(短編集)
名画小説
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名画をめぐる掌篇を13収録。美女と野獣の皮肉な結末、小説を書かない「文豪」をからかったり、父の再婚のほのぼのした結末、ブルゴーニュの塔の上での歴史をめぐる白昼夢など、名画を題材に著者の想像力、エスプリが発揮されていて楽しめた。10ページ前後の短さにもかかわらず、いろいろな世界が豊かに描かれていて、まるで万華鏡を覗きこんだような感じ。こういう作品をフランス語の本来の意味でのコント(機知のきいた洒落た小話の意味)と呼ぶのでしょうね。知的でエスプリのきいた掌篇で、芥川龍之介、太宰治、山川方夫、筒井康隆の掌篇を思い出した。 本格推理の苦手な私は、この著者の本を敬遠してきたが、本書を読んで驚いた。人間への洞察、機知、繊細さ、該博な知識などがあってこそ、このように多様な作品が書けるのでしょうね。私にとっては、今年読んだなかでベスト3にはいる作品です。 唯一残念だったのは、題材となる13の名画が白黒で印刷されていること。インターネットで絵を検索して見ながら読むことをオススメします。 | ||||
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