黒き荒野の果て
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2作目となる本書でアンソニー賞など各賞に輝き、彗星の如くデビューした新進作家の本邦初登場。アメリカ南部で裏社会から足を洗い、今では自動車修理工場を営む黒人主人公が経済的な苦境から再び犯罪に手を出し、ギャングの抗争に巻き込まれていく傑作ハードボイルドである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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少年院に入っていた過去を持つ黒人男性。堅気として自動車修理工場を経営して家族を守っています。けれども厳しい状況に追い込まれてどうしても大きな犯罪に手を染めざるを得なくなりました。完全犯罪をもくろむのですが、当然のことながら予期せぬ出来事ばかりが次々と起こってしまい、超絶のカーテクニックを見せて、ギャングと戦います。助けてくれる協力者に頼ったり、なんとか家族を逃がそうとしたり、という苦難の連続のなかで果たして結末は!という流れでとびきりの「暗黒犯罪小説」に仕上がっています。 この作者の小説の根底に根付いている強烈な人種差別、圧倒的な暴力主義などを強く感じながらどこか異国の遥か昔のお話といった感覚に襲われますが、実はほぼ現代のアメリカが舞台である、というあたりがちょうど再選された大統領のニュースと相まって複雑な現実を見せつけてくれました。 | ||||
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久々に骨太なハードボイルを堪能。 メインストーリーはありがちな設定だが、主人公のキャラが深く描きこまれていて、生い立ちからくる父親へのトラウマ(ここが少し冗長)、その反面としての現家族への強い想いをベースに、男同士の友情、裏切りがフィルムノワールのように濃厚に描かれている。 バイオレンスシーンもあって、どこかエルモア・レナードやデニス・ルヘインを思わせるような切なさも漂う。 歯切れのよい文章が実にうまく、暗いトーンの比喩や暗喩も見事でラストまでじっくりと楽しめる | ||||
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訳者のファンです。 加賀山氏の手掛けた小説なら間違いない だろうと思って読んでみました。 ベイビードライバーとか、ドライブとか、 走り屋が活躍するクライム映画は沢山あるけど、 これ、見事に小説世界で堪能できます。 それだけじゃなく、暴力的な本能と、良き家庭人でありたい という主人公の葛藤の描かれ方も素晴らしく、 緩急に富んだ、超満足な作品でした! | ||||
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あらすじの時点で興味を持つような方であれば、ほぼほぼ楽しめる小説だと思い ます。特にひねることもなく、これ系の作品ではあまりに定番でお約束な設定を ひたすらストレートに描いているのですが、想像を上回る面白さでした。 車に興味がないのでカーアクションはさておき、物語自体の疾走感は物凄いもの がありました。余計な枝葉がなくシンプルだからこそ次の展開が気になり、正に あっという間に読み終えてしまいました。結末も悪くなかったと思います。 ただ導入部で明らかになる通り、ボーレガードの卓越した運転技術やメカニック に限らない幅広い知識等々、スーパー主人公な感はありますし、割とハリウッド 映画的な作風であるという事は頭の片隅に入れておいても良いかもしれません。 | ||||
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元凄腕の逃し屋が堅気仕事の傾きで、一回だけ復帰し巻き返しを図るが、当然そんな訳に行かず… | ||||
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