボディーガード・キリのシリーズの最新刊で、依頼をしてきたニュージーランドのフィッシングガイドが、打ち合わせで面会する直前に爆燃して死亡してしまう。
そこから、人を呪い殺す集団が登場したりして、これまた荒唐無稽な展開になる。
『ペインレス』は、心に痛みを感じない、進化した人類の女性の登場と、体の痛みをテロ事件によって喪った男との物語で、当然、荒唐無稽である。
が、小説は荒唐無稽な世界に引き込んでくれれば成功だから、それ自体は歓迎である。
むしろ問題は、ディテールなどで、入っていきたいのを邪魔する要素が残っていくことの方である。
その点で、『ペインレス』、『ウォーターゲーム』はディテールが雑ではなく、荒唐無稽な世界に心地よく浸らせてくれた。
これに対して『爆身』はディテールが粗くて、入り込めないのである。
その違いは、大沢が多作で1冊にかける執筆期間が他の二人と比べて短すぎることに理由があるのではないかと感じる。
それから編集者との付き合い方とうか執筆スタイルもあるのではないだろうか。
例えば、『爆身』では、一連の会話の中で、「殺されたのか?」という言葉が、同じ人間から二度も発せられる。
そのすぐ前で否定されているのだから、もう一度同じやり取りになるのはどう考えても変であり、編集者が読んで指摘すれば、こんなのは残らないはずだ。
『ペインレス』のあとがきに、ヒントがあった。
「(担当編集者は)わたしの筆の運びが鈍くなったときは厳しく叱咤し、表現の一つ一つに注意を払ってくれました」
「(もう一人の編集者も)冷静な批評と熱い励ましによって執筆を支えてくれました。原稿を渡すたびに返ってくる、鋭い読み込みと読者への射程を精確に測った彼の感想を弾みにして、次の地点へ、また次の目標まで、と筆を動かし続けたのです」
「(校正者の方々は)表現に対する的確かつ丁寧な指摘は、作品はもちろん、作家個人の成長も助けてくれています」
こういった、関係が作品に結実していると確かに読んでいて感じるのである。
大沢作品には、それが感じられなくなってきている。
そこが残念だ。
ウォーターゲームAmazon書評・レビュー:ウォーターゲームより
4344032985
No.21:
(4pt)

現在、日本国内においては、水源地が外資に買収されています

日本の過疎地では、民営化による、高額すぎる水道料金が話題になりました。
 事実、海外では、水道事業民営化による料金の高額と質の低下が問題になっており、
支払えない人達が汚染水を利用することで、伝染病の蔓延を引き起こしましたね。
 この物語では、標的となった日本のダムだけではなく、キルギスが大問題を抱えることになりますが、
決して有り得ないことではないでしょう。
 コロナ渦で衛生問題が問われる中、多くの人類が直面する問題です。

 現実の社会においても、家庭内でのDV被害が増加傾向ですが、深刻な家庭内暴力のせいで、
「能力が足りない故、必要とされていない」と激しく疎外感を抱きつつ、
それでも、大事件の渦中に入り込むことにより、その問題も解決する様は、救いです。
ウォーターゲームAmazon書評・レビュー:ウォーターゲームより
4344032985
No.20:
(5pt)

ダイナミックな展開とスピード感。面白い。

鷹野一彦シリーズ3部作完結篇、前作の「森は知っている」を読んでいると物語の展開が更に面白くなる。この3部作の中では最もスピード感のある作品。エンターテイメント作品。「怒り」の様な重々しさは無い。
ウォーターゲームAmazon書評・レビュー:ウォーターゲームより
4344032985



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