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ヨルガオ殺人事件



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ヨルガオ殺人事件の評価: 4.19/5点 レビュー 32件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 1~20 1/2ページ
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No.32:
(4pt)

解決した後が面白い

事件を解決した後にもまだ謎は残っていた、というのが、作者の一番言いたかったところなのかな、と思います。
本編も作中作も、結局前作『カササギ殺人事件』ほど面白くはありませんでした。
犯人も上巻のレビューで書いた通り、上巻途中で分かってしまって、引っ掛けもどんでん返しもありませんでした。
でも犯人が明らかになっても、尚もはっきりしない点が一つある、それを解明しない限り、自分にとって事件は終わったことにならないんだ、と頑張る主人公の執念は大したものです。
だから事件が解決した後のエピローグ的な部分も、ちゃんと読んであげて下さい。この部分がなかったら、この本の評価は星二つ位減っているところです。
ヨルガオ殺人事件 下 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ヨルガオ殺人事件 下 (創元推理文庫)より
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No.31:
(1pt)

アナグラム飽きた

カササギ殺人事件のときのアナグラムはすごいと思ったけど、ヨルガオ殺人事件になるともう感動は薄くなりますね。
薄くなるどころかウザくもある。
「アナグラムになってるから何なの?」という思いの方が強くなってしまいます。
最後、アンドレアスに全部燃やして捨てるように言われてましたけど、そこが本作品で一番納得できました。
作者ホロビッツの「もうアナグラムは飽きたからやらない」という強いメッセージなのだと思います。
ヨルガオ殺人事件 下 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ヨルガオ殺人事件 下 (創元推理文庫)より
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No.30:
(5pt)

アンソニー中毒になりそうです。

ミステリーというよりもストーリーテラーとして彼ほどの人はもう出てこないでしょう。日本だと小説家が脚本書いたりしなくて棲み分けている感じだけど映画、ドラマ、小説なんでもこなすこの才能。下巻の終わりが近づくにつれ真相が知りたい犯人が知りたいことよりもうこのお話が終ってしまうんだという寂寥感の方が強かったNHKのBSで放映していた「刑事フォイル」から名前を知るようになったがとにかくすごい人です。
ヨルガオ殺人事件 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ヨルガオ殺人事件 上 (創元推理文庫)より
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No.29:
(5pt)

年間ミステリー上位維持は伊達じゃない

読み始めて途中までの感想は普通。可もなく不可もなく。主人公が関係者に話を聞き、見方ががらりと変わる事実が明らかになったあたりから急に面白くなった。
そして手掛かりとなる小説が始まる。小説の中に小説が?これがまた面白い。こちらをメインにしたって話題になる、きっと。途中からは一気に読んだ。後半はどうなる!早く次を!
読んで後悔はしません。
ヨルガオ殺人事件 下 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ヨルガオ殺人事件 下 (創元推理文庫)より
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No.28:
(5pt)

無実がさいなむ

悔しいけれどお前に夢中…という感じで、僕はアンソニー・ホロヴィッツに夢中だ(別に悔しくはないんだけど)。この『ヨルガオ殺人事件』も文字どおり夢中になって読んだ。

過去の事件の真相を調べるという話(現実パート)は、ははあん、クリスティーの『無実はさいなむ』や『五匹の子豚』のパターンだな、などと思っていると、またもやアティカス・ピュント物(虚構パート)が出てきて、これは前作『カササギ殺人事件』と同様の趣向である。

褒めておきながらなんだけれど、僕はこの二重構造自体はあまり好きになれない。なぜなら途中で一回バサッと興味が断ち切られるからだ。そして違う話を楽しんだ後で再び続きに戻るわけだが、そうするとどうも細かいことは忘れていたりする。もちろん両者には有機的なつながりがあるのだが、そんなの見抜けるわけがないので、早く結末が知りたい。

