詩人の恋
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ブラームスのクララへの愛、学者の学問への愛、高校生の微笑ましい恋と、各章がそれぞれ独立した恋愛小説として読むことができる。その傍らでシューマンの同名の歌曲集について、基本的なデータから専門的な分析へと徐々に進んでいき、最終章は芸術探偵によって、思いも寄らなかった時点へと連れて行かれる。その構成が見事。ヴンダーリッヒの『詩人の恋』(作中で高校生が買った一枚)を流しながらの読書は、至高の体験だった。 | ||||
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脅迫状の送り主はわかったの? 音大でもない普通の大学サークルであそこまでやる? とか、色々と突っ込み所の多い小説でしたが、第七部は著者の意図と違う意味で楽しめました。 天下の藤枝和行が、まるで三枚目。 クラシックもドイツ語も全然わからないけど、二人のやり取りがまるで漫才みたいで面白かったです。 | ||||
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初めて読む作家さんです。 帯に「格調高き芸術ミステリ」とあったので、期待して読んだのですが、残念な結果に終わりました。 全体として、シューマンの歌曲「詩人の恋」にまつわる謎をあつかっています。 長編小説かと思って読んだのですが、上記の謎にかかわる短編が七編並ぶ形式でした。 いわゆる連作短編集、というのとも少し違います。 ほぼ独立しているけれども、ごくゆるくつながった短編集なのです。 個人的に減点としたところをふたつあげます。 (1) メインとなるのがシューマンの歌曲で、途中に現代の女子大生連続殺人事件が出てきます。 それで、過去の謎と現代の犯罪の両方を追うミステリかと思って読み進みました。 しかし、女子大生連続殺人のほうは、 「えっ、あれでもう終わりなの?」 というような、ずい分と中途半端な(少なくともわたしはそう感じました)終わり方をしました。 それでまず、減点。 (2) さらに、第七部(七つ目の短編)で、微に入り細に入り、歌曲の歌い方指導が語られます。 よほどシューマンンが好きで、自分で歌うのでなければ、こんなに細かく指導されても、意味はないように感じられました。 そして、そこを我慢して読んでいくと、最後にシューマンの歌曲に秘められた謎が解き明かされます。 それは、「驚愕の真実」といったほどのものではなく、「そう言われれば、そういう解釈もアリかな」程度のものに感じられました。 この解釈ひとつで、本一冊引っぱってきたことに対して、もちろん詐欺ではないけれど、ちょっとやりすぎじゃないの、と言いたくなったのでした。 これが減点のふたつ目です。 以上、けなしましたが、読書の好みは人それぞれです。 特に、クラシック音楽の好きなかたなら、わたしとはまったく違って、高評価を与えるかもしれません。 まずは読んでみていただきたいものです。 | ||||
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