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ライオン・ブルー



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【この小説が収録されている参考書籍】
ライオン・ブルー
ライオン・ブルー (角川文庫)

ライオン・ブルーの評価: 3.63/5点 レビュー 8件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

特に

問題はない
ライオン・ブルー (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ライオン・ブルー (角川文庫)より
4041086329
No.7:
(2pt)

30点だね。ちょっとねえ。

かなり期待して読み始めた本屋大賞ノミネートの爆弾の著者。

 舞台は近畿地方の獅子追町。澤登巡査が、故郷獅子追の交番に異動する。故郷では、
父親が石屋を営み、それを兄が継いでいた。澤登の目的は、やはり獅子追を故郷とした
長原の失踪の理由。獅子追では、千歳組が幅を利かせ、隣の大鳥では御紋が幅を利かす。
そこに町と市の合併、再開発、土地の売買の問題が絡み、長原はなぜ失踪したのか。

 30点だね。
 そもそものどんでん返しが明らかに無理があり、話を大きくし過ぎて収拾がつかない
って小説の典型。たまにあるよね、こういうの。笹山さんだったかなあ、K2の話書いた人。
それを思い出すほどで、最後の長原さんのオチにはちょっと笑ってしまった。
 爆弾は読んでみたいけど、これは人にはお勧めしないでしょ。著者も無理に書いたって
のがミエミエだし。新幹線ももうすぐ駅に着いちゃうし、2時間で読めるけど、そこで
サヨウナラかな。残念。
ライオン・ブルー (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ライオン・ブルー (角川文庫)より
4041086329
No.6:
(3pt)

物語でよく見る田舎と,見られない田舎

※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

おおらかさとその裏側にある陰湿さや息苦しさ,町を支配する盟主やヤクザなど,
田舎を舞台にした物語によくある雰囲気や,主人公のトラウマやクセの強い同僚と,
思いのほかにわかりやすい設定と構図で,全体を掴みやすくしている印象を受けます.

その一方で,寂れた田舎町のはずが,過去も含めて近隣の町や人間が多く関わり,
話は大きく膨れ上がったところへ,とある男の一言で全てがひっくり返るそれまで,
そして,いくつかの事件を絡ませての着地点は,クソとなじる自らの町への恨みなど,
個人だけではどうしようもない,大きな壁とまかり通る理不尽が複雑な思いを残します.

ただ,『物語によくある~』と触れているように,本当の田舎を知らない自分には,
故郷という場所,その地を思い,守りたいという考えを完全に理解できたとは言えず,
彼らが重ねてきた苦悩や行動,そして最後の選択を手放しで受け容れることは難しく….

そのせいか,主人公が背負う覚悟を,前向きにまとめたことには違和感を覚えました.

なお,文庫版では『蛇の作法(『『小説 野性時代』二〇一七年六月号)』を収録.
本編にも登場する一課の刑事のスピンオフ作品で,時系列もそちらと並行をしており,
ほどほどですが双方を補完する内容で,これまたやり場のない思いを抱かせる一編です.
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4041086329
No.5:
(4pt)

呉勝浩版「血の収穫」

遅まきながら「ライオン・ブルー」(呉勝浩 角川文庫)を読みました。2017年の作品ですね。
 現時点での最新作「スワン」については既に投稿済みですが、整然としたロジックによってアノニマスとしての「悪意」を醸し出す筆致は秀逸だと感じましたが、スリラーとしてはパラパラとした印象でした。
 この舞台は関西の(架空の)田舎町。「獅子追」の交番に異動した耀司が主人公です。耀司の同期の巡査、長原が姿を消し、県警本部が捜査に乗り出しますが見つからず、失踪したまま。何故、長原はいなくなったのか?そして、(アクチュアルですが)ゴミ屋敷が放火され、遺体が見つかり、長原の失踪前の行動に疑問を抱く耀司が「獅子追」の町に潜む闇の中、真相を探るべく狂熱的に埋没していくことになります。
 スリラーですから、詳細を記すことはできません。過疎化が進み、生き残ろうとする町の蠢き、手帳も拳銃も持って消えた現職警官、田舎町に根強く残る「既得権益」(笑)、ヤクザたちとそれぞれが<闇>を抱える警官たち。
 ミスディレクションも効果的に置かれ、しっかりと<反転>があり、「スワン」同様、違和感のないロジックは整然としています。
 また、物語全体からほとばしるのは、人が人を守ろうとする覚悟、居場所を求めて彷徨う警官たちの苦悩、何より血潮を流れる「故郷」への思い。たとえその町が嫌いでも居ついてしまうと、そう簡単には抜け出すことができないその「閉塞感」を描いて絶品だと思いました。
 文庫版をKindleで読みましたが、もう一つの「獅子追」を描いた短編「蛇の作法」も収録されています。この物語もまた、「ライオン・ブルー」をしっかりと補完しています。

 少し飛躍しますが、田舎町「獅子追」を“ポイズンヴィル”として考えるならば、この小説は呉勝浩版「血の収穫」なのかもしれません。コンチネンタル・オプはいったい誰?
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4041086329
No.4:
(5pt)

好きな子の匂い。

好きな女の子が使ってる香水だと聞いてポチりました。
届くのが楽しみです
ライオン・ブルーAmazon書評・レビュー:ライオン・ブルーより
4041047749
No.3:
(2pt)

作者はどんな感想を持ってほしいのか意味不明

謎が明かされた時の爽快感や納得感も弱いし、決着も玉虫色で終わるし、しかもそれが警察も含めた村全体の雰囲気なわけです。
しがらみ、暴力、違法な事柄、差別、贔屓、
それを受け入れてその中で王様を目指す!その子分になる!って・・・・
村社会な嫌な空気変える為な描き方だけど、それこそ作中の合併なりしてぶち壊せば良いわけで、登場人物がそれを望まないのは結局自身の利益でしょ?そしてそう感じさせたい様な文章ですよね。
偉そうにもッともらしい事を並べ立てる小悪党達。
最終的にどうでもいい事が解決するだけ。
こんな物語を読んで何を感じさせたいのか。

読む人にもよるけど、フィクションであれば、私は基本的にポジティブな感想を持てる物が読みたい。
社会派サスペンスでも無く、ただのトラウマ抱えた小悪党の物語。
最後も小悪党どうしが、村の王様目指す小悪党の子分になって終わり。
小悪党が悪事を働く理由にトラウマを使ってるのも安直。
また、そのトラウマの内容も安直。

終盤、結局主人公が逆ギレ暴力しだすと色々うまく行くって、なんじゃそれ。
ライオン・ブルーAmazon書評・レビュー:ライオン・ブルーより
4041047749
No.2:
(5pt)

おすすめです。

乱歩賞の作品が良かったので、購入しました。
かなりダークですが、面白い作品です。
映像化して欲しいですが、難しいかなあ。
ライオン・ブルーAmazon書評・レビュー:ライオン・ブルーより
4041047749
No.1:
(5pt)

逢坂剛さんおススメの警察ミステリー、楽しめました。

しがらみの多い地方都市での殺人事件2件。
交番勤務の警官たちと土地の男たちをめぐって失踪事件や殺人が起こり、
地元出身の警官の視点で、遠回りしながらも少しづつ事件が解明されていく。

警官や男たちの、それぞれの生い立ちが事件の背景を形作り、
どろどろした「地域の事情」が解明を難しくする。

逢坂剛さんが「事件の解明はルール違反すれすれ」と評していた通りでしょうが、
僕はさほど気にならず、「解明」を楽しめました。
もちろんリアルな背景ですから苦さもありますけどね。
どうぞ、読んでみてください。
ライオン・ブルーAmazon書評・レビュー:ライオン・ブルーより
4041047749

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