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種別
長編
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2,517回
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2
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7
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あらすじ

2025年12月05日 Q 上巻 覚醒前夜

あの子の輝きに、生かされている 千葉県富津市の清掃会社に勤めるハチこと町谷亜八は、過去に傷害事件を起こし執行猶予中の身。ようやく手に入れた「まっとうな暮らし」からはみ出さぬよう日々を生きている。唯一の愉しみは祖父の遺したアウディでアクアラインを走ることだった。ある日、血の繋がらない姉・ロクから数年ぶりに連絡が入る。二人の弟、キュウを脅す人物が現れたという。 キュウにはダンスの天賦の才があった。彼の未来を守るため、ハチとロクは、かつてある罪を犯していた。折しも華々しいデビューを飾りキュウは急速に注目を集め始めたところである。事件が明るみに出ればスキャンダルは避けられない。弟のため、ハチは平穏な日々から一歩を踏み出すことを決意するのだが……。 一方、ロクの同棲相手である本庄健幹は彼女の行動に違和感を覚えだす。言いようのない不安を解消するため、健幹はロクの故郷・富津に向かった。あてもなく情報を探るうち、首に刺青を入れた男と出会う。彼もまた、町谷の家を探していた。 抗えない圧倒的な〈現実〉、そして守るべき日常。そのなかでそれぞれの愛を貫こうとする人々。コロナ禍の日本を舞台に突如現われたカリスマをめぐる、最高速度の物語。(「BOOK」データベースより)

評判

Qの評価:

7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.00pt

Qの総合評価:

7.91/10点 レビュー 11件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(7pt)

簡単には歯が立たない、堅焼き煎餅並みの663ページ。

3作連続直木賞候補という、今脂が乗っている作家の書き下ろし長編。手持ちで読むのが辛いほど分厚く、中身もかなりハードなノワール系エンタメ作品である。
どうしようもなく閉塞したコロナ禍の日本社会を打ち破るべく、天才ダンサーをカリスマとして売り出そうとする人々と、複雑な事情を抱えた天才ダンサーの家族が織りなす人間ドラマがメインの物語であり、ミステリー、ノワールの要素は不可欠ではあるがあくまで舞台装置でしかない。母親違いの三姉弟「ロク」、「ハチ」、「キュウ」の関係が分かるまでちょっと読みづらいし、三人の関係性が分かってからも父親を始めとする家族や、「キュウ」を売り出すプロデューサーや関係者がみな常識外で怪しく、何度も立ち止まらないとストーリーが理解できなかった。
663ページという大部作だし、難解ではないが癖のある話の展開なので、読み終えた時に満足するか徒労を覚えるか、読者を選ぶ作品と言える。

iisan
927253Y1

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.10
(5pt)

物語は加速して、熱狂のクライマックスへ。

物語はどんどん加速して、第一部と第二部で語られた全てが第三部になだれこみます。
つぶさに描かれる情景は細部まで目に浮かぶようでありながら、圧倒的なスピード感は揺らぎません。
作者と読者と登場人物が、トランスを共有するかのように感じられました。
上巻の硬派な読みにくさを乗り越えられた人が、下巻はどうしようかなーと迷うことがあったら、下巻まで読むことをお勧めしたいです。
Q 下巻 暗夜行路 Amazon書評・レビュー: Q 下巻 暗夜行路より
4094075194
No.9
(4pt)

上下巻の全体から見ると、序破急の「序」です

何もかもが下巻のクライマックスに向けて進行していく物語です(と、下巻まで読み終わって思いました)。
上巻単体だと序破急の「序」に過ぎず、いまひとつ掴みどころがない感じがあります。
ともかく、癖のある登場人物たちの思惑と行動が絡み合う、ギュギュッと密度の高い物語を、ゴリゴリと読んでいくだけ。
上巻を読み終わって、まあこの調子で下巻まで読んでもいいかなと思った人は、下巻へ進んで物語の行く末を見届けてください。
Q 上巻 覚醒前夜 Amazon書評・レビュー: Q 上巻 覚醒前夜より
4094075186
No.8
(3pt)

途中まではかなり面白いのだが、、

途中まではかなり面白い。具体的には中盤、有名海外プロデューサーの前でオーディションを受けるあたりが最高潮だった。だが、その後はかなりどうでも良くなっていってしまう。おそらく、「Qが反逆のシンボルとして世界中の被抑圧者の救世主になる」というヴィジョンがあまりにも荒唐無稽というか、流石にそうはならんやろと冷めてしまう。Qの人物造形からして、彼の信者になるのはごく一部の熱狂的な人間だけだろう。美だけで民衆を熱狂させるのは無理だ。民衆はもっとわかりやすい物語をこそ欲している。それは残念ながら「敵は◯◯だ!」や「こんな世界になったのは◯◯が原因だ」と攻撃の矛先を分かりやすく提示してくれる指導者である。もしかするとそれへの反発として美による統合を目指したのかもしれないが、それにはQの人物造形や挙動に説得力がなかった。だが繰り返すが、途中まではかなり面白いので読む価値はある。
Q Amazon書評・レビュー: Qより
4093866996
No.7
(2pt)

最後にかけてが弱い。長編を読み切ったあとのガッカリ感!

700ページ弱あるこの本は、第二章あたりまでは気になってどんどん読み進むのですが、ラストに近づくにつれてあーー…こんな感じか。とガッカリしちゃいます。
せっかくキレイに広げてったのに、もっと上手いことラスト考えられなかったのかなぁ…とモヤモヤします。畳み掛けが雑で納得いかない部分と謎の消化不良で、読後のスッキリ!読んでよかった!!が皆無でした(笑)
付属に本に挟まってた短編(初回限定なのかな?)を先に読んじゃうとややネタバレ感あります(笑)
人気俳優とかで、映像化されそうだけど…ラストのライブパフォーマンスパレードみたいなとこは滑稽で「美」を感じませんでした。ほんとラストにかこてをどうにか書き直してほしいくらい最後が微妙な作品でした(笑)
Q Amazon書評・レビュー: Qより
4093866996
No.6
(5pt)

美の頂点を求めて、虚構の生は。

不協和音が、ぐゎんぐゎんと鳴り響く672P、アブノーマルな世界へ。
美しい少年は、音楽とダンスを。
その躍動はコロナウイルスのごとく拡散し侵食する。
”美は大いなる犠牲とともに成り立っている”という。
輝く夢を求めて、Qを守る。
それは、愛で。
Q Amazon書評・レビュー: Qより
4093866996

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