大鞠家殺人事件
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物語としても面白いと思います。 「明治殺人法廷」もポチりました。 | ||||
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古典名作ミステリーの名前や一文がたびたび登場するので、おっ、と楽しめるかと思います。戦前大阪の空気感や教科書では語られない戦中の庶民の暮らしなども知識欲が満たされます。それがかえってミステリ要素の邪魔をするというかミステリ要素が邪魔になるというか…。記憶に残るような伏線もなく唐突に現れる物事や人物が多く、「えっ、誰?」となることもしばしばです。焦点は殺人事件より大戦末期の大阪の風俗や人々の息づかいにあると感じました。 読んでいてまざまざと映像が浮かび上がる文章や、未来から過去へ、過去から少し先の未来へと移り変わる転換も楽しく、ミステリに重きをおかなければ買って損はない作品です | ||||
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べたべたの船馬言葉を読んだ時脳裏に鳴り響いたのは故3代目笑福亭仁鶴の声でした。そして仁鶴師匠も出演したはった「けったいな人々」という茂木草介のドラマを思い出して、懐かしいなあと思いましたら、設定で「けったいな人々」へのオマージュが出てきて、ああやっぱり大阪商人世界というならそれやわなぁと。その上クラシックな探偵小説をご存じな方にはピンとくる、知らなくてもそのカラクリに納得する展開が最後まで心地よい小説でした。娯楽の原点に触れて満足しました。 | ||||
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ミステリなんだよね? 伏線じゃなくて全てが後出しジャンケン。なのに犯人は早めに見当ついちゃう。 | ||||
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大阪・船場の古風な商家を舞台にしたミステリーである。 明治から昭和戦前期にかけて化粧品で繁栄した大鞠家で、跡継ぎの失踪や当主夫婦のグロテスクな連続殺人が次々と起こるのは、横溝正史風の展開である。また、金田一耕助のパロディのような迷探偵が登場するのは横溝へのオマージュかもしれない。 そうした横溝風のグロテスクなミステリーの面白さというよりも、本書の素晴らしさは古き船場商家の雰囲気と言葉遣いを再現しているところである。著者自身が大阪出身とのことだが、今は失われた船場言葉や伝統的商家の奉公人の世界を再現するのは相当な取材と研究の成果であろう。婿取り婚の「誓約書」読み上げの場面など、いかにも古風な商家らしく興味深い。 また、戦時中の大阪市民の耐乏生活や、贅沢品である化粧品を扱う商家がどう生き抜いたかが描かれているのも興味深い。ガソリンがないため薪を炊いてエンジンを動かす木炭車などが登場するディテールも感心した。 | ||||
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