名探偵のままでいて



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長編小説

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名探偵のままでいて (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

2024年04月03日 名探偵のままでいて (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は現在、幻視や記憶障害といった症状が現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。 しかし、孫娘の楓が身の回りで生じた謎について話して聞かせると、祖父の知性は生き生きと働きを取り戻す。 そんな祖父のもとへ相談を持ち込む楓だったが、やがて自らの人生に関わる重大な事件が……。 古典作品が彩る安楽椅子探偵ミステリー!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt

名探偵のままでいての総合評価:7.66/10点レビュー 71件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

名探偵のままでいての感想

元校長先生だった認知症の祖父。レビー小体型認知症を患い、幻視の症状が現れています。介護の際には積極的に話しかけることが重要です。そんな祖父に孫娘が身の回りで起きた謎を語り聞かせると、祖父は生き生きとした表情で推理を始め、かつての知性を取り戻したかのように活躍します。本書は日常の謎を扱った安楽椅子探偵ものの作品です。

祖父にまつわるエピソードや介護のお話、祖父と孫娘の関係など、祖父を取り巻く状況がとても温かく描かれていて、謎を聞かせた時に知性が蘇る祖父の探偵としての姿が、なんとも心温まるものでした。
また、物語に登場する海外の古典ミステリ作品名やセリフなど、ミステリ好きが楽しめるポイントが散りばめられていて、思わず心がくすぐられました。

ただ個人的にそれらが巧くいっているかというと、ちょっと好みと外れるものでした。本書では祖父を取り巻く環境や孫娘との関係が家庭的な温かさを感じさせる一方で、扱われる物語の背景がやや重く、全体像が明らかになる最終章に至っては、謎解きの面白さよりも、つらい心境になりました。そのため後味がとても悪かったです。

最初の1章あたりでは、一般読者やライトなミステリファンにも薦められる作品かと思ったのですが、そういった読者には物語の居心地が少し悪い印象を受けました。一方で、重い雰囲気や謎の面白さを重視するミステリ読者にとっては、ミステリとしての魅力がやや弱く感じられました。謎解きが試験問題のように記号的で、一度で全体像を把握しづらい場面が多かったです。さらに物語の結末が何度も覆される展開は、多重解決ものというより、やや優柔不断にも見えてしまいます。個人的には、明確な結末で一気に決めてほしかったです。

日常系の物語を求める方には後味が重く、ミステリの謎解きを求める方には謎がやや軽い。そのため、個人的な好みだけでなく、他の人にも薦めづらい作品という印象でした。

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No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

名探偵のままでいての感想

『このミステリーがすごい!』大賞[第21回(2022年)]だったそうだ。
どこが凄いんだろうと思ってしまう。
どうもこの宝島社のこの賞は、当方にとっては、はずれの鬼門である。
以前読んだ、『紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人』(第18回大賞)では、2点。
それよりは、「ちょっとマシ」くらいですかね。
まともに面白かったのは、ラストの章「ストーカーの謎」のみ。

ほんのわずかな情報だけで、ものの見事に推理的中するおじいちゃん。
あまりにもご都合主義。

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No.69:
(3pt)

イマイチ

なぜだか推理に納得感がない。
【2023年・第21回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】名探偵のままでいて (『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2023年・第21回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】名探偵のままでいて (『このミス』大賞シリーズ)より
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No.68:
(5pt)

おじいちゃんがカッコいい

楓のおじいちゃんが推理するんだけど、めちゃルックスがいいおじいちゃんて出てこなかった。内容も1話1話が面白くて楽しく読みました。
【2023年・第21回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】名探偵のままでいて (『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2023年・第21回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】名探偵のままでいて (『このミス』大賞シリーズ)より
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No.67:
(4pt)

わかりやすい展開

情景が頭の中に浮かんできます わかりやすい進行です 続編にうまく繋がっていて、両方読んだほうがいいと思います。
【2023年・第21回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】名探偵のままでいて (『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2023年・第21回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】名探偵のままでいて (『このミス』大賞シリーズ)より
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No.66:
(4pt)

恋愛ミステリー?

謎解きよりも恋愛部分の描写がドラマチックで映像が目に浮かびました。続きが気になります。
【2023年・第21回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】名探偵のままでいて (『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2023年・第21回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】名探偵のままでいて (『このミス』大賞シリーズ)より
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No.65:
(4pt)

ミステリ愛に裏付けされた愛すべき短編集

短編集だが全編を通して主要な登場人物は同じで、章がすすむにつれ、それぞれの過去がわかり、恋愛感情が芽生えと微笑ましい雰囲気がずっと続いて行く。作品自体は完成度に結構差があると思う。私的には第二章と第三章が秀逸とおもった。特に第二章は阿津川辰海の短編のように緻密でどんでん返しがありよくここまで考え抜いたと脱帽。昔懐かしい黄金期の翻訳ミステリの名がポンポンと出て来て、それだけでもわくわく。読んでいる間ずっと幸せな気分に浸れる作品である。
【2023年・第21回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】名探偵のままでいて (『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2023年・第21回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】名探偵のままでいて (『このミス』大賞シリーズ)より
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