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ちぎれた鎖と光の切れ端



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ちぎれた鎖と光の切れ端

ちぎれた鎖と光の切れ端の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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No.1:
(7pt)

ちぎれた鎖と光の切れ端の感想

昨年の乱歩賞作家の2作目。前作が好みだったので手に取りました。
表紙の雰囲気が似ていますが、前作とは違うお話なので本書単体で楽しめます。

今回の物語の序盤は孤島を舞台にした倒叙ミステリ。
復讐計画を企てる犯人視点。ただし自分の意図しない殺人事件が発生。別の殺人者がいる状況。さらには第2、第3の殺人が起き、被害者は決まって前の殺人の第一発見者が襲われる――。というミステリ。
90年代の新本格模様をとても感じた序盤でした。孤島の連続殺人でワクワクしながらの読書。第一発見者が決まって襲われるという問題も面白く、ミステリとして古き良き要素を入れつつ、現代的なテーマも盛り込んだ作品となっております。

事件を魅せつつも本書で感じたのは人の業(カルマ)を感じました。業なんて単語は本書には出てきていないのですが、善悪の行いによって未来の自分へ廻るという物語を感じた次第。タイトルにある、ちぎれた鎖はこういう悪しき連鎖を断ち切り希望を見出す光を意味している気がしました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
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