永遠と横道世之介
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永遠と横道世之介の総合評価:
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2021年から23年の新聞連載に加筆・修正した、横道世之介シリーズの第三作(本サイトでは2012年11月初公開になっているが、2023年5月が刊行月)。39歳になった世之介が、相も変わらず周辺の人々を変えていくヒューマン・ドラマである。 | ||||
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人生のバイブルです。 生き疲れて、ちょっと心がもつれたときに読んでいます。 自分の人生でも、どこかで世之介と出会っているような気がして、振り返ってしまいます。しかし、どこにでもいそうで、どこにもいないのが、世之介の魅力なのかもしれません。 続編もありますが、まずはこの一冊だけでも完結しているので、気楽に読んでほしいです。 | ||||
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本書は、横道世之介シリーズの完結編であり、38歳から39歳にかけてのカメラマンの 日常生活を描く。舞台は、2007年9月~2008年8月の東京吉祥寺と鎌倉。最後は15年 後の2023年の出来事で締めくくられる。 連載はコロナ禍であったが、それへの言及はないものの、人とのつながり(死者も含 めて)や日常の細部について思いをめぐらせるように物語は進行していく。その中で、 主人公の元彼女と今彼女が人生の1日について同じような感想をもらすのが印象的。 「どんな境遇であっても、こんな1日があれば、自分の人生は満足であると思えるよ うな1日」。本書を読み終え、そんな1日を過ごす、あるいは積み重ねていくように と促された。またその内容が、E.フロム『正気の社会』(中公バックス)の人生観と 通底しているようにも思えた。たとえば、次の一節。 我々の希望のうちの多くのものが裏切られる。人生には苦痛と努力が伴う。(略) 一方、幸福な愛のひと時や、ある晴れた朝に息を吸い込んだり、散歩したり、新鮮な 空気を嗅いだりする喜びが、人生に含まれるすべての苦痛や努力に値しないとは誰に も言えないだろう。(351頁)(表記一部変更) なお、本書を読む1日の喜びは、「人生に含まれるすべての苦痛や努力に値しないと は誰にも言えないだろう」といった感想をもっていただけるような1冊である。 | ||||
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まず良かったのが、九州から東京に来た大学一年生・横道世之介(よこみち よのすけ)、十八歳のキャラクター。のんびりとしたマイペースの性格。友人と付き合う姿だとか、失敗にめげないお調子者のところだとか。世之介の言動に、心がなごみましたわ。 登場人物のキャラってことでは、与謝野祥子(よさの しょうこ)もインパクトあったなあ。当初の印象からすると、まあ、信じられないほど変わっていく彼女の変身ぶりには、びっくりしました。拍手したくなりました。 話の構成という点で印象に残ったんは、突然、話が二十数年後へと飛ぶシーン。何ヵ所かあるそのシーンでは、世之介と関わりを持った登場人物たちの未来の風景が描かれるんだけど、このシーンで彼らが世之介のことを思い出すくだりがとっても良くて‥‥。目頭が熱くなって、もう、たまらんかったです。 | ||||
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上下巻を読み終わり、どうしても言いたいこと。 高良健吾くんゴメン。 なぜか今回は世之介役。 堺雅人さんの顔しか浮かんでこなかった。 その他、映画化、ドラマ化の際の配役ばかり頭に浮かんで仕方なかった。 笑っては泣かされ、泣かされては笑うの波状攻撃。 ふんわりとした各人の最期よりも、至る経緯こそが重かったが、 それでも重く悲しくし過ぎないラストがシリーズ通してのスタイルなんだろう。 それがだから後を引いてしまう。 それが本当に罪だと唸ってしまう。 | ||||
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このシリーズは電子書籍で 全部持っています。 心に住み着いてしまうような 不思議な癒やしの世之介… 紙の本でも欲しくて購入。 中古ですがとてもきれいな状態でした。 | ||||
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