トスカの接吻 オペラ・ミステリオーザ
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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過去2作に対して異端とは行かないまでも非常に個性的という印象を持っていたため正直意外でした。 | ||||
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【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する
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前作のエコール・ド・パリ殺人事件に続き、 | ||||
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未読の方はご注意ください
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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2008年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 名探偵・神泉寺瞬一郎が活躍する長編ミステリだ。 プッチーニの『トスカ』の上演中に殺人が起きるという華々しいストーリーで、オペラや舞台に関する蘊蓄も詰めこまれ、舞台が好きな人にはたまらない内容だろう。『トスカ』自体への新解釈が盛り込まれているのも楽しい。逆に、そういったものに興味がないと、つらいかもしれない。 ミステリとしては、事件そのものは魅力的なものの、トリック、犯人、意外 性といった点ではイマイチ。 | ||||
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前作のエコールドパリの絵画に続いて今回はオペラが扱われている。相変わらず芸術関連の蘊蓄は読んでいて興味深いし、今回は劇中での殺人という開かれた密室ものとしての面白さも同時に堪能できる。 劇中で小道具のナイフが入れ替わり、劇中の設定そのまま殺人が起こるというのは、歌野昌午の「動く家の殺人」と何となく推理過程も含めて似ているんですが、これは偶然でしょう。 | ||||
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ふだんあまりミステリーを読まないし、この著者の名前も 初めて見たが、「トスカ」が題材になっているので読んでみた。 ハラハラどきどき、どんでん返し、思いもよらぬ結末などは なく、ミステリーとしてはそれほどたいした作品ではないが、 オペラ・ファンにとっては、「トスカ」の演出に関する記述が とても面白い。 オペラの主役は最初から決まっているし、 作曲家が書いた台本を演出家が勝手に変えることはできな いが、陰の主役を誰にするかが演出家の腕の見せ所でもあ るのか。 これまで「トスカ」のDVDを見ることはあっても、脚本を 詳しく読んだことも、演出について考えたこともなかったが、 対訳書をじっくり読みながら、本書で提示されていた斬新 な演出がどのようなものか考えてみようと思った。 | ||||
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オペラ歌手の殺人ミステリです。この手のものはバーバラ・ポールの『気ままなプリマドンナ』を読んだことがありますが、確かトスカニーニが出てくるクラシックな話だったのに比べ、こちらはまさに現代のオペラ事情を踏まえたうえでの事件で、ぐいぐいひきこまれます。 『トスカ』上演中に、警視総監スカルピアが本当に筋通りトスカに刺殺されてしまいます。そしてそこには、カリスマ演出家のリアルすぎる演出がからんでいました。 『エコール・ド・パリ殺人事件』にひきつづいて、刑事の甥の探偵役、神泉寺瞬一郎の口から出る、現代のオペラ演出にまつわる的確な解説と熱い口吻にとりこまれて読み進めました。もちろん演出家、郷田自身も、半端でない演出論をぶちあげ、メトロポリタンオペラで『蝶々夫人』を上演したときのスキャンダラスな例などは、いかにも現代演出を象徴する話で舌を巻きました。 二つの殺人とそしてその謎解きですが、特に第一の殺人の謎解きには唐突感がありました。しかし、その仕組みを語る瞬一郎の音楽史的(上演史的)必然性には重みがあり、第二の殺人も含めて、ヨーロッパ文化の濃厚な迫力に圧倒された、という感じです。 ミステリでありながら、トリックよりも、そのまわりの世界のコクと凝縮度のほうが勝っているかもしれず、オペラを一本見たような熱狂と満足感が残ります。 後発の『ジークフリートの剣』を先に読んでいたのですが、時間系列としてはこの『トスカ』のほうがあとです。話題のジークフリート歌い、テノールの藤枝が帰国して、予告どおりカバラドッシ役を歌っているうえ、殺人事件で中断した舞台をすくうため、幕外で、「星は光りぬ」のアリアを熱唱するなど、オペラファンにはたまらない展開もあります。 著者は音楽学、美術史の専門家なのだろうと思われますが、今後も芸術の修羅にとりつかれたひとたちの熱い物語を期待します。 | ||||
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