しかも今回は「そんなの見抜けるわけがない」がスパークしまくっている。『獄門島』のアレは外国人には通じないとか、『Yの悲劇』のアレは日本人には理解できないとか、そういうレベルではない。ダイレクトな手がかりではなく、ほとんどは“ほのめかし”なのだから。でもとにかく読ませる力がすごいので、あれよあれよと一気読みしてしまった。毎度のことながら、翻訳の素晴らしさにも讃嘆しかない。
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No.27:
(1pt)

下品なハーレクイン作品と変わらない

上巻とこの本の2/3までは良作です。しかし何の伏線もなく恋人が駆けつけて命を救うとかやりだし、
しかもその後に真相にたどり着くまでがあまりに雑で全てをぶち壊しました。男に抱かれりゃ推理できるのかよ。
そこまでの重い話が、何故か全て都合よく解決されるのも気色悪いし、何の関係者でもない彼氏がつきまとtって暴力とかふるってるのを見るとゲンナリしました。主人公は全部肯定してるのでこの先はDVでしょうね。
とにかく「女主人公」という設定でやってはいけないことを全て注ぎ込んだ作品です。次作も最後はSEXで解決するんでしょうね。作中作だけ読んで捨てるのが最適解です。本編のオチも強引で取って付けです。
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No.26:
(3pt)

古本屋にもなかった

古本屋では、なかなか外国の作家のものが、上下含めて見つからなく、アマゾンでは安く早く購入できうれしいです。
ヨルガオ殺人事件 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ヨルガオ殺人事件 上 (創元推理文庫)より
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No.25:
(3pt)

古本屋にもなかった

古本屋でも外国の作家のものが上下で揃って見つからなったけど、アマゾンでは安く早く上下購入でき嬉しかったです。
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No.24:
(5pt)

ホロヴィッツすごすぎ!

カササギ殺人事件があまり好みでなかったので、こちらは放置していた。
ホーソーンシリーズは大好きだったけど。
でも評価が高いし、最初だけでもと思って読み始めたら、止まらなかった(笑)
途中『愚行の代償』が始まったとき、また作中作か~と思ってウンザリしたのだけど、これがまぁ面白い!
現代部分より良かった。
それにしてもスゴい作家だと思う。
疲れたけど、読んで良かった!
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No.23:
(3pt)

読みやすいのが魅力ですがトリックや謎解きは割と無理がある

この作者の作品は5作目です。
自分はホーソーンの方が好きです。

ネタバレしない様に書くつもりですが筋がきに少し触れるので少しも知りたくない方はこの先は読まない方が良いと思います。

カササギよりはこちらの方が面白いと感じましたが、相変わらず犯人は見え見えです。

特に作中作はシンプルに他に考えようがないと言うか。二つ目の方の動機には気づけませんでしたが…。

外枠のストーリーも事件自体は割とシンプルだし、逆にそんなことする暇あった?みたいな雑さを少し感じました。

本筋のトリックや謎解きがものすごく単純なのを余計な人間関係やキャラ設定で飾りつけてる…その手口?がとてもわかりやすいので犯人は誰なんだろう?という楽しみはあまりありません。

ただ読みやすいですし、モチーフが面白いなと思います。途中本を置いて推理する楽しみがありますね.

さきにホーソーンの方が好きと書きましたが、こちらのシリーズの女性主人公がいかにもステレオタイプな痛ましい働き女子なのが気になります。

50前後なのに妙に幼稚なところ、恋愛に対する姿勢やら安っぽいコンプレックスや見栄…
途中彼氏と連絡がとれなくてやきもきするくだりとかオチまで予想通りで「いらないなー」って感じで飛ばし読みでした。

何なのこの欧米人中年キャリアウーマンの恋愛のありがち設定とありがちな描き方は…

それが嫌でしたね…。

犯人はわかったと書きましたが、失踪した女性については違う結末を予想していました。
そこまで愚かとは思わなかったので。
真犯人が分かった人がとる行動にしてはうかつすぎじゃないかなーと思います。
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No.22:
(5pt)

続編はつまらないはずなのだが・・・

私は通常、続編というものを読まない。あまり期待していない。前作よりいい続編など読んだ記憶がない。
スピルバーグも言っている。(映画の)続編というやつは、才能の無い監督が作りたがるものだと。

だがこのヨルガオ殺人事件は、前作のカササギ殺人事件にくらべても引けをとらない出来だ。いや、それ以上に面白い。前編より面白いと感じる続編とは、作者ホロヴィッツは天才なのか。

謎解きミステリーのレビューは、内容をあまり詳しく書くとネタバレになってしまう。一つだけ書いておくと、前編と同じく描かれる作中作は、もはやそれだけでベストセラー、なんかの大賞くらい取れそうな完成度で、作中作を読み終えた時点で、その圧倒感に茫然としてしまう仕上がりだった。

末尾の解説では、ホロヴィッツはこのシリーズの3作目に意欲を燃やしているとか。楽しみとしか言いようがない。
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No.21:
(5pt)

安定感ある面白さ!

アンソニーホロヴィッツの作品は面白くないかもしれないという心配なく読める。この作品も、前回のカササギ殺人事件に続き推理小説の中に作中作としてもう一つの推理小説があり、それが本題の解決にもつながっていくという離れ業。一体どうやったらこのような作品を書けるのか謎。間違いなくIQも相当に高いのだろうななどと思う。
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No.20:
(4pt)

満足です

カササギ殺人事件もすばらしかったですが、こちらも満足です。
アンソニーホロヴィッツの手腕には脱帽です。2つの魅力的なミステリーを書き、それを謎解きでつなぎあわせるなんて。
登場人物のキャラクターがおもしろいです。見た目と人当たりはいいけど人でなし、野心家の地元名士、嫉妬深い姉妹など、こういう人いるよね~と思いながら読むのは楽しいです。
アティカスピュントのお話に関しては、カササギ殺人事件のほうがよりクラシカルな雰囲気で私は好みでした。
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No.19:
(1pt)

高い

商品の状態には、こんなに折れているとは記載、説明されていない。値段と釣り合わない。
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No.18:
(4pt)

入れ子構造の面白さ!!

本編と本編の謎を解くkey pointとなる推理小説の2本立ての構成の
妙に、抜群の面白さとその小説力に感銘するのみである。グイグイ
と引っ張られる面白さが凄い。だが、還暦前の私には、登場人物が
多すぎて、ノートに人間関係図を書き留めながらの読書になったが、
それも楽しい作業でありました。
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No.17:
(5pt)

緻密に作り上げたパズルミステリーの傑作!!

まずは、この入れ子構造となっているミステリー小説としての抜群の面
白さ!そして、ラスト30ページになっても犯人、事件の真相が全く見え
ない面白さ。ゆえに最後の最後まで、グイグイと引っ張られてゆくこの
小説力と構成の凄さ。
2021年度ミステリー1位は、大納得で当然の結果。
基本、このおぞましき一族内でのドロドロ関係は、横溝正史チック。
また、「愚行の代償」で犯人を示すメッセージとしてのアナグラム
(文字の並べ変え)は、日本人にはピンと来ないなぁ~
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No.16:
(5pt)

オモシロイ

オモシロイ!
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No.15:
(5pt)

