月の立つ林で
- 女子高生 (151)
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「これからどうやって生きていったらいいんだろう」とか、「俺の(私の)居場所は、この世の中にあるのだろうか」と不安に駆られている登場人物たちに向けた、「あなたの居場所、ありますから」「あなたと繋がっている誰かが、きっとあなたの手助けとなってくれます」てな、そんな作者のメッセージを感じました。 そして、登場人物たちがどこかで繋がってる五つの話には、どれも胸にじんわりと沁みる温もりがあって、話のどこかで、必ず一度は目頭が熱くなりました。 著者の作品では、先に読んだ『赤と青とエスキース』(PHP文芸文庫)がとても素敵な、胸熱くなる逸品でしたが、本書も魅力的な一冊でしたね。殊に、登場人物たちが連作短篇的に繋がっているその繋がり具合が、なんかとてもいい感じで、胸がほっこりするんだよなと、すっかり気に入ってしまいましたよ。 あと、本書に関しては、ポプラ社の単行本の表紙カバー、ペーパークラフトのデザインと肌触りが素敵だなと、好印象を持ちました。 | ||||
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若い頃は誰でも輝くものに気を惹かれる。その状態である自分にいつ気付けるかで人生の形は変わるものだと思う。 この本に出てくる人は皆素晴らしく、体験から得る学びを自分の中に取り込むのが早い。 本当は、それぞれの主人公は心に何かをかかえた時を過ごし、苦労して、何度もチャンスを逃し、やっとキッカケを掴んだのだろうなと思う。 ひとりひとりの長い長い物語も読んでみたいと思いました。 全ての事象が出てくる人物にそれぞれ関わってくるけど、都合の良い繋がりなんかではなく、世界は確かにこうなってる。 これは月から見た、地球に住む人間たちの物語だ。 とてもいい本でした。 | ||||
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1章の樋口さんの言葉や、4章の終盤のやりとりが特に印象に残りました。 青山美智子氏の小説を読むのは、 『木曜日にはココアを』『月曜日の抹茶カフェ』『お探し物は図書室まで』 に続き、4作目。 青山氏の小説は、各章が独立しており、 繋がりはあるものの全体を通したストーリーを噛み締めるというより、 登場人物の何気ないパワーワードを己の中で反芻したり、 各主人公が直面してる、日常的に転がってそうな問題に対する解を 己の中の感性と照らし合わせて、是非を問うような読み方をしていました。 そういう読み方より、この作品は伏線的な繋がりも強く、 全編を通して1つと捉えた方がいいのかもしれません。 『お探し物は図書室まで』では、各主人公に『気付き』やヒントを与える 小町さんというキャラクターが全編にわたって登場したのですが、 今作では、全編に登場するタケトリ・オキナ自体にも 大きなストーリーがあり、とてもよく出来ています。 1章の後、長らく音沙汰のなかった怜花が、 最終章に意外な形で登場したとき、思わず感動してしまいました。 読み終わって、なぜか真っ先に浮かんだのは、 佑樹って本当によく出来た男だよな、と。 彼のような明るさやモチベーションを持ち合わせたいものだ、と思いました。 | ||||
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それぞれの立場でポッドキャストの「ツキない話し」を聴くのですが、感動で涙が出てしまいます。一体ツキない話しを流しているのは誰なのか。感動の一冊です。 | ||||
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ストーリーに出てくる人が全てに繋がってて、読んだ後、当たり前の日常に優しくなれる気がした。ポッドキャストで色々聞いてみたくなったし、月を見上げたくなった! | ||||
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