(短編集)
爆発物処理班の遭遇したスピン
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爆発物処理班の遭遇したスピンの総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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8篇からなる短編集、それぞれにいえることは、読後感の悪さ(いい意味での)。著者の持ち味といえる。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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佐藤究の作品群に一通り目を通したが、どの短編にも一貫して感じられるのは、圧倒的な知的深度である。 科学的視点、心理的洞察、本質への鋭い眼差しが物語の各所に張り巡らされており、読み応えに満ちている。 とりわけ特筆すべきは、表層プロットと深層テーマとの緻密な連動である。 娯楽性の高い展開で読者の手を止めさせない一方、物語の底には人間存在や社会構造に関する硬質な問いが流れており、読後にじわじわと深層を侵食してくる。 その構造的美しさにおいて、飽くことなく頁を繰らせる巧妙さが際立っている。 また、暴力描写においては佐藤究らしい特徴がある。 あえて詩的感性を排し、乾いた文体で淡々と描写することにより、その生々しさが際立つ。 そこには、「暴力は人間の深層に確実に存在するものである」という冷徹な認識があり、それを読者に突きつける。 そして、暴力の露呈したその瞬間に、あえて物語を遅延させたり、停止させたりする演出がある。 その間に挿入される沈黙のような余白が、読者の想像力を喚起し、感情や思考を深部へと導く。 佐藤は、暴力や攻撃性という誰もが目を背けたくなる主題を、人間の普遍的構造や社会の理不尽さ・不平等の象徴として描き出す。 それを最後まで解決せずに残し、「これはあなたにとってどうなのか?」という問いを差し出して物語を閉じる手法には、深い尊敬の念を抱かざるを得ない。 | ||||
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ネタバレあり 表題作は爆発物処理班がSF設定の解除不可能と思われる爆弾に挑む小説 現代の設定なので、こういう爆弾が本当に作れると誤解する人が出るかもしれない しかも結果として解除はできず、爆弾と一緒の人も毒ガスで安楽死 処理班は左遷されバーで酒飲んで終わり テロリストグループについても、何も明かされないまま 読者に喧嘩売ってるのか?という内容 もしかしたら続きがあるのかもしれないがこれ以上読む気にはならなかった これまでの人生で読んだ最低の短編と言える | ||||
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初めて読む作家さんです。短編集が好きでカバーとタイトルに惹かれて購入しました。 タイトル作品はとても興味深く楽しめました。 他はどこかで同様のストーリーを読んだか観たいようで何も感想が浮かんできません。 | ||||
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個人的にはタイトルになってる短編が唯一イマイチでそれ以外はものすごく面白かった。佐藤究の独特の世界観に引き込まれた。 | ||||
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8編の短編集。どの短編も作者らしい驚きが味わえて面白い。 表題作は量子力学の話が出てきてやや難解でした。 単なるミステリーの範疇を超えてSFやバイオレンス系などバラエティ豊か。 星5ではなく星4であるのは、ややグロいホラー的な作品が多く、苦手な人にはお勧めしない。 | ||||
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