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マルチエンディング・ミステリー(犯人選挙)



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【この小説が収録されている参考書籍】
犯人選挙
マルチエンディング・ミステリー (講談社文庫)

マルチエンディング・ミステリー(犯人選挙)の評価: 2.67/5点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(1pt)

読者をバカにしてる

つまらない
マルチエンディング・ミステリー (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:マルチエンディング・ミステリー (講談社文庫)より
4065333245
No.2:
(4pt)

新しい「試み」として評価したい

問題編を先にWEBで公開し、7つの選択肢の中から、自分がこれだと思うものを投票してもらい、「犯人を読者が決める」という面白いアイディアで登場した作品。

かくいう私も、投票し、推理も記載したのだが、第一位にはならず、推理の方も、ハズレでした。
でも、久々に推理する楽しみを味わえて良かったと思います。

それにしても、読後に思いを強くしたのは、本作品が、著者の代表作にもなりつつある「ミステリー・アリーナー」の別バージョンではないか、ということです。

「ミステリー・アリーナ」は、著者が用意した15もの解決が示されるという「多重解決もの」でした。
本作品では、7つの選択肢を選んでの投票になった訳ですが、どの選択肢を選んだにせよ、そこには、それぞれの解決が示されていた(投票フォームには、犯人とした理由欄がありました)訳で、投票数は分かりませんが、相当な数になったことと思われ、それだけの数の「多重解決」になっていた、という考えです。

もちろん、著者が用意した、7つの選択肢への解決は、さすが、プロと思わせるもので、満足しました。

私は、著者の作品をより楽しむためには、という考えがありますので、そこを少しだけ述べます。

それは、出来れば、過去の著名なミステリを読んでおいた方がよい、ということです。
著者がデビューした21世紀までには、様々なミステリが書かれて、ネタは出尽くしたとも言われるほどです。

そこで、著者の作品は、そうした過去作を踏まえて、現代風に味付けをして表現するものが多いと思います。

「最後のトリック」は、究極の意外な犯人である、読者が犯人。「ミステリー・アリーナ」は、多重解決。「倒叙の四季」では、倒叙推理。などなど。

いずれも、過去作を読んでいると、「こんな工夫があったのか」と、大変に興味深く読めるのです。

じつは、本作品も、解決編の中で、ある過去作に触れています。作品名はぼかしてありますが、その過去作を読んでいれば、「ここで、その趣向を使うのか!」と感心させられることでしょう。

今後とも、著者が読者の想定を上回る、意欲的なミステリに挑戦していくことを、期待しています。
犯人選挙Amazon書評・レビュー:犯人選挙より
4065165571
No.1:
(3pt)

パズル型ミステリのファンでないと楽しめないかも

とあるシェアハウスのようなアパートの一室で、ひとりの学生が死体で発見されます。
犯人は誰か?
というところで、複数の容疑者の、それぞれを真犯人とした結末が、いくつも用意されている――という趣向の謎解きミステリです。

問題編とも言うべき第1部は、まずまず普通に読めました。
視点が切り替わるのに違和感を覚えましたが、そこをこらえれば、普通のミステリとして楽しめました。
しかし、解決編へと向かう第2部以降は、ちょっといただけませんでした。
だれでも犯人でありうる、ということで解決編が提示されていますが、
「すごーい!」
と感心するよりも、どれもが無理やりのこじつけみたいで、しらけてしまいました。
その「無理やり」の部分を緩和するためにでしょうか、おふざけモードで解決編を通しているのも、私にはなじめませんでした。

もしかすると、謎解きが大好きなオタクたちが集まってわいわいやるための、きわめて客層を絞りこんだミステリなのかもしれません。
ケチをつける私のようなのは、
「部外者はお呼びじゃない。出ていってくれ」
なのかもしれません。
だとすると、たまにはミステリのひとつも読むことがある、程度の普通の読書人には、あまりお勧めできない本です。
犯人選挙Amazon書評・レビュー:犯人選挙より
4065165571

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