(短編集)

風ヶ丘五十円玉祭りの謎



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風ヶ丘五十円玉祭りの謎 (創元推理文庫)

2017年07月20日 風ヶ丘五十円玉祭りの謎 (創元推理文庫)

夏祭りにやって来た、裏染天馬と柚乃たち風ヶ丘高校の面々。たこ焼き、かき氷、水ヨーヨー、どの屋台で買い物してもお釣りに五十円玉が含まれるのはなぜ? 名作『競作五十円玉二十枚の謎』をモチーフに挑んだ表題作ほか、天馬の妹の華麗な謎解きも収録した全五編。“若き平成のエラリー・クイーン"が日常の謎に挑戦。人気イラストレーター・田中寛崇による新規書き下ろし扉絵つき。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

風ヶ丘五十円玉祭りの謎の総合評価:7.64/10点レビュー 28件。Bランク


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No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)
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「風ケ丘五十円玉祭りの謎」の感想

第22回鮎川哲也賞受賞作でもある「体育館の殺人」は読んでいますが、二作目の「水族館の殺人」は、文庫待ちにしています。
一作目の読後は、二作目も買う予定でしたが、見送りました。なぜか学園ものって、好きじゃ無いですね。
本書は、このシリーズの三作目になります。紙の本じゃなく、電子書籍で読みましたが、前作・「水族館の殺人」を読んでいないとわからない話が少し出てきますし、舞台設定や登場人物なども共通しているので、やはりシリーズものは中抜きだとちょっと読みづらい・・・と、今更ながら納得です。

「もう一色選べる丼」
誰かが、学食の外へ持ち出して食べたどんぶりが、きちんと返却せずに置き去りにされていたのはなぜかと言う話です。好きな具が二つ選べる学食名物の「二色丼」と言うことですが、私なら、カツ丼と牛丼の二色です(笑)
この話は、時間的には、「体育館の殺人」と「水族館の殺人」の間に位置する話のようです。
なかなかよくできていると思ったのは、「なぜ」置かれていたのかと言うところもそうですが、「誰」が置いたのかという犯人捜しになっているところです。
話の流れとしては面白いのですが、いくら嫌いなおかずが入っているからって、捨てるのはどうかと思います。

「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」
夏祭りの屋台で300円のたこ焼きをかって、500円を出したら、50円玉4枚のおつりが来たと言う話で、調べてみるとどの屋台でもだいたい50円玉でおつりを出しているようだとわかります。
この話は、若竹七海が実際に体験したという「五十円玉二十枚の謎」に通じるところもあり、興味深く読みました。
「なぜおつりは50円玉ばかりなのか」という謎を解くと言うことで話は進んでいきますが、真っ先に探偵役の裏染天馬の取った行動が、お店の人に聞く・・・と言うことだったのには、思わず笑ってしまいました。
ただこの設定では、一件のお店じゃ無く、夏祭りの屋台全部と言うことになるので、大量の50円玉をどうやって各店に配布したのかと言うような疑問点は残ってしまいますし、ちょっとせこい話になっています。

「針宮理恵子のサードインパクト」
体育館の殺人」に少し登場した、ちょっと不良っぽい外見の針宮理恵子を主役としたエピソードです。
彼女がこっそりつきあっている、ブラスバンド部に入っている一年下のちょっと頼りない男子・早乙女が、クラブの先輩たちにいじめられているのではという疑問を持つ話です。
ミステリとしての出来はイマイチかと思いますが、ちょっとありそうな話なので、私としては面白く読みました。

「天使たちの残暑見舞い」
演劇部のOBが部室に残したノートに書かれていた、教室に居た二人の女子生徒が消失すると言う謎を解くという話ですが、その時の状況を実際にさせてみるというところが、ちょっと可笑しかったです。
消失事件の解釈としては、それなりに良く出来ているとは思いますが、こういう設定はどうも嘘っぽくていけません。
でも、最後に出てきた袴田柚乃の推理の方は、なかなか楽しめました(笑)

「その花瓶にご注意を」
私立緋天学園中等部に在籍する、天馬の妹・裏染鏡華を探偵役とする話です。どうやら彼女は、「水族館の殺人」に登場しているんですね。
放課後、廊下に飾られていた大きなガラスの花瓶が、床に落ちて割れているのが見つかり、その犯人捜しと言うことです。
花瓶の割れた音がしなかったと言うことから、一人の生徒に目星をつけ、対決しますが、「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」で出会った裏染鏡華とは、イメージがまるで違うので驚きです。
でも、読者が参加できないような謎は良くないですね。

「世界一居心地の悪いサウナ」
おそらく裏染天馬とおぼしき人物が、スパなどの温泉施設のサウナで、「世界に二番目に会いたくない相手」と遭遇した一幕の話です。
よくわからない内容ですが、この話が次作に繋がっていくのでしょうか?
それにしても、それじゃ、世界で一番会いたくない相手って誰なんでしょうね・・・?

