湖の女たち



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
湖の女たち
(違う表紙に投票したい場合もこちらから)

オスダメ平均点

7.00pt (10max) / 1件

5.40pt (10max) / 5件

Amazon平均点

2.53pt ( 5max) / 36件

楽天平均点

2.91pt ( 5max) / 86件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
1pt
サイト内ランク []D
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

45.00pt

41.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2020年10月
分類

長編小説

閲覧回数1,174回
お気に入りにされた回数1
読書済みに登録された回数8

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

湖の女たち

2020年10月29日 湖の女たち

琵琶湖近くの介護療養施設で、百歳の男が殺された。捜査で出会った男と女―謎が広がり深まる中、刑事と容疑者だった二人は、離れられなくなっていく。一方、事件を取材する記者は、死亡した男の過去に興味を抱き旧満州を訪ねるが…。昭和から令和へ、日本人が心の底に堆積させた「原罪」を炙りだす、慟哭の長編ミステリ。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

湖の女たちの総合評価:5.11/10点レビュー 37件。Dランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

前半はハラハラするんだけど・・・

2018~19年に週刊誌連載されたものを加筆・改稿した長編小説。老人介護施設での殺人事件をきっかけに、人間の闇の深さを抉り出そうとしたヒューマンドラマである。
琵琶湖の湖畔にある老人介護施設で100歳の男性が人工呼吸器が止まったために死亡した。機械の故障か人為的なものなのか? 警察は女性介護士の犯行を疑い、執拗に追い詰めていく。その過程で出会った刑事・濱中と介護士・佳代は互いの欲望をぶつけ合うことで関係を深めていくようになる。一方、30年前の薬害事件を取材していた週刊誌記者・池田は現場が近かったことから介護施設の事件も取材することになったのだが、殺人事件の被害者は薬害事件に関係がある疑いが出てきた。さらに調査を進めると、薬害事件の背後には満州での731部隊の存在がかかわっているようだった・・・。
介護施設での殺人、薬害事件、731部隊という3つのエピソードが絡み合い、さらに尋常ではない男女の関係性が重ねられ、きわめて複雑な構成の物語である。そのため前半部分ではひりひりするサスペンスがあるのだが、最後にはすべてを放り投げたようなエンディングで、最初に広げすぎた大風呂敷が上手くたためなかったような、肩透かしを食らった感じが残ってしまうのが残念。
「悪人」や「怒り」を超えるレベルではないが、吉田修一らしい悪意を秘めたミステリーとして、吉田修一ファンにはおススメできる。

iisan
927253Y1
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.36:
(4pt)

時代も空間も交錯するサスペンス

老人介護施設での不可解な入所者の死。その背景に潜む、選民主義的思考。そして平房湖と琵琶湖。時代は遡り、731部隊の人体実験と、そして現代に起こった津久井やまゆり園の凄絶な事件。それらがなんらかのトリガーとなり、見えない糸で繋がった少年少女らの事件との関わり。色のない世界から夕映えと夜明けの湖で繰り広げられる鮮やかな色彩。人間の持つ多面性。何か比較対象するものがあって初めて感覚が生まれるように、この物語は関係と対比の中で進んでいく。
湖の女たちAmazon書評・レビュー:湖の女たちより
4104628077
No.35:
(4pt)

少し盛り込みすぎかと思いながらも

ふわっとしたものも書けるけど
こんなにダ-クなものも書ける
その芯にあるのは
人間の奥底に潜む深層心理を物語として
読者に提供するプロの小説家魂なのか
と思いながら読了
湖の女たちAmazon書評・レビュー:湖の女たちより
4104628077
No.34:
(4pt)

海ではなく湖、なんだな。

展開が読めない
引き込まれていく
きれいな景色と、酷い場面との差が大きくて。時々読み進めにくい、読むのを辞めてみたり、でもやっぱり気になり、読んだのですけど。

なんでなんだろ、、と今も残る伏線?の跡形が、、
でも、もう一度読むのは体力的に無理だ。
湖の女たちAmazon書評・レビュー:湖の女たちより
4104628077
No.33:
(1pt)

ガックリ・・。

画家、諏訪敦氏の推薦文が眼に留まり初読・・・老人の死、介護士、刑事、薬害、731部隊、異常な性愛、湖が、ごちゃ混ぜに絡み合うが、美しいと云われる文体は何処に?・・諏訪氏の解説文は美しかった(だから、もう2冊読んでみます)高村薫、太田愛が懐かしい・・。
湖の女たちAmazon書評・レビュー:湖の女たちより
4104628077
No.32:
(3pt)

悪い方の吉田修一

介護施設殺人
刑事2人の恫喝・違法取り調べ。
介護士・佳代へのサドマゾ的執着。
100歳の殺された施設の男性は、何故か?
731部隊の生き残り、
そして薬害エイズ事件へ・・・
非常に消化不良でした。
映画を観てからの読書でしたが、
平易な文章のわりに気色悪いさくひん。
湖の女たちAmazon書評・レビュー:湖の女たちより
4104628077



その他、Amazon書評・レビューが 36件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク