法廷占拠 爆弾2



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初公開日(参考)2024年07月
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長編小説

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法廷占拠 爆弾2

2024年07月31日 法廷占拠 爆弾2

東京地方裁判所、104号法廷。 史上最悪の爆弾魔スズキタゴサクの裁判中、突如銃を持ったテロリストが乱入し、法廷を瞬く間に占拠した。 「ただちに死刑囚の死刑を執行せよ。ひとりの処刑につき、ひとりの人質を解放します」前代未聞の籠城事件が発生した。 スズキタゴサクも巻き込んだ、警察とテロリストの戦いが再び始まる!(「BOOK」データベースより)




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法廷占拠 爆弾2の総合評価:8.41/10点レビュー 27件。Bランク


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(7pt)

法廷占拠 爆弾2の感想

前作の続編がまさかの登場。
世界観が前作の延長にあるため、爆弾事件後の物語が描かれています。前作を読んでおくことを強くおすすめします。

爆弾魔かつ愉快犯の「スズキタゴサク」という人物設定がかなり魅力的であり、今作も良い味を出していました。いわゆる「無敵の人」である知能犯。相手を不愉快にさせる言動や行動は今作も健在。特徴的なセリフ回しが、キャラクターを際立たせています。前作を楽しんだ方や、この犯人に興味を持った方は、今作も間違いなく楽しめるでしょう。

裁判所を舞台とした立てこもり事件。100名近い人質をコントールしているという事に納得できる文章の緊迫した雰囲気が見事でした。この手の作品では、文章が軽いとどうしても現実味が薄れたり、無理のある展開に感じてしまうことが多いですが、本作はそうした不安を感じさせない圧倒的な緊張感で引き込まれます。

犯人が明かされているミステリーながら、犯行理由や目的が謎に包まれており、その点が非常に興味を引きます。キャラクター造形や警察ものとしての要素も楽しめる作品でした。
ミステリーの仕掛けや社会的テーマが現代的な要素に巧みに絡んでおり、まさに今の時代にふさわしいミステリー作品だと感じました。"スズキタゴサク"の今後の展開が非常に楽しみです。

余談ですが、この爆弾シリーズの装丁が好みでした。表紙画像だとわからないですが、実物はモノトーンの写真にツルツルした加工の飛沫が施されており、その触り心地が面白い。こだわりを感じる表紙でした。

▼以下、ネタバレ感想

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No.26:
(5pt)

スズキタゴサク、柴咲、そして警察との高度な駆け引きや探り合いはとても楽しめた

連続爆破事件の犯人であるスズキタゴサクの裁判の最中に、遺族席から柴咲という男が突然拳銃をぶっ放して100人の人質をとって法廷を占拠するところから物語が一気に加速する。

スズキタゴサク、柴咲、そして警察との高度な駆け引きや探り合いはとても楽しめた。

柴咲は法廷を占拠し、法廷内の様子や警察とやり取りする一部始終を生配信するという劇場型犯罪を行うが、法廷内や外部にも爆弾を仕掛けた形跡があり、警察も簡単に手出しができない。

八方塞がりの中、警察の交渉役である高東の補佐役として、前作「爆弾」でも活躍した類家が指名され、高東とともに柴咲の目的を探っていく展開。

法廷内でどう人質を監視して警察と交渉するのか、人質たちを素直に従わせる方法や警察への要求、人質の解放手段など、本当によく考えられていたと思う。

スズキタゴサクの変人ながらも頭のキレが抜群で人を食ったような話し方やイライラさせるところも前作同様だった。

「爆弾3」もありそうな終わり方だったので、続編を楽しみに待ちたい。
法廷占拠 爆弾2Amazon書評・レビュー:法廷占拠 爆弾2より
4065363047
No.25:
(5pt)

荒唐無稽をリアルに描く素晴らしい才能

前作も凄かったが、この続編も凄い。
前作では、都内で次々と仕掛けられる爆弾が爆発する。
それを仕掛けたスズキタゴサクが、野方署の刑事たちをクイズ形式で翻弄していくという超絶ミステリーであったが、本作はそのスズキタゴサクの公判の最中に、傍聴者に紛れ込んだ犯人たちによって法廷が占拠される。
一体何のためにか?
それが解き明かされるのは、最後の最後である。
しかも、今回は警察との対決がネットによって同時公開されるという、劇場型犯罪となっている。
その点では雫井脩介『犯人に告ぐ』シリーズとも似ているが、シチュエーションの特異さという点では、本作の方が圧倒的でもある。
そして、どうやらこの『爆弾』はシリーズ化して続いていきそうな気配なのである。
圧倒的な筆力の著者であるだけに、期待大。
法廷占拠 爆弾2Amazon書評・レビュー:法廷占拠 爆弾2より
4065363047
No.24:
(4pt)

トリックは面白かった。

一作目同様でトリックがぐちゃぐちゃしてて面白かった。
が、ちょっと勢い任せな感じがした。
一作目から続投している方々の特に犯人側のキャラクター性がちょっとブレてる気がした。

犯人側の思考を楽しみにしてたので少し残念だった。
さらなる続編で締めるのかなーって感じがした。
法廷占拠 爆弾2Amazon書評・レビュー:法廷占拠 爆弾2より
4065363047
No.23:
(5pt)

前作に続き…

続編も最高でした♪ 買って良かったです‼︎
さらなる、シリーズに期待してます‼︎
法廷占拠 爆弾2Amazon書評・レビュー:法廷占拠 爆弾2より
4065363047
No.22:
(4pt)

爆弾3も期待してます。

読了しました。法定占拠ー爆弾2。
もう次が気になって一気読みでしたが前作と比べると星一つマイナスかなぁ。
奏多が犯罪に手を染めるまでの過程の描写がもう少しあっても良かったかなと思う。
幼馴染の啓一との強い繋がりが事件解決のキーポイントになるのだから
二人が育った環境をもっと掘り下げて欲しかった。
それにしてもスズキタゴサク!爆弾3を予感させる結末(笑)
法廷占拠 爆弾2Amazon書評・レビュー:法廷占拠 爆弾2より
4065363047



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