猫を抱いて象と泳ぐ



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初公開日(参考)2009年01月
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長編小説

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猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)

2011年07月08日 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)

「大きくなること、それは悲劇である」。この箴言を胸に十一歳の身体のまま成長を止めた少年は、からくり人形を操りチェスを指すリトル・アリョーヒンとなる。盤面の海に無限の可能性を見出す彼は、いつしか「盤下の詩人」として奇跡のような棋譜を生み出す。静謐にして美しい、小川ワールドの到達点を示す傑作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

猫を抱いて象と泳ぐの総合評価:8.68/10点レビュー 140件。Aランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

猫を抱いて象と泳ぐの感想

これといった話しのてんかいもなく
淡々と進み
読み手が人物の心情をつくる小説だと思う。
読んでいるとなんとなく
淋しく悲しくなる。
それでも最後まで読んでしまう。

jethro tull
1MWR4UH4
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

超越した独特の世界観を堪能。

この小説はとても些細な小説だ。「静」の小説。
物語に大きな事件があるわけでもなく、独特の世界の中で小さい主人公がからくり人形を操ってチェスを指し、チェスを通して人の優しさ、怖さ、喜び、悲しみ、恋を知っていく物語。
表現が難しいが手で包み込むようなやさしくて小さい話で、読み終わった後、主人公を想い涙を流した。

いろんなジャンルの本を読み漁って、心が乾いている方には響く小説だろう。
しかし、小説に動きを求める方にはつまらなく感じるかもしれない。
それと世界観が独特で、得に主人公の造形が、見えすぎると引いてしまうかもしれない。

ただ、それでもこの小説のオリジナリティは滅多に出会えるものではなく、自分にとっては唯一無二の小説と言い切れる。

タカタソン
HU0OGV5Q
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.138:
(2pt)

モチーフに意味を感じない

登場するキャラクターや展開、そして基本的なモチーフに意味を感じない。

作家目線で何を描きたいか、というと、そこまで強い気持ちはないのだろう。

映像化ありきで書いたのだろうか。
誰に・何を・伝えたいのかがわからなかった。
猫を抱いて象と泳ぐAmazon書評・レビュー:猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.137:
(5pt)

チェスの話です

タイトル意味不明ですよね?
読むとすっごく素敵なタイトルなのがわかります
ちょっと前の洋書を和訳したような、少し癖のある文体
個人的には読みにくかったですが、内容が良かったです!
猫を抱いて象と泳ぐAmazon書評・レビュー:猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.136:
(3pt)

途中でやめました

博士の・・・・・が面白かったので、ファンになり購入。
これはダメだった。途中で読むのをやめました。
でも、また何かを読みたいです。
猫を抱いて象と泳ぐAmazon書評・レビュー:猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.135:
(5pt)

2回目

以前一度図書館で借りて読み、ずっと心に残っていた作品。
もう一度読みたくなり購入しました。
猫を抱いて象と泳ぐAmazon書評・レビュー:猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.134:
(4pt)

安定の「静謐」さで世界を優しく描く。 |『猫を抱いて象と泳ぐ』小川洋子

小川さんの作品には、いつも「静謐」さを感じます。
今回もとてもしっとりした、そして味わいのある「静謐」でした。

・・・
話は、唇の上下が繋がって出生した少年の数奇な人生についてです。

出生の事実に呼応するかのように寡黙な少年はふとしたことからチェスにのめり込み、やがて裏チェスクラブで「リトル・アリョーヒン」として働くことになります。

・・・
で、何が良いかというとやはり小川さんの筆致が素敵です。

チェスにのめり込む「リトル・アリョーヒン」。デパートの屋上から降りられなくなった「インディラ」に思いを致し、自室の壁の隙間に入り込んだ「ミイラ」と会話をして、落ち着いたところで眠りに落ちる。

素人の私がさらっと書くと実につかみどころのない表現になりますが、ちょっと変わった少年を優しく、静かに、幻想的に描くのです。

・・・
また、それ以外の周囲のキャラクターもいいですね。

寡黙な家具職人のおじいさん、無条件の愛で少年を包むおばあさん、廃バスで少年にチェスをじっくり教えるマスター、長じておじいさんとともに家具職人となる弟、闇チェスクラブのパトロンの老婆令嬢、現実の世界に現れた少年のヒロイン的な「ミイラ」、養老院で年中白衣で仕事をする総婦長。

全員が全員、ちょっと優しすぎる気もしますが、セリフ繰りがどれも巧みで、また愛のある格言のようなセリフが随所に潜みます。

まあチェックするわりにはそのまんまですが笑

・・・
ということで、久々の小川作品でした。相変わらず素晴らしい。

この静かで愛すべき作品、どう表現すればよいのでしょうか。雪のふる寒くて静かな日、外を眺めながら、ホッと一息お茶を飲むかのような気持ち?余計分かりませんね笑
暖かく、優しい、そしてちょっぴり悲しい作品でした。
猫を抱いて象と泳ぐAmazon書評・レビュー:猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501



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