時空旅行者の砂時計



※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

6.00pt (10max) / 4件

6.66pt (10max) / 35件

Amazon平均点

3.80pt ( 5max) / 25件

楽天平均点

3.91pt ( 5max) / 35件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
3pt
サイト内ランク []B総合:232位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

56.50pt

0.00pt

57.50pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2019年10月
分類

長編小説

閲覧回数6,662回
お気に入りにされた回数12
読書済みに登録された回数45

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

時空旅行者の砂時計 (創元推理文庫)

2023年09月28日 時空旅行者の砂時計 (創元推理文庫)

瀕死の妻を救うために約60年前にタイムトラベルした加茂。妻を救うには彼女の祖先である竜泉家の人々を襲った『死野の惨劇』の真相を解明し、阻止する必要があるのだという。惨劇が幕を開けた竜泉家の別荘で加茂に立ちはだかるのは、絵画『キマイラ』に見立てたかのような不可能殺人の数々だった。果たして竜泉家の一族を呪いから解放できるのか。今最も注目される本格ミステリの書き手が放つ鮮烈なデビュー作! 第29回鮎川哲也賞受賞作。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

時空旅行者の砂時計の総合評価:7.38/10点レビュー 29件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(7pt)

時空旅行者の砂時計の感想


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

氣學師
S90TRJAH
No.3:
(2pt)

時空旅行者の砂時計の感想

家の見取り図をじっくり見る。
家系図をじっくり見る。
読み始める。
文章がかったるく、ルール説明までで何ページ
読ますのだ。
事件が起きてからも読むのが辛くなりました。
60年の大人にAIなど普通に言って通じてるのかな
リアルを求めるわけではないが
昔に戻ったならがもっとあったら
読みのが楽しめたかも

jethro tull
1MWR4UH4
No.2:
(7pt)

時空旅行者の砂時計の感想

過去の殺人事件にタイムトラベルをして介入するという舞台設定が斬新。

登場人物が多く、読み進める上で煩雑さを覚えてしまう。
ただ、伏線はしっかりしているので、虚を衝かれるようなトリックではない上に、ハッピーエンドなので読後感は悪くならない。

エーカー
NWKWLAAY
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

時空旅行者の砂時計の感想

タイムトラベルを扱ったSF本格ミステリ。かなり好物でした。
過去の事件を解決する為に時代を遡る設定のミステリは世の中に沢山あります。特殊設定のSFミステリについても他の著者を思い浮かべる事でしょう。そんな中でも本書が光る要素は、しっかりとした硬派な本格ミステリである事と、ストーリーの面白さだと思いました。

病気の妻の呪いに関係する過去の事件。謎の砂時計の声に従い過去へタイムトラベルした夫。事前に調べてある事件の予備知識を参考にしつつ、探偵として事件に関り真相解明を目指します。
SF設定はある種何でもアリになってしまう所、本書は丁寧にタイムトラベルの条件定義を行っています。何ができて、できないのか。時間や移動先、転移可能な空間の量など、その設定のお話自体が面白いので把握しやすかったです。特殊設定系のSFやファンタジー要素と本格ミステリを合わせる作品においては、この条件定義の把握のしやすさがとても大事。ここは問題なく楽しかったです。
ミステリとして見ても、クローズド・サークル内にある館での連続殺人事件。見立てやバラバラ殺人の謎など、盛り沢山な面白さでした。

難点というか欲を言うと、終盤の解答編については、種明かしの演出や説明のわかりやすさが欲しかった所。
沢山の謎がありましたが、解答を一気に並べたような感じで、1つ1つの真相を把握して驚きを味わう間がなかったです。
『実は○○だった!』という演出ではなく『実は〇〇なので、その為こちらがこうなって……』という感覚。合っているのか検証できないまま、一気に答えが流れて次の話に進んでしまう感じなので、せっかくの仕掛けが勿体なく感じました。

デビュー作なので今後も期待。そして今まで応募していて落選してしまっている作品も読んでみたい。展開が読めない先が気になるストーリーと爽やかに閉める読後感がよく、他の物語にも興味が湧く次第です。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

egut
T4OQ1KM0
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.25:
(4pt)

