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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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3作連続直木賞候補という、今脂が乗っている作家の書き下ろし長編。手持ちで読むのが辛いほど分厚く、中身もかなりハードなノワール系エンタメ作品である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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途中まではかなり面白い。具体的には中盤、有名海外プロデューサーの前でオーディションを受けるあたりが最高潮だった。だが、その後はかなりどうでも良くなっていってしまう。おそらく、「Qが反逆のシンボルとして世界中の被抑圧者の救世主になる」というヴィジョンがあまりにも荒唐無稽というか、流石にそうはならんやろと冷めてしまう。Qの人物造形からして、彼の信者になるのはごく一部の熱狂的な人間だけだろう。美だけで民衆を熱狂させるのは無理だ。民衆はもっとわかりやすい物語をこそ欲している。それは残念ながら「敵は◯◯だ!」や「こんな世界になったのは◯◯が原因だ」と攻撃の矛先を分かりやすく提示してくれる指導者である。もしかするとそれへの反発として美による統合を目指したのかもしれないが、それにはQの人物造形や挙動に説得力がなかった。だが繰り返すが、途中まではかなり面白いので読む価値はある。 | ||||
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700ページ弱あるこの本は、第二章あたりまでは気になってどんどん読み進むのですが、ラストに近づくにつれてあーー…こんな感じか。とガッカリしちゃいます。 せっかくキレイに広げてったのに、もっと上手いことラスト考えられなかったのかなぁ…とモヤモヤします。畳み掛けが雑で納得いかない部分と謎の消化不良で、読後のスッキリ!読んでよかった!!が皆無でした(笑) 付属に本に挟まってた短編(初回限定なのかな?)を先に読んじゃうとややネタバレ感あります(笑) 人気俳優とかで、映像化されそうだけど…ラストのライブパフォーマンスパレードみたいなとこは滑稽で「美」を感じませんでした。ほんとラストにかこてをどうにか書き直してほしいくらい最後が微妙な作品でした(笑) | ||||
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不協和音が、ぐゎんぐゎんと鳴り響く672P、アブノーマルな世界へ。 美しい少年は、音楽とダンスを。 その躍動はコロナウイルスのごとく拡散し侵食する。 ”美は大いなる犠牲とともに成り立っている”という。 輝く夢を求めて、Qを守る。 それは、愛で。 | ||||
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暴力、ダンス、アウディ、海ほたるなどの今を背景に 変わらぬ人の情念、太い絵筆で描かれるような情念を 描いた小説のように思って読み進めたが、 いや、著者が描きたっかったのは、「もっとも困難な、嘘」だったのかもしれない。 | ||||
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Kindle読み。 前作“爆弾”のタゴサクさんの取り調べでの台詞が面白かったので読んでみた。 単行本の帯には“お前は輝け 太陽が嫉妬するくらい”とコピーがあるようで...本を読み進むうち、登場人物達の根拠なき “オレ達はスゲェー(凄い)だろう!”は、そのコピーそのもので、小生はこの手のシチュエーションがちょいと苦手....。 本文中に、Qを売り出すプロジェクトチームの事をハチは『これは宗教か』言っていたが、まさにカルト宗教のような乖離した状況と、神秘的なダンスの形容 (王に許された歩法、毒蛇の誘惑、溶け出す香り、理不尽な崩壊...etc) が、小生には理解不能で読書に手間取った。更に最後の不法なイベントとハチのスパイダーマンのような描写も、映像なら凄さがわかるのだろうが...想像力不足でお手上げ。 文句ばかり並べたが、時間が掛った読書じゃった。 | ||||
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