ロスト
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この本を激賞している方がいたので、読んでみたが、今の自分には刺さらなかった。デビュー作の『道徳の時間』より、プロットが複雑化していて、それはこの方の作家としての成長なのだろうが、個人的には『道徳の時間』の方が、作品に込められたメッセージがどんと胸に来た。 | ||||
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前半と中盤とラストで同じ作者か疑問に感じた作品。前半の急スロットルから中盤の淡々としたローギアか延々と続き、いきなりのクライマックス。トータルとしては非常に心地好い読後感があるものの、ミステリーではタブーの、「よく分からないオチ」に思える。何故の疑問を丁寧に紐解いていくのが、最低限作者に求められる約束ではないかと私は思う。そのため星3つとなった。とはいえ読み応えある作品に変わりはない。 | ||||
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その脅迫電話をはじめ,出される指示など,異色の誘拐事件から始まる物語ですが, スリリングなやり取りや,挑発,翻弄をされる捜査陣,アリバイ崩しまであるものの, 被害者や濡れ衣を着せられる男,そして犯人,さらには捜査陣や巻き込まれた人々など, 関わる多くの人たちの背景や,そこにある後悔と償いへの苦悩が押し出されているようで, 視点を頻繁に入れ替え,様々な姿を見せていく群像劇スタイルの進め方が印象的に映ります. とはいえ,その大半は救われたとは言えず,表には出ないであろう一部の真相を含め, 今後も彼らがそれらを抱えて生きていくのかと思うと,自業自得な連中も居るとはいえ, 事件の終結が終わりとならない,これからもずっと続いていく日々への苦々しさが浮かび, 全ての始まりだった出来事や復讐劇など,何もかもを狂わされた人たちには言葉すらなく…. 途中,重要人物の名前がごっちゃになったり,誰の台詞かと戸惑うこともありましたが, なかなか映像映えのしそうな作品に思え,ぜひそちらの検討もお願いしたいとところです. | ||||
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確かに映像化したら、ソコソコ良さそうな話でした。身代金持って刑事が右往左往なんてたのしそうだし。まっ、結局本筋とは関係ないけどね。少々ハナにつく登場人物がいたものの、楽しめました。シリーズ化でもするのかな?登場人物それぞれ主役にして。で、今回は人物紹介って感じだったりして。 | ||||
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乱歩賞受賞作「道徳の時間」よりは数段上です。 何はともあれ、これだけの分量の作品を受賞後第一作として 短期間に上梓できたのは、優れた力量の現れなのでしょう。 大部の作品ですが、一気に読めます。 誘拐犯がなぜ身代金1億円を100万円ずつ 全国にちらばる100人の警察官に持参させたのか、 という謎の魅力が一番です。 早い段階で容疑者が浮上しますが、読者にはこの人物が 真犯人でないことは分かっており、 真犯人は誰なのか、そして動機は何なのかという オーソドックスな謎でも読者を引っ張っていきます。 プロローグでコールセンターに電話をかけてくる誘拐犯らしき人物、 第1部冒頭で何者かに縛り上げられ暴力を受ける男、 それぞれに個性と癖のある複数の警察関係者、 等々、多種多様な、そしていずれも「訳あり」風の人物が次々と登場してきます。 いずれもキャラクターが立っていて、「濃い味付け」の作品になっています。 そのあたりの味付けは好みが分かれるところでしょう。 正直言って当レビュー子はこういう味付けは得意ではありませんが、 そのレビュー子にも一気に読ませる力を持った作品です。 難点は、これも好みの問題ですが、やはり文章が気になります。前作ほどではありませんが、 あちこち鼻につく表現があります。今作では、刑事達の会話の中に、 無理に気の利いた切り返しを入れすぎたのではないかという感じがします。 (「それはその人物がそういう性格なのだ」という答が用意されているのでしょうが。) もう一つは、謎の解決が今ひとつすっきりしないということです。 一応説明は付いているとは思いますが、読み終えて 「なるほど、そうがだったのか、やられた!」 ではなくて、「ああ、そういうことなのかぁ」という感じになるのです。 最後にドカンとどんでん返しでもありそうなところで終わってしまったな、 という読後感です。 総じて言えば、(しつこくて恐縮ですが、文章の好みはあるものの、) 次回作に期待を持たせてくれる力作です。 | ||||
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