(短編集)

掌に眠る舞台



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初公開日(参考)2022年09月
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掌に眠る舞台

2022年09月05日 掌に眠る舞台

「だって人は誰でも、失敗をする生きものですものね。だから役者さんには身代わりが必要なの。私みたいな」 金属加工工場の片隅、工具箱の上でペンチやスパナたちが演じるバレエ「ラ・シルフィード」。 交通事故の保険金で帝国劇場の「レ・ミゼラブル」全公演に通い始めた私が出会った、劇場に暮らす「失敗係」の彼女。 お金持ちの老人が自分のためだけに屋敷の奥に建てた小さな劇場で、装飾用の役者として生活することになった私。 演じること、観ること、観られること。ステージの彼方と此方で生まれる特別な関係性を描き出す、極上の短編集。(「BOOK」データベースより)




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No.2:
(4pt)

地味な主人公のあっと驚く内面を鮮やかに描き出す短編集

舞台で演じられる物語に纏わる短編集かと思いきや、やがて劇場そのもの、舞台そのものをモチーフとした世界に広がってゆく…
いつもながら著者の独特な視点と丁寧に描かれた目立たない人々の感情の起伏が心に染みる物語たちです。

心に残った何篇かについてご紹介します。

(テネシーウィリアムズ ガラスの動物園)
戯曲に秘められた希望を自らの人生に重ねて
時間を永遠に引き延ばすかのような暮らしをする老いた女優の物語。

(ストラヴィンスキー 春の祭典)
老いた祖母の語る珍妙な物語と幼少期のトラウマがバレエの名曲に載せて紡ぎ出されます。

そして、劇場と観客の関係性を展開させた一編。舞台と役者という存在の本質を見つめる一編。
最終話は舞台という物理的な装置をモチーフにして不思議な物語が紡ぎ出されます。

著者の作品に惹かれ、少しずつ興味深い作品を読み進めていますが
今のところ私が感じた著者の作品の共通点は、どれも主人公が地味であるということ。
世間的には目立たず地味な主人公のあっと驚く内面を描き出すのが実に上手い作者だと思っています。

静かな時間を楽しみたいときに手に取りたい物語たちです。
掌に眠る舞台Amazon書評・レビュー:掌に眠る舞台より
4087718085
No.1:
(5pt)

100%小川洋子の世界

「指紋のついた羽」「ユニコーンを握らせる」「鍾乳洞の恋」「ダブルフォルトの予言」「花柄さん」「装飾用の役者」「いけにえを運ぶ犬」「無限ヤモリ」の8編よりなる短編集。
どの話も、少しだけ不思議な感じのする世界で、読み始めると何となく不安になるが、読み進めるうちにその世界に慣れてきて、ああこのまま終わるのかな、と思っていると、最後になって「あれ、どういうこと、え?」という驚きが待っている。
文章が簡潔で、優しくて、美しい。100%小川洋子の世界。
掌に眠る舞台Amazon書評・レビュー:掌に眠る舞台より
4087718085



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