木挽町のあだ討ち
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| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点9.67pt | ||||||||
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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素晴らしい話 | ||||
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2023年の第36回山本周五郎賞かつ第169回直木三十五賞作品である。 | ||||
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これは傑作!とても感動の読書でした。多くの方にオススメです。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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| 直木賞、山本周五郎賞をW受賞しただけのことはある。面白い時代小説だ。まず構成が凝っている。 木挽町で起きた仇討を目撃した人々の目撃談で物語は進む。仇討が行われたのは木挽町の芝居小屋 近く。目撃者はすべてその芝居小屋で働く人間だ。彼らの人生は辛く苦しい。しかし、健気に凛と生きてきて いる。江戸に出てきた若い武士菊之助を匿う芝居小屋の人々。何とか仇討を果たそうとする菊之助の 苦悩を知って、彼らが仕掛けたこととは---。目撃者たちの今までの生きざまを描くことで結構な頁数を 使うが、後半の筋書きはまさに舞台の反転を見るような展開である。ちょっとしたコンゲームであり、ミステリー でもある。芝居小屋で働く目撃者たちの人生の描写だけでも、十分感動ものだが、これにこのような 話の展開を読ませられたら、W受賞もするなあ、と甚く納得した。 | ||||
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| 山本周五郎賞、直木賞のダブル受賞作 永井紗耶子さんは、慶応女子らしく明るく聡明な方 江戸や当時の出来事、芝居小屋、吉原、そしてそこで必死に生きる人々の暮らしを、過不足なく丁寧に描かれた この知識量と筆力には、ただただ驚きだ 読んでいて、知らない言葉や漢字、言い回しに付箋をつけたら、なんと60枚以上!メチャ勉強になったし、それだけでも価値ある本 「木挽町」は今の歌舞伎座のあたりのことらしい その芝居小屋の裏手で、凛々しい若侍「菊之助」が父の仇を見事に討つ でも、それは単純な「あだ討ち」じゃなかった 読み進めるごとに少しずつ明らかになっていく驚きの事実 当時、あだ討ちは?“討つ側”にも制約と苦しみがあったシステムだったらしい。仇を討つまでは、母親が一人で待つ国元にも帰れない こんなことも読むまで知らなかったよ 菊之助は、ある事情から胸をかきむしるほど葛藤しながらも、武士道の理屈と正しさをかたくなに貫こうとする 苦しんで、苦しんで、痛いほど苦しむ そんな菊之助を芝居小屋・森田座で出会う人々がほぐしていく 口八丁の呼び込みの一八(いっぱち) 元武士の立師・与三郎 底辺を、苦しみ生き延びてきた衣装部屋師・ほたる 武家に仕事で束縛され、子供を亡くしてしまった木彫り師・久蔵 皆はそれぞれ違う壮絶な人生を歩んできた人間たちだ 傷と痛みをかかえるも、たくましい哲学をもっている そして―― その彼らが菊之助の「武士道の理屈」のかたくなさを溶きほぐしていく それは読む人の涙腺を、容赦なく崩してしまうだろう | ||||
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| 非常にスムーズに読める文体で、最初の方から引き込まれました。一人一人の役割が少しづつ見えてくることにワクワクしました。久しぶりに爽快感のある時代小説を読んだ気がしました。ありがとうございます | ||||
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| 映画を観る前にと思って読みました。途中小道具辺りからカラクリは分かったけれど、おもしろかったです。 | ||||
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| この本にはいろいろな楽しみがある。一人称形式という叙述法で物語は進む。それぞれの章は、単なる目撃談ではなくあだ討ちの目撃者たち自らの来し方を振り返る内容で構成されている。各人が数奇な人生をたどりつつ、芝居の町に居場所を見つけているのだ。各章それぞれの語り口の違いも楽しみのひとつ。次々と挙がる江戸の悪所文化に関わる用語がその口のうえで違和感なく紹介されるのもよい。そして徐々に明らかになるあだ討ちの真実。爽快な結末をぜひ楽しんでほしい。 | ||||
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