われら闇より天を見る



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初公開日(参考)2022年08月
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長編小説

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われら闇より天を見る

2022年08月17日 われら闇より天を見る

「それが、ここに流れてるあたしたちの血。あたしたちは無法者なの」 アメリカ、カリフォルニア州。海沿いの町ケープ・ヘイヴン。30年前にひとりの少女命を落とした事件は、いまなお町に暗い影を落としている。 自称無法者の少女ダッチェスは、30年前の事件から立ち直れずにいる母親と、まだ幼い弟とともに世の理不尽に抗いながら懸命に日々を送っていた。 町の警察署長ウォークは、かつての事件で親友のヴィンセントが逮捕されるに至った証言をいまだに悔いており、過去に囚われたまま生きていた。 彼らの町に刑期を終えたヴィンセントが帰ってくる。 彼の帰還はかりそめの平穏を乱し、ダッチェスとウォークを巻き込んでいく。そして、新たな悲劇が……。苛烈な運命に翻弄されながらも、 彼女たちがたどり着いたあまりにも哀しい真相とは――? 人生の闇の中に差す一条の光を描いた英国推理作家協会賞最優秀長篇賞受賞作。 解説:川出正樹 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

われら闇より天を見るの総合評価:7.89/10点レビュー 46件。Aランク


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(9pt)

13歳の「無法者」少女と45歳のウブな警察署長の成長物語

2021年の英国推理作家協会賞で最優秀長編賞を受賞した作品。カリフォルニアの海岸の町とモンタナの農場を舞台に、ある出来事をきっかけに崩壊家庭の少女とその家族を見守る警官が惨事の中から希望を見出していく、謎解きミステリーであり、ロードノベルである。
風光明媚でのどかな田舎町の警察署長でたった一人の警官・ウォークは、15歳の時から刑務所に送られていた幼馴染のヴィンが30年ぶりに出所するのを期待と不安のうちに待っていた。二人の友情は変わらないと信じるウォークだったが、ヴィンは5年前から刑務所での面会を拒絶し、出所時の出迎えも拒否しているのだった。同じ町に暮らす同級生でヴィンの恋人だったスターは30年前の妹の事故死の衝撃から立ち直れず、アルコールと薬物に依存し、13歳の娘・ダッチェスと5歳の息子・ロビンの面倒を見ることができないでいた。何の援助も受けられないダッチェスは幼い弟を守ることを最優先に、あらゆるものに立ち向かう「無法者」を自称し、世間に抗って生きていた。そんな対照的な二人だが、実はウォークは常にスターと姉弟に気を配り見守っているのだった。危ういながらも平穏な日々のはずだったのだが、ヴィンの帰還をきっかけに30年前の出来事の余波が再燃し、ウォークもダッチェスも抜き差しならぬ悲劇に巻き込まれていった…。
なんと言っても、13歳の無法者少女・ダッチェスの存在感が圧倒的で、読み進むほど心を揺さぶられていく。一方のウォークも正直者の少年がそのまま育ったような好人物だが、それでも心の闇は抱えており、親近感を抱かせる。さらにヴィン、スター、ロビン、ダッチェスの祖父・ハルなどの周辺人物もキャラクターが鮮明で、物語の展開に血肉を与えている。ストーリーとしては殺人事件の解明がメインだが、同時にウォークとダッチェスが挫折と悲哀から立ち上がって希望を見出していく成長物語でもある。舞台となるカルフォルニア、モンタナの情景も魅力的だ。
これはもう、ミステリーの枠にとどまらない傑作エンターテイメント作であり、多くの人に自信を持ってオススメする。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.45:
(5pt)

こんなに悲しいのに希望を見つけよと言うのか。

当初ダッチェスの性格と行動にどうしても共感できませんでした。ですが、それらが後に起こる数々の悲劇の伏線であり、美しくて幼くて何も持たざるものが自分や家族を守るために、そう生きるより仕方がなかったのが悲しすぎます。登場人物たちは自分より他者の幸せのために自分を犠牲にする徹底的な自他の精神を持っていて、結局それが悲劇につながるけれど、なんだか日本人的だなあと。そんなアメリカ人もいるんだね。
われら闇より天を見るAmazon書評・レビュー:われら闇より天を見るより
4152101571
No.44:
(5pt)

いい作品だった!

本屋大賞ということもあり、読んでみました。
文句なしの星五。
本屋で手に取って本当によかった。
われら闇より天を見るAmazon書評・レビュー:われら闇より天を見るより
4152101571
No.43:
(5pt)

心に長く残るであろう作品

大人を信用しておらず、なにかされたらやり返さずにいられないダッチェス。
大人の庇護と愛情を求め、平穏な生活を望むロビン。
お互いを大切に思い、必要としているけれど、どちらかの望む生活は、どちらかの望む生活ではない。

わたしはロビンの幸せを願って読み進めていたので、それをことごとく邪魔するダッチェスの行動に腹が立ってしかたなく、正直こいつさえいなければ…と何度も思いました。
でも、いざダッチェスが弟を残して立ち去る場面は、本当につらく悲しく…
ロビンの新しい生活を窓からひっそり眺める場面は、心をぎゅーーーっと締め付けられました。
そこまで描かれていませんが、どうかこの先、ダッチェスとロビンが幸せな再会をできますように、と願わずにはいられません。

心が痛んだり、腹が立ったり、希望が見えたり、ハラハラしたり、かなりの感情労働を強いられましたし、事件の真相はなんなのか、子どもたちはちゃんと幸せになれるのか、いろんなことが気になってページを繰る手が止まらず、睡眠時間をかなり削られました。
要するに、長く心に残るであろう、とーーーっても素晴らしい作品でした!
われら闇より天を見るAmazon書評・レビュー:われら闇より天を見るより
4152101571
No.42:
(5pt)

誰もかれもが耐えていた。

とても良い小説でした。誰がスターを殺したのか。最初、あ。もしかして騙されちゃったパターン?と思いましたが、なるほどそっちではなくこっちのエンディングに持っていくのかと、ありがちと言えばありがちに作り込まれたクライマックスながら、とても良い小説を読んだという満足感は大きいものがありました。
「人ってのは耐えるものなんだよ。愛する人たちのためなら耐えるものなんだ」
まさしく全てがこの一言に集約される物語だったと思います。
われら闇より天を見るAmazon書評・レビュー:われら闇より天を見るより
4152101571
No.41:
(5pt)

映画化希望

映画化はされたのだろうか。読みながら映像が浮かぶ。少女ダッチェスをはじめ、登場人物の性格描写が素晴らしい。時間の流れ、人間の成長と運命の悲劇が素晴らしい筆致で語られる。傑作。
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4152101571



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