マルチエンディング・ミステリー(犯人選挙)
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.50pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
7つの答があるミステリー小説というテーマだけで、興味を惹かれました。さすがメフィスト賞出身の作家だけに、超ユニークな小説です。他の誰も書かないような挑戦的なミステリは好きなので、高評価となりました。文体も軽妙で読みやすいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
| ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
回答編を読む前に | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
深水黎一郎作品は1作ごとに個性的なテーマを感じます。本作は『読者が犯人を決める』というもの。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
つまらない | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
問題編を先にWEBで公開し、7つの選択肢の中から、自分がこれだと思うものを投票してもらい、「犯人を読者が決める」という面白いアイディアで登場した作品。 かくいう私も、投票し、推理も記載したのだが、第一位にはならず、推理の方も、ハズレでした。 でも、久々に推理する楽しみを味わえて良かったと思います。 それにしても、読後に思いを強くしたのは、本作品が、著者の代表作にもなりつつある「ミステリー・アリーナー」の別バージョンではないか、ということです。 「ミステリー・アリーナ」は、著者が用意した15もの解決が示されるという「多重解決もの」でした。 本作品では、7つの選択肢を選んでの投票になった訳ですが、どの選択肢を選んだにせよ、そこには、それぞれの解決が示されていた(投票フォームには、犯人とした理由欄がありました)訳で、投票数は分かりませんが、相当な数になったことと思われ、それだけの数の「多重解決」になっていた、という考えです。 もちろん、著者が用意した、7つの選択肢への解決は、さすが、プロと思わせるもので、満足しました。 私は、著者の作品をより楽しむためには、という考えがありますので、そこを少しだけ述べます。 それは、出来れば、過去の著名なミステリを読んでおいた方がよい、ということです。 著者がデビューした21世紀までには、様々なミステリが書かれて、ネタは出尽くしたとも言われるほどです。 そこで、著者の作品は、そうした過去作を踏まえて、現代風に味付けをして表現するものが多いと思います。 「最後のトリック」は、究極の意外な犯人である、読者が犯人。「ミステリー・アリーナ」は、多重解決。「倒叙の四季」では、倒叙推理。などなど。 いずれも、過去作を読んでいると、「こんな工夫があったのか」と、大変に興味深く読めるのです。 じつは、本作品も、解決編の中で、ある過去作に触れています。作品名はぼかしてありますが、その過去作を読んでいれば、「ここで、その趣向を使うのか!」と感心させられることでしょう。 今後とも、著者が読者の想定を上回る、意欲的なミステリに挑戦していくことを、期待しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とあるシェアハウスのようなアパートの一室で、ひとりの学生が死体で発見されます。 犯人は誰か? というところで、複数の容疑者の、それぞれを真犯人とした結末が、いくつも用意されている――という趣向の謎解きミステリです。 問題編とも言うべき第1部は、まずまず普通に読めました。 視点が切り替わるのに違和感を覚えましたが、そこをこらえれば、普通のミステリとして楽しめました。 しかし、解決編へと向かう第2部以降は、ちょっといただけませんでした。 だれでも犯人でありうる、ということで解決編が提示されていますが、 「すごーい!」 と感心するよりも、どれもが無理やりのこじつけみたいで、しらけてしまいました。 その「無理やり」の部分を緩和するためにでしょうか、おふざけモードで解決編を通しているのも、私にはなじめませんでした。 もしかすると、謎解きが大好きなオタクたちが集まってわいわいやるための、きわめて客層を絞りこんだミステリなのかもしれません。 ケチをつける私のようなのは、 「部外者はお呼びじゃない。出ていってくれ」 なのかもしれません。 だとすると、たまにはミステリのひとつも読むことがある、程度の普通の読書人には、あまりお勧めできない本です。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|