父を撃った12の銃弾
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娘がかわいい | ||||
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じっくり読めた。 | ||||
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文芸誌の編集長を経て作家デビューしたというアメリカの女性作家の第三作。長編では本邦初訳となる本作は12歳の少女の成長物語であり、父と娘の絆の物語であり、父の過去と母の死の謎が明らかにされるミステリーでもある。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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景色が見えてくる小説でした。 | ||||
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父と娘のロードムービーのような作品。父のホーリーが受けた銃弾の履歴が娘のルーの人生を作ったかのようだった。読んでいて「ザリガニの鳴くところ」の空気感に似ているなあと思っていたら、訳者後書きでそう触れられていた。こう書くと分かりにくい作品のように思えるが、そうではない。ホーリーとルー、そしてルーの母親との絆が様々な表現で綴られている。銃創に命が宿るというのだろうか、そこに父親の強さを感じることができる。 | ||||
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少女ルーの父の身体には12の銃槍がある。 アメリカの各地を父と二人で放浪していたルー。 彼女が12歳のとき、父は亡き母の故郷、マサチューセッツ州にある漁業の町オリンパスに居を定めます。 物語は、オリンパスに定住した父娘二人の5年間の暮らしと、父が負った銃槍一つ一つに纏わる過去のエピソードが交互に語られて進行します。 両親が早世したため、若くして合法とは言えない生業に踏み込んだ父の過去。 その歴史は暴力、銃撃、流血、死に彩られています。 対照的にオリンパスでの父は漁業に従事し、小さな町のコミュニティの出来事、思春期に向かうルーの成長譚が穏やかに記されています。 いずれの部分もアメリカ各地の素晴らしい自然描写がストーリーを縁取り、際立たせます。 ルーの母と出会い、ルーが誕生したことが父を変え、二人を守るという人生の最優先事項がその後の父の全ての行動を導きます。 父の過去を記した部分は一つ一つが一篇の短編と言える程の完成度を持ち、更にその中に埋め込まれた伏線がオリンパスでの暮らしを綴った部分の要所々で鮮やかに回収されてゆきます。 それが平穏な港町の暮らしの背後に不釣り合いな血の匂いを漂わせ、読者の不安を煽りページを捲る手を止めさせません。 | ||||
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父と娘、第1の銃弾から第12の銃弾まで、久々のしんみりとした読了感。 味わってみてください。 | ||||
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「ザリガニの鳴くところ」が良かったので、こちらも読んでみました。 こちらはアウトローの父親と暮らす少女の話ですが、父親の生き方のため、 小さな頃から各地を転々としています。 父親の「荷物をまとめろ」の一言で、直ぐに他のところに移る暮らしです。 何かと転々として暮らしているので、引っ越した先の子どもたちとの衝突も多く、 そのため少女は鉄板入りの安全靴を履いたりして対抗していますが、 大人に近づくにつれてそうやっても居られなくなります。 父親は15歳の時にソーシャル・サービスから逃れて、自力で生きてきたので、 法律の外で稼ぐことをずっとしてきていて、そのことから父親も少女も 何かと厄介事に見舞われます。 母親は早くに亡くなったのですが、そのことも詳しいことは判りません。 物語が進むに連れ、父親の体にある銃弾の痕のことが描かれてゆきます。 物語の舞台は警官がグロックの拳銃を持っていることから現代と解りますが、 携帯やパソコンも出てきませんので、時代をはっきりさせない描き方になっています。 あえて時代を超えた普遍的な物語にするためそうしたのでしょう。 2段組350ページほどの本ですが、読み応え十分の一冊でした。 | ||||
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