ちぎれた鎖と光の切れ端
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昨年の乱歩賞作家の2作目。前作が好みだったので手に取りました。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「此の世の果ての殺人」で筆力を見せつけた作者なので、本作も非常にスムーズに世界に入り込むことができた。展開もスピーディーで、2部構成にしている点も面白かった。メインとしては連続殺人のミステリーだが、本作はそこに収まらない人間模様を丁寧に描き出しており、様々な角度での要素をちりばめながらも全体してはまとまりを失わない名作だった。長編ではあるが、あっという間に読了してしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人物描写が薄っぺらい。最初の主人公が犯行を思い立つ動機、あまりに浅薄でちょっとひどい。あと、悪いことはすべて男っていう発想が通底していて読んでいて不快。「九州は男尊女卑地獄」とかネットで書き込むレベルならともかく、本に書くとかセンスを疑う。完全なる地域差別だろう。それともエビデンスでもあるんだろうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
絶海の孤島で展開される連続殺人、というおなじみのシチュエーションはオーソドックスながらもやはりわくわくする。 しかも殺人には、死体の第一発見者が次の被害者になるという不可解な共通点があって、俄然興味がそそられた。もちろんちゃんとした理由があって、それが綺麗に説明されたときは、なるほど~と膝を打った。 と思ったら、時と場所を変えて第二章が始まって、そこでもやっぱり第一発見者が殺されていく連続殺人が発生して、再び「どゆこと?」の迷宮に投げ入れられる。この構成がうまいしすごい。 ただこういう本格モノにありがちな「登場人物たちがトリックを実現するために動いている」が、この作品にも当てはまる気はする。犯人に対しても被害者に対しても「なんかこう……もっと……あるだろう!?」ってなる。コナンの世界かな?ってくらいみんななんか殺意抱いてるし。 まあでも本格ってそういうとこあるからね~。殺人と謎解きのロジックが読みたい人は、楽しく読めると思うのでおすすめ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『怪しげな小瓶、ケーブルカッター、中途半端な容量のジュース。彼は点と点を繋ぎ合わせ、樋藤清嗣がコテージで友人を殺害するつもりであることに勘付いたのだ。』 第一部の終盤の種明かし合戦に辟易としつつあるところに、この一文で決定的に興を削がれました。 『たぶん、如子の推理には一つだけ、間違いがある。(中略)和実はただ九城の舌を切り取りたかったのだ。』 読者には、第一部で最初の死体の舌が切り取られていた理由は被害者を偽装するためだと分かっているだけに、第二部で登場人物にこんな感想を語らせること自体が無意味だと思いました。 江戸川乱歩賞を受賞した前作では、ずいぶんと都合のよいお話しだなあという感想しか思いつかなかったので、今作はと期待したのですが、第一部の主人公の動機が薄かったり、第二部では交換殺人がやけに簡単に成立したり、お話し全体の展開に合理性と説得力がなくて残念でした。 あと、第一部で主人公の一人称が途中で変わったことの合理的な理由が思いつきませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まさに令和に現れた和製クリスティ。 寝不足あるいは休憩丸潰れ覚悟で手にすべし! 読み終えて即、同僚に贈った程、薦めたくなる書。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 17件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|