父を撃った12の銃弾



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
父を撃った12の銃弾
(違う表紙に投票したい場合もこちらから)

オスダメ平均点

7.00pt (10max) / 3件

6.80pt (10max) / 5件

Amazon平均点

4.40pt ( 5max) / 10件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
1pt
サイト内ランク []B総合:202位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

49.00pt

62.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2021年02月
分類

長編小説

閲覧回数1,700回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数7

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

父を撃った12の銃弾

2021年02月25日 父を撃った12の銃弾

12歳の少女ルーは、父とともに亡き母の故郷に移り住んだ。それまでは父とふたり、各地を転々としながら暮らしてきたが、娘に真っ当な暮らしをさせようと、父サミュエルは漁師として働くことを決めたのだ。しかし母方の祖母は父娘に会おうとしない。母はなぜ死んだのか。自分が生まれる前、両親はどんなふうに生きてきたのか。父の身体に刻まれた弾傷はどうしてできたのか。真相は彼女が考える以上に重く、その因縁が父娘に忍び寄りつつあった……。 ティーンとしていじめや恋愛を経験して成長してゆくルーの物語と、サミュエルを撃った弾丸にまつわる過去の断章を交互に語り、緊迫のクライム・サスペンスと雄大なロード・ノヴェル、鮮烈な青春小説と美しい自然の物語を完璧に融合させ、みずみずしい感動を呼ぶ傑作ミステリー。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

父を撃った12の銃弾の総合評価:8.38/10点レビュー 13件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(6pt)

まあまあでした

娘がかわいい

わたろう
0BCEGGR4
No.2:
(7pt)

面白かったです。

じっくり読めた。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:
(8pt)

ミステリー、ロードノベル、成長物語、そして家族の物語

文芸誌の編集長を経て作家デビューしたというアメリカの女性作家の第三作。長編では本邦初訳となる本作は12歳の少女の成長物語であり、父と娘の絆の物語であり、父の過去と母の死の謎が明らかにされるミステリーでもある。
12歳になったとき、ルーは父親であるホーリーとともにニューイングランドの小さな漁村に移ってきた。ここは亡き母の故郷でもあり、父が娘のためにそれまでの転居を繰り返した生活をやめ、落ち着いた暮らしを始めようとして選んだ土地だった。そこで漁師となったホーリーはいつも複数の銃を持ち、体には12個の銃痕があるという謎めいた存在だった。しかも、父娘が亡き母の母親、ルーの祖母であるメイベルに会いに行くと、メイベルは二人を家に入れるのを拒否した。そこには、母の死と父の隠された過去を巡る深い話があったのだ。
12歳のルーが新しい環境でいじめにあいながらも自分を確立し、17歳の少女になっていく成長物語と、父の体に銃痕が刻まれた理由が交互に語られる構成で、そこに母が死んだ事件の謎が重なっていく。三つのストーリーがそれぞれに独立した重みをもちながらも、重なり合うことでさらに深さが生まれ、複雑で味わい深い物語になっている。さらに、アメリカ各地の大自然が生み出すドラマがスケールの大きさで強く印象に残る。
昨年話題になった「ザリガニの鳴くところ」に心ひかれた方には絶対のオススメ。さらに、叙情ミステリーのファンにもオススメする。

iisan
927253Y1
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.10:
(5pt)

感動

景色が見えてくる小説でした。
父を撃った12の銃弾Amazon書評・レビュー:父を撃った12の銃弾より
416391336X
No.9:
(5pt)

銃創に宿る生命感

父と娘のロードムービーのような作品。父のホーリーが受けた銃弾の履歴が娘のルーの人生を作ったかのようだった。読んでいて「ザリガニの鳴くところ」の空気感に似ているなあと思っていたら、訳者後書きでそう触れられていた。こう書くと分かりにくい作品のように思えるが、そうではない。ホーリーとルー、そしてルーの母親との絆が様々な表現で綴られている。銃創に命が宿るというのだろうか、そこに父親の強さを感じることができる。
父を撃った12の銃弾Amazon書評・レビュー:父を撃った12の銃弾より
416391336X
No.8:
(4pt)

誰もが心の中に自分だけの祭壇を祭っている…

少女ルーの父の身体には12の銃槍がある。

アメリカの各地を父と二人で放浪していたルー。
彼女が12歳のとき、父は亡き母の故郷、マサチューセッツ州にある漁業の町オリンパスに居を定めます。

物語は、オリンパスに定住した父娘二人の5年間の暮らしと、父が負った銃槍一つ一つに纏わる過去のエピソードが交互に語られて進行します。

両親が早世したため、若くして合法とは言えない生業に踏み込んだ父の過去。
その歴史は暴力、銃撃、流血、死に彩られています。
対照的にオリンパスでの父は漁業に従事し、小さな町のコミュニティの出来事、思春期に向かうルーの成長譚が穏やかに記されています。
いずれの部分もアメリカ各地の素晴らしい自然描写がストーリーを縁取り、際立たせます。

ルーの母と出会い、ルーが誕生したことが父を変え、二人を守るという人生の最優先事項がその後の父の全ての行動を導きます。

父の過去を記した部分は一つ一つが一篇の短編と言える程の完成度を持ち、更にその中に埋め込まれた伏線がオリンパスでの暮らしを綴った部分の要所々で鮮やかに回収されてゆきます。
それが平穏な港町の暮らしの背後に不釣り合いな血の匂いを漂わせ、読者の不安を煽りページを捲る手を止めさせません。
父を撃った12の銃弾Amazon書評・レビュー:父を撃った12の銃弾より
416391336X
No.7:
(5pt)

やはりベスト10に入るだけの内容。

父と娘、第1の銃弾から第12の銃弾まで、久々のしんみりとした読了感。
味わってみてください。
父を撃った12の銃弾Amazon書評・レビュー:父を撃った12の銃弾より
416391336X
No.6:
(4pt)

読み応え十分の一冊です。

「ザリガニの鳴くところ」が良かったので、こちらも読んでみました。
こちらはアウトローの父親と暮らす少女の話ですが、父親の生き方のため、
小さな頃から各地を転々としています。
父親の「荷物をまとめろ」の一言で、直ぐに他のところに移る暮らしです。
何かと転々として暮らしているので、引っ越した先の子どもたちとの衝突も多く、
そのため少女は鉄板入りの安全靴を履いたりして対抗していますが、
大人に近づくにつれてそうやっても居られなくなります。
父親は15歳の時にソーシャル・サービスから逃れて、自力で生きてきたので、
法律の外で稼ぐことをずっとしてきていて、そのことから父親も少女も
何かと厄介事に見舞われます。
母親は早くに亡くなったのですが、そのことも詳しいことは判りません。
物語が進むに連れ、父親の体にある銃弾の痕のことが描かれてゆきます。
物語の舞台は警官がグロックの拳銃を持っていることから現代と解りますが、
携帯やパソコンも出てきませんので、時代をはっきりさせない描き方になっています。
あえて時代を超えた普遍的な物語にするためそうしたのでしょう。
2段組350ページほどの本ですが、読み応え十分の一冊でした。
父を撃った12の銃弾Amazon書評・レビュー:父を撃った12の銃弾より
416391336X



その他、Amazon書評・レビューが 10件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク