(短編集)
約束された移動
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〇 世の中の人は取り立てて特徴のない私のことなぞ気に止めてもくれないけれど、私には密かな喜びがあってその喜びをよすがとして満ち足りた心で毎日を過ごしている。こんな人物が小川洋子さんの物語では大切な役割を果たす。この本に収められた6篇でもそれは変わらない。 〇 なかでは、ハリウッドスターがホテルから持ち帰る本を通じて彼への理解を深める客室係が物語る表題作、デパートの迷子係だった老女の「元迷子係の黒目」、路上で老女にしがみつかれて困る「寄生」が小川さんらしくてよいと思った。 〇 批判したい人はマンネリだと言うかもしれない。でもそれで良いのだ。愛読者は他の作家では読むことのできないこの上品で、心優しくて、でもグロテスクからも目を背けたりしない小川洋子の世界をいくらでも読みたいと思っているのだから。 〇 もちろん小川さんにも好不調の波と作風の変化はあるようで。これまでの作品のなかでは『人質の朗読会』と『薬指の標本』がふたつのピークを成しているとわたしは思っているのだが(前者は普遍世界、後者は特殊世界の物語)、いつかこの2作を超える作品が発表されることも密かに楽しみにしている。残念ながら本作はそのような新しい境地を切り開いたものではなかった。 | ||||
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小川洋子の新境地という帯もついていて、 とにかく美品で嬉しかった。 話も興味深くゆっくりと読み進めていくと、 更に味わい深い。極上の読み応え。 | ||||
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yomiyasui | ||||
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ザ小川洋子という世界観と装丁の際立った美しさは最果てアーケード以来の個人的ヒット。全ての伏線回収、という訳ではなかったので星4でした。2話目、たまらなかった。兎に角どっぷり持っていかれるので短編だけど 抜け出せなくなる一種の媚薬に近いので注意笑 | ||||
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私はファンタジー短編集だと思うが、人によってはリアル世界かもしれない。「寄生」が好き。主人公は、取りつかれ体質なのかもしれないが、こんなオババに取りつかれたらマジで怖い。 | ||||
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