大癋見警部の事件簿 リターンズ 大癋見vs.芸術探偵



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初公開日(参考)2016年09月
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長編小説

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大癋見警部の事件簿 リターンズ: 大癋見vs.芸術探偵 (光文社文庫 ふ 26-2)

2020年04月14日 大癋見警部の事件簿 リターンズ: 大癋見vs.芸術探偵 (光文社文庫 ふ 26-2)

「警視庁最悪の警部」が帰ってきた! 本格ミステリーの“お約束"をことごとく踏み荒らしてきた大癋見警部の、今度の獲物は芸術の世界──名画、名筆、名曲をめぐる事件に、今度はあの「芸術探偵」も参戦。難事件をさらに難解にする混沌の世界に、もはや読者も悶絶!? ミステリーへの強すぎる愛と、芸術への深すぎる造詣が生み出す笑撃の作品に瞠目せよ!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

大癋見警部の事件簿 リターンズ 大癋見vs.芸術探偵の総合評価:7.40/10点レビュー 5件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

大癋見警部の事件簿 リターンズ 大癋見vs.芸術探偵の感想

一部の好き者にしか評価されなかったであろう前作のまさかの続編。
しかも、前作はミステリのお約束に対する、鋭いツッコミでもあり、それなりに意義もあったのでしょうが、まさかの続編であるこの作品は一転、殆どが脱力系ギャグに。
作者にとって造詣の深い絵画・音楽までをも、(作者のシリーズ作品のエースである)芸術探偵・神泉寺瞬一郎まで引っ張り出してきた上にこき下ろしています。
破壊力抜群のバカミス警部と薀蓄探偵との掛け合いは、当然ながら、対決などという立派なものではなく、ズレにズレまくっていて、「クスッ」と笑えますが、それ以上のものでは有り得ないです。

梁山泊
MTNH2G0O
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.4:
(5pt)

前作に劣らぬ高品質ミステリ

本作品は、大癋見警部という、警視庁捜査一課に所属していながら、事件を解決するつもりは全くなく、ブルドックのような形相のうえ、やたらと部下をどやしつけ、ナルコレプシーという病気のため、捜査中でも眠ってしまうというトンデモな人物の事件簿。
この警部、そんな無茶苦茶な割には、ここ数年の事件解決率は100%という恐るべき存在です。

このトンデモない警部の活躍を描いたのが、「大癋見警部の事件簿」で、本作品は、「リターンズ」という言葉がついていることで推察できるとおり、事件簿の第2弾ということになります。

前作と同様、短編集で、本書では、5つの短編が収められていますが、今作の特徴は、著者の作品に登場するもうひとりの重要キャラ、<芸術探偵>こと神泉寺瞬一郎とのコラボになっていることです。
実際、目次をみると、「大癋見VS.芸術探偵」と、このコラボを大々的に披露しています。

ただ、読む前のたったひとつの懸念は、両者のキャラが違いすぎることでした。
芸術探偵は、題材として芸術を得意とするという特徴はあるものの、事件に対する探偵ぶりは、とても正統なもので、本格ミステリを構成するのに最適な人物。
そんな訳で、彼の活躍する作品は、本格ミステリにふさわしいオチがあります。

一方、大癋見警部は、そのハチャメチャなキャラから想像できるように、オチは、「脱力系」です。
まさに人を食ったとはこのこと、と言わんばかりのトンデモなラストです。

このふたりがコラボしたら、作品がぶち壊しになるのでは――そんな杞憂を感じながらの読書でしたが、結果として、なかなかバランスの取れた、できの良い作品群であったと思います。

中でも、大変に面白かったのは、4つ目の短編「ピーター・ブリューゲル父子真贋殺人事件」で、「正統派」と「脱力系」がうまくミックスされていて、ラストには、思わず感激。

それにしても、著者の芸術に対する造詣の深さには、恐れ入ります。
しかも、それが蘊蓄に終わらず、しっかりとミステリとして組み上げられている。

著者の作品群の中でも、ある意味、実験作とでも呼べると思われ、しかも質の高さからしても、オススメ作品と言えるでしょう。
大癋(べし)見警部の事件簿 リターンズ  大癋見vs.芸術探偵Amazon書評・レビュー:大癋(べし)見警部の事件簿 リターンズ 大癋見vs.芸術探偵より
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No.3:
(4pt)

芸術ネタと言語ネタに挑むシリーズ2作目

メフィスト賞作家の深水氏の大癋見警部の事件簿シリーズの2作目だ。
前作が本格ミステリーのお約束をネタにしたギャグミステリーだったが、今回は氏のかつて講談社ノベルスでリリースした芸術探偵がゲスト出演し、芸術薀蓄と言葉遊びをネタにしたミステリーになっており、本格色はほぼなくなったが、氏のかつて出した言霊たちの夜に近いテイストのギャグミステリー短編集である。
前作から趣向がガラっと変わっているのでそこらへんが評価が分かれそうだが、相変わらずの質の高いギャグが堪能できる楽しい作品である。
大癋(べし)見警部の事件簿 リターンズ  大癋見vs.芸術探偵Amazon書評・レビュー:大癋(べし)見警部の事件簿 リターンズ 大癋見vs.芸術探偵より
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No.2:
(4pt)

虚像と装飾を暴いてよミスター。

私は作品に出てくる画家、音楽家、書家のことをまったく知らず、どこまで本当のことなのかわかりませんでしたが、とてもひねりが効いています。特にラスト一遍の、音楽演奏評論に対するツッコミの嵐が最高に愉快です。『世紀の名演、今ここに不死鳥の如く蘇る!』に対して、『録音データを死蔵してたのはお前らだろ!何が不死鳥だ、死ぬの待ってたんだろ!』とツッコんでいて…超クールです。
大癋(べし)見警部の事件簿 リターンズ  大癋見vs.芸術探偵Amazon書評・レビュー:大癋(べし)見警部の事件簿 リターンズ 大癋見vs.芸術探偵より
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No.1:
(3pt)

音楽評論家のコメントの隠れた意味合いが参考になった

帯も同様かな? 「倒叙の四季」のレビューは本作品と間違えて書いてしまった、ここで改めて「倒叙の四季」のレビューを書いておきます、短編4作品でいずれも興味深く読めた。
大癋(べし)見警部の事件簿 リターンズ  大癋見vs.芸術探偵Amazon書評・レビュー:大癋(べし)見警部の事件簿 リターンズ 大癋見vs.芸術探偵より
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