奇岩館の殺人




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初公開日(参考)2024年02月
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長編小説

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奇岩館の殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

2024年02月06日 奇岩館の殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

孤島に立ついびつな形の洋館・奇岩館に連れてこられた日雇い労働者の青年・佐藤。到着後、ミステリーの古典になぞらえた猟奇殺人が次々起こる。 それは「探偵」役のために催された、実際に殺人が行われる推理ゲーム、「リアル・マーダー・ミステリー」だった。 佐藤は自分が殺される前に「探偵」の正体を突き止め、ゲームを終わらせようと奔走するが……。 密室。見立て殺人。クローズド・サークル――ミステリーの常識が覆る!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

奇岩館の殺人の総合評価:7.38/10点レビュー 16件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

奇岩館の殺人の感想

かなり個性的な作品で新鮮な読書体験でした。あまり経験していない部類の作品で、とても好み。

世の中には、登場人物になりきって事件を体験する「マーダー・ミステリー」というゲームがあります。本作はそれを富裕層の娯楽として実際に殺人が行われる「リアル・マーダー・ミステリー」を舞台に描いた作品です。物語は2つの視点で構成されており、1つ目は、この娯楽に巻き込まれた役割不明の主人公視点。もう1つは運営側の視点で倒叙ミステリ模様です。
娯楽としての「マーダー・ミステリー」を取り入れることで、密室トリックや見立てに対しての「何故それを行うのか?」という疑問が不要になり、すべてが演出として楽しむためという形で成立しているのが斬新で発明ものです。おかげで、お約束のミステリー要素を純粋に味わえる構造になっています。

読者がマーダー・ミステリーのゲームを体験した事がある場合、それぞれのキャラクターが持つ情報や役割の感覚がゲームで体験していると思うので馴染みやすく、楽しめる作品だと思います。一方、ゲームを体験していない読者にとっては、役割のキャラが不自然で「何でこんな行動をするのだろう?」と違和感を覚えるかもしれません。そのあたりの事情を、本作は巧みにコミカルかつユーモラスに描いているのが面白いポイントです。作品全体の雰囲気は主人公視点だと深刻ですが、運営者視点ではあえてユーモアが強調されており、これが本作の味の1つだと感じました。実際の殺人を行うという不謹慎なゲームが舞台でありながら、嫌にならないで楽しめる雰囲気が絶妙です。

話のネタが分っても、最後までどうなるのか楽しめるのも良い。結末はちょっと物切れ感ありますが、物語の着地点は好みでした。

egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.15:
(5pt)

面白かった

途中まではこれはミステリなのか?と思っていたけどちゃんとミステリだった。最後の怒涛のたたみかけと展開には謎の爽快感がありました。シリーズものにして欲しい。
奇岩館の殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:奇岩館の殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299051351
No.14:
(5pt)

質の高い推理小説

怒涛の展開に心が躍った。
またこのような作品に出会いたいと思う。
奇岩館の殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:奇岩館の殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299051351
No.13:
(3pt)

お手軽なミステリ(ネタバレあり)

余計な描写はなく、文章も短いので、一日で読み切れます、内容もまあまあなので、暇つぶしにはぴったりなミステリ小説かもしれない。

ネタバレ

内容は、トゥルーマン・ショー、それのミステリ版。
正直、謎解きと謳っているけれども、なにを謎解きすればよいのやら読んでいてよくわからなかった、もちろん探偵を見つけることはわかっているのだけども、謎解きしてるな、どんなトリックなんだ? といったような、要するにミステリ小説を読んでいるときに感じるワクワク感が、この小説を読んでいるときにはなにもなかった。
あからさまに叙述トリックを匂わせているけれども、そういうことはなにもなかった、だったら主人公の名前を伏せる必要はあったのだろうか、なんだか余計な雑念が入って変に物語に集中できなかった。
奇岩館の殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:奇岩館の殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299051351
No.12:
(4pt)

本格モノではなく、そのパロディでありミステリーだが最後まで楽しめる

絶海の孤島にある洋館に集まった人々、そこで起きる見立て殺人…さらには作者からの挑戦状!

まさに、どストライクの本格物と思いきや、序盤から舞台裏が描かれていき話が二転三転していく。
これは本格物ではなく、そのパロディ(多少ユーモラスな描写はあるもののコメディではない)であり、仕掛けを巡るミステリーとなっている。

”本格物”と思うと多少肩透かしをくらうが、今までに全くないタイプの作品なので最後まで楽しめる。
(意外と映画にはこの手のタイプの作品があるので、今作も映像化に向いているかもしれない)
奇岩館の殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:奇岩館の殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299051351
No.11:
(3pt)

映像化希望。

内容的には面白かったが、ストリーテラーの発言が痛々しく、あまり気分良くは読めない。
映像化して映画とは言わないがTVか配信で2時間ドラマに仕立てると映える作品になりそうと感じた。
奇岩館の殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:奇岩館の殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299051351



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