存在のすべてを

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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ

2023年09月07日 存在のすべてを

前代未聞「二児同時誘拐」の真相に至る「虚実」の迷宮!真実を追求する記者、現実を描写する画家。著者渾身の到達点、圧巻の結末に心打たれる最新作。(「BOOK」データベースより)

評判

存在のすべてをの評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク

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存在のすべてをの総合評価:

8.62/10点 レビュー 104件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.104
(5pt)

泣けて泣けて---。「罪の声」を彷彿させる最高級の作品

泣けて泣けてしようがなかった。平成の始めに起きた幼児同時誘拐事件。本書は、まず警察と
犯人たち、そして身代金を運ぶ誘拐された一家の祖父たちの息詰まる駆け引きが綿密に描かれる。
2件の誘拐事件はやはり警察の推察通り、1件は囮であり、誘拐された小学生はすぐに戻ってくる。
しかし、もう1件の事件では、犯人たちは身代金を取り損ねるも、誘拐された4歳の男の子は帰って
来ない。だが、事件は極めて奇妙なことに、この男の子が3年後祖父の家に現れる。この作品の
大きなテーマはこの子どもの失われた3年間の中に凝縮されている。いや、失われなどはしていない。
この子はこの3年間に稀に見る絵画の才能を得ることになるのだ。この作品の雰囲気は、塩田の
名作「罪の声」とよく似ている。両作品とも、大人の理不尽な我儘な犯罪行為に罪のない子どもが
巻き込まれることに端を発する。しかも本作品ではこの子どもが親による虐待を受けてきている
という家庭環境で育っている。これは非常に質の高い刑事サスペンスではあるが、一方考えさせられる
家庭ドラマでもある。来年2月に映画が公開される。是非観たいと思っている。
存在のすべてを Amazon書評・レビュー: 存在のすべてをより
4022519320
No.103
(4pt)

一気読みまちがえなし

期待通り読み応えのある作品。ラストで救われた。

星ひとつ落としたのは、長い。少しずつ真実にせまるのはわかるが、謎解きが長い。また主人公の高校同級生とのからみが、話をふくらませてはいるのだけれど、長い割に淡すぎて心に響かない。残念。

一方、この長さがあるから、登場人物が現実味をおびたことも事実。映画化が予定されているそう。「砂の器」のように小説を超える映画作品になることを願ってます。
存在のすべてを Amazon書評・レビュー: 存在のすべてをより
4022519320
No.102
(4pt)

涙腺崩壊

友人から勧められて読んでみました。最後の2ページでは涙腺崩壊しました。ジェットコースター的展開で始まり、謎解きが進む展開は映画の台本になると思ってたら来年2月に映画公開ということです。暑気払いにオススメします。
存在のすべてを Amazon書評・レビュー: 存在のすべてをより
4022519320
No.101
(5pt)

万感胸に迫る小説とは、こういう作品のことを言うのでしょう。凄いほどの読みごたえに、問答無用てな感じで引っぱり込まれましたわ。

読み進むほどに作品世界に引きずり込まれていき、気がつけば、怒涛の勢いで頁をめくってました。私の好きなクラシック音楽で言えば、ベートーヴェンの交響曲のような、魂を揺さぶられる圧巻の小説でありました。

話の発端となる誘拐事件にあたる刑事たちを描いた序盤から読ませますが、この作品の真髄は、三十年前に起きた事件の中から次第に見えてくる描写と、それに関わった人たちの切実な思いにあります。
作中、何度か出てくる〈松本清張〉の推理小説の味わいに通じるものがあります。殊に、その代表作である『砂の器』を野村芳太郎監督が映画化した作品のある情景が、本書を読んでいて度々、脳内をよぎりました。
胸に迫るただならないほどの痛切感、哀切感にしびれたってことでは、以前読んで感動した東野圭吾の『祈りの幕が下りる時』に通じるものを感じました。

それと、本作品では写実絵画が重要なアイテムになっていますね。作中に登場する「トキ美術館」というのは、おそらく「ホキ美術館」がモデルになっているのでしょう。
写実絵画に興味を持たれた方には、『超写実の人物画』(芸術新聞社)、『別冊太陽 写実絵画の新世紀』『別冊太陽 写実絵画の画家たち』(平凡社)といった書籍をお勧めしておきます。
存在のすべてを Amazon書評・レビュー: 存在のすべてをより
4022519320
No.100
(4pt)

どのような気持ちになれば良いのだろうか

登場人物の多さと、今と昔に話が行ったり来たりする為、迷子になってしまう瞬間が正直ありましたが、最後には全ての答えが待っており、キチンと答え合わせが出来ました。
誘拐事件は凶悪犯罪である為、どこまでを許して良いのかという疑問を抱えながら終盤を読み進めていたので、読み終えたあとは、複雑な気持ちになってしまったというのが本音でした。
考えさせられる小説でした。
存在のすべてを Amazon書評・レビュー: 存在のすべてをより
4022519320

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