プリンシパル
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良品を有難うございます | ||||
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長浦京作品を読むのは今作が初めてですが、出版されたときから筋書きを読んで気になっていて、ようやく文庫化されたので読むことが出来ました。若くして組を継ぐヤクザの女頭領という設定と日本の戦後史という掛け合わせは期待通りだったのですが、著者の描きたい要素は十分すぎるほど伝わってくるものの、「こういうものを書きたい」という部分が先行しすぎていて、主人公がただ著者の書きたい状況を発生させるためだけの装置のようになってしまっており、最初から最後までまったく感情移入できませんでした。通読してここまで最初から最後まで何も感じなかった作品は初めてかもしれません。小説の主人公は遍く読者が共感できるキャラクターであれなどと言うつもりはないのですが、ヒールならヒールで読んでいて惹き付けられる引力のようなものが主人公にはある程度必要なのではないかという考えのため、その点この主人公はそういった要素がまったく感じられませんでした。はじめは境遇や暴力を嫌悪していた主人公が次第に呑み込まれていく、というゴッドファーザー的な内面移行も平面的かつ義務的にも感じられる淡々とした心情の記述に留まるため真新しさや没入感も得られず、展開も暴力と闘争のほかに驚くような部分もなく、わかりきった結末に向かってただただ走っていくのを眺めているような気分でした。作中でリピートされる小道具(具体的に何かはネタバレになる可能性があるので言わないでおきますが読んだ方はわかると思います)などについても、ここまで何度も描写される以上はチェーホフの銃として何らかの回収があるかと思いましたがそれも特になかった(ミスリードか、してやられたみたいな類の「未回収」ではないです)のもなんとなく薄味だなあ、という感想を抱く遠因でした。また扱っているテーマやバイオレンスの密度に対して文体が妙に軽いというか、深刻なことが起こっているはずなのにその深刻さにまったく無頓着なまま出来事がさらさらと流れていってしまうようなちぐはぐな感覚を受けましたが、とはいえテーマがテーマだからこそそういった語り口のほうが読みやすくてよいという側面もあると思うので、この点は好みだと思います。政治とヤクザとGHQという未だにタブー的な側面がぬけきれない関係線を描ききったという点では評価できますが、やはり小説という体である以上はある程度エンタメとしての面白さも求めたくなるのでこのような評価となってしまいました(個人的には松本清張のようにノンフィクション的な感じで書いた方がよかったのではと思うほどです)。ただ脚本に力を入れて映画化かネトフリでドラマ化されれば見応えのある作品になるような気がするので、そちらを楽しみにしたいと思います。 | ||||
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どうなるのか、早く先をと思う反面、オチが読めてしまうのは難点か。 あと、長浦さんの作品はタネとなる映画がわかりやすいですねw 『リボルバー・リリー』が『グロリア』なら、これは『ゴッドファーザー』です。 | ||||
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面白い。 | ||||
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綾女、非常に魅力的な女性です❗清か、悪か、両方かも知れない。知的で強くて、そして危うい。小曾根百合とはまるっきり違うけど魅力的な女性でした。すごく楽しめました‼️ | ||||
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