ライオン・ブルー
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ライオン・ブルーの総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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田舎の獅子追交番が舞台。一人の巡査の失踪の謎を追いかけて、殺人事件が発生。 | ||||
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問題はない | ||||
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かなり期待して読み始めた本屋大賞ノミネートの爆弾の著者。 舞台は近畿地方の獅子追町。澤登巡査が、故郷獅子追の交番に異動する。故郷では、 父親が石屋を営み、それを兄が継いでいた。澤登の目的は、やはり獅子追を故郷とした 長原の失踪の理由。獅子追では、千歳組が幅を利かせ、隣の大鳥では御紋が幅を利かす。 そこに町と市の合併、再開発、土地の売買の問題が絡み、長原はなぜ失踪したのか。 30点だね。 そもそものどんでん返しが明らかに無理があり、話を大きくし過ぎて収拾がつかない って小説の典型。たまにあるよね、こういうの。笹山さんだったかなあ、K2の話書いた人。 それを思い出すほどで、最後の長原さんのオチにはちょっと笑ってしまった。 爆弾は読んでみたいけど、これは人にはお勧めしないでしょ。著者も無理に書いたって のがミエミエだし。新幹線ももうすぐ駅に着いちゃうし、2時間で読めるけど、そこで サヨウナラかな。残念。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります おおらかさとその裏側にある陰湿さや息苦しさ,町を支配する盟主やヤクザなど, 田舎を舞台にした物語によくある雰囲気や,主人公のトラウマやクセの強い同僚と, 思いのほかにわかりやすい設定と構図で,全体を掴みやすくしている印象を受けます. その一方で,寂れた田舎町のはずが,過去も含めて近隣の町や人間が多く関わり, 話は大きく膨れ上がったところへ,とある男の一言で全てがひっくり返るそれまで, そして,いくつかの事件を絡ませての着地点は,クソとなじる自らの町への恨みなど, 個人だけではどうしようもない,大きな壁とまかり通る理不尽が複雑な思いを残します. ただ,『物語によくある~』と触れているように,本当の田舎を知らない自分には, 故郷という場所,その地を思い,守りたいという考えを完全に理解できたとは言えず, 彼らが重ねてきた苦悩や行動,そして最後の選択を手放しで受け容れることは難しく…. そのせいか,主人公が背負う覚悟を,前向きにまとめたことには違和感を覚えました. なお,文庫版では『蛇の作法(『『小説 野性時代』二〇一七年六月号)』を収録. 本編にも登場する一課の刑事のスピンオフ作品で,時系列もそちらと並行をしており, ほどほどですが双方を補完する内容で,これまたやり場のない思いを抱かせる一編です. | ||||
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遅まきながら「ライオン・ブルー」(呉勝浩 角川文庫)を読みました。2017年の作品ですね。 現時点での最新作「スワン」については既に投稿済みですが、整然としたロジックによってアノニマスとしての「悪意」を醸し出す筆致は秀逸だと感じましたが、スリラーとしてはパラパラとした印象でした。 この舞台は関西の(架空の)田舎町。「獅子追」の交番に異動した耀司が主人公です。耀司の同期の巡査、長原が姿を消し、県警本部が捜査に乗り出しますが見つからず、失踪したまま。何故、長原はいなくなったのか?そして、(アクチュアルですが)ゴミ屋敷が放火され、遺体が見つかり、長原の失踪前の行動に疑問を抱く耀司が「獅子追」の町に潜む闇の中、真相を探るべく狂熱的に埋没していくことになります。 スリラーですから、詳細を記すことはできません。過疎化が進み、生き残ろうとする町の蠢き、手帳も拳銃も持って消えた現職警官、田舎町に根強く残る「既得権益」(笑)、ヤクザたちとそれぞれが<闇>を抱える警官たち。 ミスディレクションも効果的に置かれ、しっかりと<反転>があり、「スワン」同様、違和感のないロジックは整然としています。 また、物語全体からほとばしるのは、人が人を守ろうとする覚悟、居場所を求めて彷徨う警官たちの苦悩、何より血潮を流れる「故郷」への思い。たとえその町が嫌いでも居ついてしまうと、そう簡単には抜け出すことができないその「閉塞感」を描いて絶品だと思いました。 文庫版をKindleで読みましたが、もう一つの「獅子追」を描いた短編「蛇の作法」も収録されています。この物語もまた、「ライオン・ブルー」をしっかりと補完しています。 少し飛躍しますが、田舎町「獅子追」を“ポイズンヴィル”として考えるならば、この小説は呉勝浩版「血の収穫」なのかもしれません。コンチネンタル・オプはいったい誰? | ||||
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好きな女の子が使ってる香水だと聞いてポチりました。 届くのが楽しみです | ||||
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