ミステリとSFを融合させて奇麗にまとまっているなあという感じ

密室殺人のトリックなどもはや「新本格」の遊び道具でしかないのであまり気にせず読み飛ばし。複雑すぎる家系図もどうでもよくなってくる。
そうするとややもすればトリックの紹介とミスリードと「読者の疑問くらいちゃんと考えていますよ」と作者の代わりに登場人物に代弁させる余計な会話に終始する、謎解きミステリでよくある展開になりそうなところを、タイムスリップという新しい軸を加えて愉快な物語に仕上げている。
タイムパラドックスにツッコミどころが満載なのはしょうがない。「ファイナルカウントダウン」だって「ジパング」だってオモシロイじゃない。ただ、いったん最後にそれらしい理由付けはされて物語は完結するが、読中に抱いていた犯人の動機に関する最大の疑問は語られることなく残ったままだった。確固たる理由があって探偵を過去に送り込んだのに変えるべき未来はそれでよいのだっけ?と。
時空旅行者の砂時計Amazon書評・レビュー:時空旅行者の砂時計より
4488025625
No.24:
(2pt)

感動はあるが、複雑

かなり以前に読んだが、その時の素直な感想を発見したので、ここで述べたい。
 第29回鮎川哲也賞受賞作。
 最愛の妻伶奈が特殊な肺炎になって死にそうになる。その原因は龍泉家の呪いにあるらしい。過去の忌まわしい事件さえ解決すれば伶奈の病気は良くなるはず。そこで、都市伝説の砂時計が現れ、2018年から58年前にタイムトラベルして当時の事件を解決することになる。
 タイムトラベルものによくあることだが、時系列などが複雑で、頭を整理しながら読む必要がある。本格推理としてのロジックの中にタイムトラベルという「魔法」を使うのはアンフェアだが、ちゃんと説明した上で少し使っている。読むのにかなり苦痛を感じた。
 最終的には伶奈の病気はなく、流産したはずの赤ちゃんが生まれたというハッピーエンドであり、その部分では涙するほど感動的ではある。しかし、全体的にリーダビリティーが悪く、あまり読みたい部類の作品ではなかった。もう少しシンプルに出来ないものか。
 なお、登場人物の関係性が分かりにくく、系図を頻繁に参照しないと理解しにくいのもマイナス要素。また、せっかく別荘の間取りの図が書いてあるのに、空白があるにも関わらず、それぞれの部屋に誰が宿泊していたかが書かれていないのも不親切。
時空旅行者の砂時計Amazon書評・レビュー:時空旅行者の砂時計より
4488025625
No.23:
(4pt)

特殊設定と本格のバランスがとれた良作

古典的な本格要素をふんだんに盛り込んだ上に「時空」のSF要素を足した
鮎川賞受賞作です。

マイスター・ホラが「正解を保証する存在」「特殊設定そのもの」「特殊設定の限界範囲」
等の役割を果たしていてフェアプレイを徹底している作品だと思いました。
時空旅行者の砂時計Amazon書評・レビュー:時空旅行者の砂時計より
4488025625
No.22:
(4pt)

楽しめる謎解きアトラクション

SF的な設定のうえに構築された本格推理作品。古典的な本格ミステリの発想から、SFの設定を生かした大胆奇抜な趣向まで、大小様々なトリックやアイディアを、ロジックの溶接で複雑に組みあげた謎解きアトラクションは、本格推理の醍醐味を存分に味合わせてくれた。ただ、人物や風景・情景などは、無味乾燥に説明されているだけで、イメージとして鮮明に浮かんでくるほどの描出はされていないなど、“小説”としてはいくぶん物足りない印象が残った。
時空旅行者の砂時計Amazon書評・レビュー:時空旅行者の砂時計より
4488025625
No.21:
(2pt)

う~ん、難解(笑)

SFを前提とした本格ミステリ。クローズドサークル・見立て殺人・バラバラ死体・呪い・不可能犯罪・読者への挑戦状という、いやが上でも本格ミステリファンが盛り上がること必至の要素がてんこ盛り・・・ですが、タイムパラドクスなどタイムトラベルものにつきものの物語の複雑さ、難解さが読んでいてちょっと大変でした。探偵役によって真犯人が指摘され不可能な犯行状況のトリックや事件全体の謎が解明されても、全然スカッとしない(笑)。あと、主人公はともかく、1960年代の皆さんがあんなに簡単にタイムトラベルを信じるの?と。あんな状況で誰一人パニックにならず冷静に推理しちゃっているのもクローズドサークルものあるあるとはいえあまりに現実味がなくイマイチでした。しかし一番気になったのは人物の口調が特に理由もなく急に変わる(同じ相手との会話なのに「私」だったのがいきなり「俺」になったり、丁寧語だったのがタメ口になったりするので誰が喋っているのか混乱)部分です。
時空旅行者の砂時計Amazon書評・レビュー:時空旅行者の砂時計より
4488025625



その他、Amazon書評・レビューが 25件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク