ヨルガオ殺人事件
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事件を解決した後にもまだ謎は残っていた、というのが、作者の一番言いたかったところなのかな、と思います。 本編も作中作も、結局前作『カササギ殺人事件』ほど面白くはありませんでした。 犯人も上巻のレビューで書いた通り、上巻途中で分かってしまって、引っ掛けもどんでん返しもありませんでした。 でも犯人が明らかになっても、尚もはっきりしない点が一つある、それを解明しない限り、自分にとって事件は終わったことにならないんだ、と頑張る主人公の執念は大したものです。 だから事件が解決した後のエピローグ的な部分も、ちゃんと読んであげて下さい。この部分がなかったら、この本の評価は星二つ位減っているところです。 | ||||
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カササギ殺人事件のときのアナグラムはすごいと思ったけど、ヨルガオ殺人事件になるともう感動は薄くなりますね。 薄くなるどころかウザくもある。 「アナグラムになってるから何なの?」という思いの方が強くなってしまいます。 最後、アンドレアスに全部燃やして捨てるように言われてましたけど、そこが本作品で一番納得できました。 作者ホロビッツの「もうアナグラムは飽きたからやらない」という強いメッセージなのだと思います。 | ||||
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ミステリーというよりもストーリーテラーとして彼ほどの人はもう出てこないでしょう。日本だと小説家が脚本書いたりしなくて棲み分けている感じだけど映画、ドラマ、小説なんでもこなすこの才能。下巻の終わりが近づくにつれ真相が知りたい犯人が知りたいことよりもうこのお話が終ってしまうんだという寂寥感の方が強かったNHKのBSで放映していた「刑事フォイル」から名前を知るようになったがとにかくすごい人です。 | ||||
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読み始めて途中までの感想は普通。可もなく不可もなく。主人公が関係者に話を聞き、見方ががらりと変わる事実が明らかになったあたりから急に面白くなった。 そして手掛かりとなる小説が始まる。小説の中に小説が?これがまた面白い。こちらをメインにしたって話題になる、きっと。途中からは一気に読んだ。後半はどうなる!早く次を! 読んで後悔はしません。 | ||||
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悔しいけれどお前に夢中…という感じで、僕はアンソニー・ホロヴィッツに夢中だ(別に悔しくはないんだけど)。この『ヨルガオ殺人事件』も文字どおり夢中になって読んだ。 過去の事件の真相を調べるという話(現実パート)は、ははあん、クリスティーの『無実はさいなむ』や『五匹の子豚』のパターンだな、などと思っていると、またもやアティカス・ピュント物(虚構パート)が出てきて、これは前作『カササギ殺人事件』と同様の趣向である。 褒めておきながらなんだけれど、僕はこの二重構造自体はあまり好きになれない。なぜなら途中で一回バサッと興味が断ち切られるからだ。そして違う話を楽しんだ後で再び続きに戻るわけだが、そうするとどうも細かいことは忘れていたりする。もちろん両者には有機的なつながりがあるのだが、そんなの見抜けるわけがないので、早く結末が知りたい。 しかも今回は「そんなの見抜けるわけがない」がスパークしまくっている。『獄門島』のアレは外国人には通じないとか、『Yの悲劇』のアレは日本人には理解できないとか、そういうレベルではない。ダイレクトな手がかりではなく、ほとんどは“ほのめかし”なのだから。でもとにかく読ませる力がすごいので、あれよあれよと一気読みしてしまった。毎度のことながら、翻訳の素晴らしさにも讃嘆しかない。 | ||||
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