五色の殺人者
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大きな欠点があるわけではありませんが、かといってさほど読んでみてさほど面白くありませんでした。 冒頭に登場する人物が多くやや混乱しますが、それが済むと丁寧な叙述でストーリーを追うのは簡単だと思います。 一方で、以下のような不満もありました。 - せっかく犯人の着ていた服の色に関する証言が5色に分かれて食い違っているという魅力的な謎を中核に据えているのに、①探偵を始める動機が疑いを晴らすことなのに、この謎の解決が疑いを晴らすことにつながらない、②謎の解決が犯人の特定につながる関連性が弱い(決め手にするには弱い)、③並行して”見つからない凶器”という謎が提示されてしまうので、謎解きのポイントがぶれてしまう - (ネタバレになるのでぼかしますが)少女漫画的な恋愛要素のからくりが見え見えで、驚きが無い 230ページくらいと短めの作品ですが、ページ数よりも長く感じました。 | ||||
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「目撃者5人が証言した犯人らしき人物の服の色が全員異なる」 このアイデア自体はキャッチーで面白いと思います。 が、ガチのミステリ読み、手練れのミステリ読みには お薦めできません。 ・謎があるあるでイージー ・最後のビックリネタは、文中妙なぼかし方をしている為、違和感を感じる ・恋愛要素が絡むので「ミステリに人間の成長や恋愛は不要」な人にはウザいだけ ・つまらない会話が多くて、出来の悪い作文かい ・文章がドヘタ 初めてミステリっぽいものを読むなら 「こんなのもあり」ですが、 天下の鮎川先生の名を冠した賞がこれではがっかりです。 その年の投稿作や選者によるかもしれませんが、 昨今の鮎川賞作品、レベルの差が大きいように思います。 | ||||
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ラジオでおすすめの一冊と紹介され購入。 一気に読みました。 高校生男子も一気に読みました。 面白いですよ。 | ||||
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この作品の特徴は犯人を目撃した5人が全員違う服の色を証言しているというところだろうけど、誰がどの色を証言したとかしっかり覚えようとしながら読み進めたらかなりしんどいと思う。そういうことはあまり気にせず読み進めていれば楽に読み進めて行けると思うし、実際のところ大きな問題もない。 クライマックスの謎解きでは、結局こいつが犯人かよとげんなりしながら読んでて☆2つだなぁなんてことを考えていたが、最後の最後に一捻り仕掛けが用意されていたお陰で、気持ちよく読み終える事ができ、☆4になった。 | ||||
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鮎川受賞作です 元のタイトルは誤認五色,どう考えても今のタイトルの方がいいですね 鮎川の候補作はダメなタイトルが多いです,特にくだらない駄洒落は最悪 作者は介護職のよう,どうも介護職の方がミステリーに応募することが増えていますが(噛む老人など) 本作は施設での和やかな様子がいいですね,実際はみんな疲れ切ったり,穏やかではないことも多いものの,こうした和気藹藹を描けるのもフィクションだからでしょう,スタッフが利用者と花について話すシーンなどとても美しいです 認知症の扱いも,乱歩賞史上に残る駄作「わたしが消える」よりもはるかにいいです。 さて,メインとなる「犯人の着ている服の色が,目撃者によって違う」という謎ですが 使い古されたネタだったり,かなり無理があったりはしますが,伏線もしっかりあり,筋が通った謎解きがなされます もう一つ叙述トリック的なことがあり,こちらはあからさますぎてすぐにわかってしまいました さて,本作はかなりフランクな文体(3人称なのに1人称寄りになったり,!があったり)なのですが,正直かなり読みにくいです まず登場人物が多い……これは施設内部だけでもかなり人が多く,また関係者にも事情聴取をするので無理もないのですが・・・・・・ メイ,ハルなど,メインの人物をカタカナにして覚えやすくする工夫はあるものの,それ以外は地の分で少し説明されるだけのことも多く,誰が誰やらで,理解するのが大変でした 文章力と人物の描き訳が課題かと思います かなりの不作であった2020年のミステリー新人賞受賞作の中では,そこそこレベルの高い方ではあると思います | ||||
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