ファラオの密室
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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新鮮な読書体験でした。奇抜な設定による古代エジプトを舞台としたミステリー。面白かったです。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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古代エジプト版のミステリー・推理小説。 聞きなれない人名が多いけど登場人物紹介ページがあるので誰だっけ?にはならずに済みました。エジプトの死生観、宗教の思想が知れて面白かった。 | ||||
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導入が死後の世界から始まるためファンタジーかと思うけど、途中からミステリーも始まる。 さくっと読めた。 | ||||
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チラッと感じた違和感が、最後に伏線回収。 当時のエジプトの人々の宗教感が学べばました。 | ||||
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古代エジプトの知識はなくても存分に楽しめた。斬新な設定でとても新鮮だった。 | ||||
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巻末まで充分に楽しめる「ムー」な作品。キャラクタの描写は抜群に上手いが、なろう系であればありがちな知ったか全部載せで、話の筋や内容はデタラメ、考古学的にはウソ八百、推理小説としてもボツネタで見どころはなく、ミステリーとしてオススメはできない 純粋に、ミステリー風のロー・ファンタジーとして楽しんで欲しい、その意味でなら引き込まれる ------ 例えば、クフ王のピラミッドがつくられた古王国とはちがい、アクエンアテンやツタンカーメンの新王国の初期(第18王朝)は、王たちの肉体はいわゆる「王家の谷」に埋葬されるようになり、舞台となるようなピラミッドが存在しない ピラミッドに代わり葬祭神殿がつくられ民衆が参加する「祭り」に変わっていったからだ、当然のことだが、ピラミッド建設で働く奴隷などいなかった なぜなら、この時代の奴隷は戦争奴隷だからだ、滅ぼされた王国の上流階級で、その多くは「王侯貴族、あるいはカナン人(※1) 」で占められていた さらに、ファラオだけでなく魂の復活を民衆も信じた時代なので、その精神性(例えるなら地獄に落ちる感覚)から、民衆に「人身売買」は行えなかった つまり、商人の娘が親から捨てられピラミッド建設で働くなどありえない時代だったといえる 白い肌に青い目だった奴隷カリは、エジプトであれば時代がことなり1,000年以上前を生きた女性である、探偵役を果たすことも登場することも決してない 最後に、ピラミッドに通気孔があった事実がない、(クフ王の)大ピラミッドの「王の間」と「女王の間」のみ、それぞれ南北に20cm角ほどの「通気孔」と呼ばれる細い斜坑はあるが、途中は銅製の杭と石板で塞がれており、完成時には外部から化粧石で覆われていたとされる いわゆる、ピラミッドミステリーにありがちなボツネタのひとつである あえて日本でいえば、卑弥呼が江戸時代に西郷隆盛と地下迷宮で出会うような、時代考証を無視してエジプト2,000年の民たちの生活を同時期として描いたデタラメな構成だった、としかいえない したがって、キャラクタの描写が抜群に上手く、なろう系であればありがちな知ったか全部載せで、ジュブナイル向けとすれば面白いのだが、視野を変えると民族性のセンシティブな部分に土足で踏み込んでいて国際的に好評を得ることは考えられないこともあって、ミステリー風のロー・ファンタジーとして楽しむ作品なのだろう ------ ※1:ここでのカナン人とは蔑称であって、王命による簒奪者、いわゆる「おかかえ商人」のこと、聖書に登場し約束の地を与えられたカナンの地の人びと、少なくとも後の時代でいう市井の商人たちのことではない、エジプト以北の商人とは「狩られる側でなく狩る側」であって実態は「軍隊」に近い存在だった | ||||
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