QJKJQ



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QJKJQ
QJKJQ (講談社文庫)
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初公開日(参考)2016年08月
分類

長編小説

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QJKJQ (講談社文庫)

2018年09月14日 QJKJQ (講談社文庫)

女子高生の亜李亜は、猟奇殺人鬼の一家に生まれ、郊外でひっそり暮らしていた。父は血を抜いて殺し、母は撲殺、兄は咬みついて失血させ、亜李亜はナイフで刺し殺す。ところがある日、部屋で兄の惨殺死体を発見する。翌日には母がいなくなり、亜李亜は父に疑いの目を…。第62回江戸川乱歩賞受賞の長編ミステリー。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

QJKJQの総合評価:6.72/10点レビュー 67件。Cランク


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全6件 1~6 1/1ページ
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

QJKJQの感想

2016年度の江戸川乱歩賞受賞作。
乱歩賞は新人の賞ではありますが、著者はペンネームを変えての再デビューなので他の乱歩賞のような初々しさはなく、個性的な作品でありかつ異質を放っている作品だと感じました。

猟奇殺人鬼の一家に生まれた主人公。自身も父も母も兄も殺人鬼。ある日部屋で兄の惨殺死体が発見され、しばらくすると消失する謎が発生する。殺人鬼として狙う加害者側から一変、主人公は被害者側となり、死体消失の謎によるミステリ模様が始まるする流れ。
本書を手に取る前のイメージは、猟奇殺人ものなのでドロドロなグロなものを想像していましたが、そういう気分にさせるのは序盤ぐらい。主人公の家族に何が起きたのか?という謎を追う流れで、本筋は"殺人"について、歴史、考察、哲学などの思考を巡らす物語。

なんとなく読んでいて、内容は違いますが夢野久作の『ドグラ・マグラ』を感じました。「ゴオォゥン――ゴオォゥン……」とか、現実の話なのか虚構や幻想の話なのかごちゃごちゃになるような展開。奇書と感じるのも分かります。

本書は個性的な作品。一つの物語として完成されています。
ただそれが好みかどうかは人それぞれでありまして、個人的にはあまり楽しめなかった作品でした。

egut
T4OQ1KM0
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

QJKJQの感想


 私の家族は全員、猟奇殺人鬼。 自ら削り出したナイフで対象を一突きする私。 抜いた血を口からまた飲ませる拷問的惨殺をする父。 狂乱に満ちて殴り殺す母。 特性のマウスピースで喉元を咬みきる兄。 殺人者であることを世間から慎重に隠しながら私は静かに暮らしていた。 あの日、兄の惨殺死体を目撃するまでは――。 

 何かが壊れた快楽殺人者は隠れる側から追う側へ、殺人者の心理に迫る怒涛の400P。 一家の秘密とは、タイトルの意味は?広げに広げた壮大で暴力的な物語は予想だにしない結末を迎える。 好みの作品ではないが流石江戸川乱歩賞に輝くだけあって全編通して筆力の高さが見られる、まったく止まることなく読み終えられた。

りーり
9EDFH0HC
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

QJKJQの感想


▼以下、ネタバレ感想

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なおひろ
R1UV05YV
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

QJKJQの感想

最初は気持ち悪く
途中から説明が多くなるが
読むのをやめることは無かった。
父娘の心情が理解できなかった。


jethro tull
1MWR4UH4
No.2:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

「QJKJQ 」の感想

2016年度・第62回の江戸川乱歩賞受賞作です。
内容を読むと、父、母、兄が猟奇殺人鬼という家庭で育った高校生の話と言うことで、買うのをしばらく躊躇して居ました。
あまり気分の良い内容じゃなさそうだし、現実と虚構が交錯すると言う、私の苦手な展開の話だからです。

冒頭から繰り広げられる残虐な殺し方の描写に、ちょっと吐き気を感じながらも、読み進める事が出来ました。と言うのも、何より、文章が上手いです。
十七歳の女子高生・市野亜李亜(いちのありあ)の視点で書かれているのですが、全く違和感が無く、話しに引きつけられていきます。

読みながら、疑問に思うところは多々ありましたが、最後にそれらがすべて納得できるような形で話が繋がって行き、新人とは思えない力量に、感心しながら読んでいきました。

ただ、読みながら感じていたのは、どこまでが現実で、どこからが虚構なのかがよくわからない事です。でも、読み終えた時には、ひょっとしたら、すべてが虚構だったのではないのかと言う気がしましたが、はたして・・・。

本書をミステリという枠に当てはめるのは、少々疑問な所もありますが、こういうミステリも有りなんでしょうね。
感想を書くにも、どこまで書くとネタバレになるのかわからないまま書き進めていきましたが、衝撃を受けた作品であるというのは間違いがありません。
あまりオススメは出来ませんが、私は途中で辞められず、時間を取って一気に読んでしまいました。

トラ
WFY887SY
No.1:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

QJKJQの感想

この文体から、おそらく乱歩賞史上まれにみる「奇書」に挙げられるのでは?と読み進めていくと、なるほど幻想的でリアリティからは一線を画すストーリーで、好き嫌い・賛否両論別れそうな内容ではありますが、全体的にはきちんと折りたたまれていて読みやすかった。
確かにリアリティはなく、劇画的ではあるが、描き方は非常に丁寧。この類の作品にありがちな難解さは全くないと感じた。
乱歩賞作品の中ではやや異質かもしれないが、それでもやはり乱歩賞なんですね。
次回作が期待できます。

本好き!
ZQI5NTBU
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