此れぞ「英国本格ミステリ」の「王道」

グランジェや、北欧ミステリを読んだ時には味わえない「ミステリとはかくあるべし」が存分に味わえます。
早い展開で読者を急かせる事無く、ゆっくりとリラックスした気分で読む事が出来ます。
アンソニー・ホロヴィッツは、上巻207ページに「何故人はミステリを読むのか」を主人公の口を借りて語っています。そう。其処に書かれている事こそ、「ミステリ」の存在価値なのです。
元々ミステリとは、鉄道の発達に伴い「旅のお供」として列車の中で楽しめる様に「駅売り」をしたのが起源なのです。
そして、英国人が「午後のお茶」をゆっくりと楽しむ様に、ミステリとは本来「楽しい気晴らし」である筈なのです。
処が最近の「ミステリ」は「猟奇的」なモノが多く、展開が早いので、読者は急かされる様に「一気読み」してしまいます。
そしてその様な「読者」は「一気読み」=「傑作ミステリ」と信じて疑いません。
出版界(編集者)も、其れが分って居るので、「次はどんな風に読者を驚かせようか」ばかりに気を取られ、「ミステリの本質」「王道」を踏み外して居るのでは無いでしょうか?
作中ミステリは、表紙の絵、登場人物一覧、扉絵、目次まで手抜かり無く用意されています。
此の一点を観ただけでも、アンソニー・ホロヴィッツは「只者では無い」事が分ると思います。
以上、「上巻」に就いてのレビューでした。
ヨルガオ殺人事件 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ヨルガオ殺人事件 上 (創元推理文庫)より
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No.14:
(5pt)

午後の「英国紅茶」はゆっくりと楽しむものです。「本格ミステリ」も同じ事かもしれません。

文庫の頁数の制約からか、此の本の日本語訳が「上下二巻」に分かれてしまった事は、個人的には、結構残念な事だと思います。
本来なら「原書」の様に「一巻」に収めてこそ、このミステリが存分に楽しめると思います。
と言うのは、「本格ミステリ」は、読者自身が(謎解きの為に)既に読んだ文章をもう一度読み直してみる、と言う「楽しみ」もあるからです。(まぁ、二巻本でも、其れは容易に出来ますが、矢張り「前の頁との連続性」に欠けると言う憾みがあります)
処で、本格的な英国の午後の紅茶は、暖めたポットに好みの茶葉を入れ(或いは茶葉をブレンドし)、たっぷりのお湯を注ぎ、数分待って茶漉しでボーンチャイナのティーカップに注ぎます。
先ず「一杯目」で茶葉の香りを存分に楽しみます。(紅茶の「一気飲み」は有り得ません。「エスプレッソ」では無いのですから。)
次いで「2杯目」。少し時間が経った茶葉の味をじっくりと楽しみます。
やがて「3杯目」。かなり「苦み」(茶葉の強み)が出てきますので「お湯」を足して薄めます。
詰まり、ゆっくりと時間をかけて段階を追ってその日の好みの茶葉を楽しむと言う訳です。
英国人がミステリを楽しむのも、此れと同じなのではないか、私は本作を読んで、そんな事に気付きました。
本格ミステリとは、ゆったりとした気分で、時間をかけて展開を楽しむものではないでしょうか?
「上巻」のレビューにも書きましたが、作家や出版社の「狙い」に嵌まって「一気読み」した事で満足してしまい、「面白い本を読んだ」と錯覚してはいませんか?
本書が本国英国は元より日本含む各国で広く受け入れられたのも、単にホロヴィッツが「マイノリティーの権利」「移民問題」「political correctness」と言う「今日的テーマ」を本作に取り入れているから丈では無い筈です。
「読後感の爽やかさ」ー私達が本来ミステリに求めている(然しいつの間にか忘れてしまっている)一番重要な「要素」に気付かせてくれたからだと思います。
今一度「カササギ」を再読、本書も含め是非ホロヴィッツの「原文」で読んで見たい、そう感じさせてくれる「傑作」です。
「刺激」ばかりを求めてしまう方にこそ、「ミステリの王道」である本作を強くお勧めする次第です。
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No.13:
(3pt)

アンソニー・ホロビッツに対するハードルは高い

作中作をうまくストーリにとりいれ、前作で死んだアラン・コンウェイをも活躍させる巧みさは
流石ホロビッツ。
このミス三年連続一位はさすがである。
しかし、なかなか本編のストーリーが進まないのと、
事件解決への証拠が乏しく犯人の自白の手紙と自殺で物語を締めくくっているのがいただけなかった。
普通の作家ならこう評価なのだがホロビッツとなると厳しめの評価となり星三つ。
ヨルガオ殺人事件 下 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ヨルガオ殺人事件 下 (創元推理文庫)より
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