トラ
WFY887SY
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

風ヶ丘五十円玉祭りの謎の感想

青崎有吾さん初の日常の謎短編集。「針宮理恵子のサードインパクト」・「その花瓶にご注意を」が個人的ベストです。

水生
89I2I7TQ
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No.26:
(5pt)

遥かに遠くなった自分の高校生時代を思い出したりして、なんともたまらん気持ちになりました。読みがいのある素敵な連作短篇集でしたよ。

『体育館の殺人』並びに『水族館の殺人』で〈裏染(うらぞめ)シリーズ〉のファンになった読み手としては、これは実に読みがいのある連作短篇集でした。そして、読み順を違えず、刊行順の『体育館の殺人』→『水族館の殺人』→本書の順に読んで良かったです。「ああ。ここで言ってるあれは、あのことだな」とか、「この話は、あの事件の十日後のことだな」とか、シリーズものを順に読む面白味を感じることができましたから。

にしても、裏染天馬(てんま)、裏染鏡華(きょうか)、さらに裏染・父の〈裏染ファミリー〉の、なんという恐ろしさ! 本書を読んで、つくづく思い知りましたわ。第三話の主役・針宮理恵子(はりみや りえこ)が、裏染天馬の謎解きを目の当たりにして《──なんなんだ、こいつは。》p.154 と恐怖するシーンがあるのですが、ほんと、彼の観察眼と推理力の高さは恐るべし。本書で改めて、ぞくぞくさせられました。

別の意味でぞくぞくっとしたのは、天馬の妹・鏡華の危ない性癖っすね。第五話では、彼女のヤバい嗜好と推理力の片鱗が伺えて、頁をめくる手が止まりませんでした。

それぞれの話の扉に置かれたイラストも良かったです。なかでも第四話「天使たちの残暑見舞い」の扉イラストに描かれた二人の少女が誰なのか、読み始める前に大いに気になったのですが、話のなかで、「髪の少し長い左手の少女が●●で、すると、右手のややうつむき加減で恥ずかしそうな彼女が○○だな」と特定できて、楽しかったです。イラスト担当の田中寛崇さん、グッジョブ!

それと、村上貴史氏の読みごたえのある巻末解説にも拍手を
風ヶ丘五十円玉祭りの謎Amazon書評・レビュー:風ヶ丘五十円玉祭りの謎より
4488027318
No.25:
(3pt)

若者むけかな。

本格ミステリーが好きな人には、厳しいかな。

若者に読みやすいように工夫されているように感じましたが、
ちょっと物足りなかったです。
風ヶ丘五十円玉祭りの謎Amazon書評・レビュー:風ヶ丘五十円玉祭りの謎より
4488027318
No.24:
(5pt)

いい感じ!

本格派ミステリーではなく、短編で青春でキュンキュンします!
他の作品も読もうと張り切っております!
風ヶ丘五十円玉祭りの謎Amazon書評・レビュー:風ヶ丘五十円玉祭りの謎より
4488027318
No.23:
(4pt)

楽しめた~

短編なのでどうかと思ったけど、
裏染天馬シリーズを読んだことがあれば
楽しめるかと思います。
それぞれのキャラクターに個性があって面白かった。
風ヶ丘五十円玉祭りの謎Amazon書評・レビュー:風ヶ丘五十円玉祭りの謎より
4488027318
No.22:
(4pt)

短編集

謎解きのあら探しとか、そんなつまらない読み方(そのためにわざわざ買って読むのはその人にとって有意義なのだろうか?)は出来ないので、柚乃の振り回されっぷりといじられっぷり?を楽しんで読んでます。天馬を気にしながら部長に憧れ、天馬の妹に見初められ親友にも?登場人物に女性が多いとはいえ、どうしてこう百合色が強くなるのだろう(笑)?あとがきには図書館の次作の構想は決まっていて、オリンピック前に出したいとか書かれてましたけど(汗)…もうそれから2年経ってます。新たな短編集よりも続きを!と願わずにはいられません。
風ヶ丘五十円玉祭りの謎Amazon書評・レビュー:風ヶ丘五十円玉祭りの謎より
4488027318



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