(短編集)

地雷グリコ



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地雷グリコ

2023年11月27日 地雷グリコ

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説! 射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。 平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。(「BOOK」データベースより)




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地雷グリコの総合評価:8.30/10点レビュー 60件。Aランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)

地雷グリコの感想

ギャンブルをやったことのある大人の読む本ではないな。
中学生でも。。。
地雷グリコ ゲームのルールを語る。階段の絵が描かれている。ここで本を閉じ
当事者になった気分で戦略を考える。ここまでがおもしろいかった。
作者のミスリードなのか本質を隠しているのか、つまらない文章が続く。
最後のばかばかしさに笑ってしまう。
他の短編はもっとひどい
漫画「アカギ」と比べてもしょうがないが、ちゃんとした戦術・戦略・知性をもって
新ゲームに挑むべきだが、知識がなさすぎる。ズルはダメだ。
こどもだましですね。

jethro tull
1MWR4UH4
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

地雷グリコの感想

???ですが、読後は爽快!
1話め「地雷グリコ」、いきなり、頭の中がてんやわんや…。
一語一語読み直しても、どして?
もう考えなくていいや。次行こうか!
そんなこんなで、いつの間にか読了。
そして、何だか、とっても面白かったです。

数学センス皆無の私でも、楽しめたのは、まず第一に、主役から脇役、登場人物の魅力ですね。それぞれの個性をちょっとしたエピソードで描くのが、実に上手です。アニメチックな登場人物たちも、描ききらない引き算の手法で、鼻白まずに受け入れられます。
第二に、奢れるモノを打ち負かすお話は、文句なく気持ちいい。人間の本能に刺さります。
最後のエピソードは、ちょっとやり過ぎトリック?と感じましたが、ふか〜い心理戦術を描くためokですかね。

最近、奇を衒った進化型ミステリーいろいろありますが、
楽しく読めた作品でした。

はつえ
L7BVQMDY
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

地雷グリコの感想

これは面白かった!読んでいて楽しい読書でした。

伝えやすいので他作で例を挙げると福本伸行『カイジ』や迫稔雄『嘘喰い』といったギャンブル&頭脳バトルの学園ものです。
著者自身も公言しており、これらの作品が好きで自身のオリジナルゲームを小説で描いたとの事。
私自身もこれらの漫画が好きなのですが、それぞれの作品に対してちゃんとリスペクトされているのが感じられました。この系統が好きで読み慣れた人にも満足できるクオリティのゲーム&頭脳バトルになっているのが見事です。さらには文章としての小説でちゃんと内容やルールが理解できてイメージできるのが素晴らしい。個人的にこの手のジャンルの小説としては頭一つ抜けているクオリティの作品に感じます。

じゃんけんグリコ、坊主めくり、だるまさんがころんだ。と言った馴染みのあるゲームを用いる事で読者はすんなりゲームに入り込める作り。そしてそんな馴染みのあるゲームが著者の味付けによって豊富な頭脳戦や騙し合いやトリックが渦巻く作品に仕上がっているのが凄い。わかりやすいゲームゆえ、「こんな仕掛けかな~」なんて想像しながら読むと思いますが、そんな考えの斜め上行く展開は嬉しい刺激でした。5編の連作短編集はどの作品も面白く、1作目、2作目、3作目……とどんどん面白さが上がるのもよい。ルールや仕掛けを読者に認識させる手順が巧すぎます。最初から最後まで気持ちが上がっていく読書でした。

学園ものとしても面白いです。交友関係や成長物語など、キャラクターも良いですし、次々と現れる強者のステップアップも面白い。
デビュー作から学園ミステリを描いている事もあり、この雰囲気はお手の物でとても心地よいです。先に挙げた漫画や学園ギャンブル系だと『賭ケグルイ』と言った作品がありますが、本作はそれらの殺伐とした雰囲気とは違い、どこか青春小説のような明るく穏やかな心地よさを感じます。この雰囲気を備えているのが著者の優しさであり特徴である気がします。
例えばギャンブル漫画ですと敗者の悲鳴や絶叫、絶望、暴力や怒りなど強烈な負の感情を描いて読者にインパクトを与えてたりします。ですが本書の場合はそういう負の状況は抑えてあります。敗者の雰囲気1つとっても嫌な気持ちにならない描き方であり、小説としての文章により、勝利へ向けての爽快感や仕掛けの面白さで読者を魅了させています。読後感もとてもよい作品でした。続巻希望です!

▼以下、ネタバレ感想

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egut
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.57:
(5pt)

手品のような小説。

天才高校生がいろいろなゲームに挑む、というお話。
読み味はカイジをはじめとするデスゲームものに近いですが、青春小説なので人は死にません。

どのゲームも、既存のゲームをひとひねりして独自の戦略性を持たせたものです。
主人公は限られた時間の中で頭脳をフル回転させ、攻略法を編み出し、敵に挑みます。

非常に読みやすい文章で、ページをめくる手が止まらないとはこのことか! というくらいさっさと読めるのですが、何気なく読んだ文章の中に攻略のヒントが隠されていることが多々あり、まるで手品を見ているようでした。

手品って、観客の視線や意識をうまく誘導することでトリックに気付かせないようにしていますよね。で、タネ明かしを見ると「ここに仕込んでいたのか!」とびっくりする。『地雷グリコ』はそんな驚きに満ちています。後から細かいところを確認すると、ちゃんと「仕込み」がなされている。この仕事の丁寧さはまさにミステリ作品です。

小説らしく人間を深く描いているかというとそうではないのですが、そういった点はあえて控えめにして青春エンタメ小説であることに徹し、ゲームの面白さを描くことに全力を注いでいる姿勢は、間違いなく評価に値します。面白いものを面白く描くぞ、という誠意を感じるのです。
とはいえ、関係性オタクにはある程度の栄養を与えてくれる作品でもあります。

面白かったです。ありがとうございました。
地雷グリコAmazon書評・レビュー:地雷グリコより
404111165X
No.56:
(5pt)

安心してください 誰も死にません

それでも、とにかくハラハラする。
殺人こそ起きないが、犯罪すれすれのグレーゾーンな事ばかり起こる
コージーミステリーとも少し違う
本格ミステリーが好きな人は、殺伐とした場面が出てこないと、少し物足りなさを感じてしまうかもしれないが、この作品に関してはそんな心配もいりません
唯一心残りは、若い頃に読みたかった
地雷グリコAmazon書評・レビュー:地雷グリコより
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No.55:
(2pt)

少年漫画のような読みやすさ

軽い気持ちであれこれ考えずにグングン読める。少年漫画とか、ライトノベルみたいな爽快さ。若い世代には特に人気が出そう。
地雷グリコAmazon書評・レビュー:地雷グリコより
404111165X
No.54:
(2pt)

ミステリーではないので要注意。カイジの限定じゃんけん的な世界観で、漫画なら面白そうだが・・・

まず、「本格ミステリ大賞」受賞作品だったので、自分が考える本格ミステリーの文脈で読み始めたのが良くなかったかもしれない。蓋を開ければ、カイジの限定じゃんけん的な世界観を、高校生主人公の学園物に置き換えた作品だった。
それぞれの章ごとに独自ルールのゲームが設定されているのだが、後半にいけばいくほど、内容が複雑化していくため、今一つ乗り切れないまま終わっていく印象だった。キャラクターや舞台設定も非常に漫画的なので、これが原作の漫画だったら面白いのかもしれない。小説というフィールドで読者を引き込むには少し力が足りないかなとという印象で、全体的に消化不良だった。
地雷グリコAmazon書評・レビュー:地雷グリコより
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No.53:
(5pt)

最高

嘘食い、カイジ、ライアーゲーム、ACMA GAME、…
頭脳バトルものってめちゃめちゃ面白いですよね。
この本でたっぷり楽しめます。
このジャンルで大事なのは、
・シンプルなルール(読者がルールの理解を諦めてしまうレベルでは全く面白くない)
・納得感のある勝利(ルール違反がなかったことを読者が完全に理解でき、読者もその発想さえあれば真似ができる方法)
・ゲーム情報の適切な開示(実はこんなことしてました、は最小限であってほしい)
・ロジックのストーリーテリング(プレイヤー視点、観客視点の情報開示・解説が読者の興味を持続させる)
・派手などんでん返し
あたりだと思っていますが、この本は完璧です。
さらには全体をつなぐサイドストーリーもちゃんとオチがついて、読後感が爽やかでした。
いやーー最高です。
もっと続きを、何卒ぜひお願いします!!
地雷グリコAmazon書評・レビュー:地雷グリコより
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