ぼくと、ぼくらの夏
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ぼくと、ぼくらの夏の総合評価:
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全2件 1~2 1/1ページ
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夏の爽やかな雰囲気がよく出ているし会話のシーンも軽快でサクサク読めました。 | ||||
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これぞ青春ミステリ! | ||||
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小説のタイトルや装丁からさわやかな青春小説を連想するが、内容はそのイメージとは全く異なり、高校生と学園を舞台とした硬派なハードボイルド・ミステリとなっている。事前の予想とは違ったが、とても楽しく読めた。 主人公の少年は、決してタフガイではないものの、少しキザでユーモアのあるセリフや女性へのクールな接し方と危険をかえりみない行動力が、まるで往年のハードボイルド名探偵フィリップ・マーロウのよう。周りのキレイな女性からもモテまくりで、うらやましい限りである。事件の謎解きにしても、推理を重ねていくというより、周辺の関係者と接触しながら事実を積み重ねていく。最後に明かされる真相も、非常に物悲しく、重苦しいものとなっている。ただ、ともに活躍するヒロインとの青春感満載のやり取りや、主人公の父親とのコミカルな日常の模写が、暗くなりそうな内容に明るさを添えているし、中森明菜のレコードなど作品中に散りばめられた昭和アイテムもとても楽しい。 | ||||
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今までは次作の『風少女』が質、品格共に最高作と…… 思ってたんですが、読み返して、コレが最高なんじゃと もちろん、次作以降の作品は、深くなり技巧も段違いに でも『青春ミステリ』として稚拙部分を補って余りある 読み手をグイグイ惹きつける色気が文章にあり没入する デビュー作を越えられない意味じゃなく、鋳型として! その瑞々しさの完成度は以降作品に勝るんじゃないかと 何冊か手放さない書籍や作家っているんですが正にソレ 読んでると文体が伝染するのも理解できる、でも自分の 取材の仕事で伝染するのは困るんだよなぁ。それくらい 文章家として突き抜けてるんだろうと思います。因みに 樋口祐介が、イマイチ売れなかった理由は乾いてるから 東野圭吾も村上春樹も文章に湿度が増しベタベタしたら 売れるようになった(自分はそれ以来、興味をなくした) 樋口祐介他作品、一部を除きどれを取ってもお勧めです 追記 : ところで配送状況未着となってますがコレは届きました 今回、不着で届かない本が多く、郵便局に不信感大です | ||||
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もちろん、当時、こんな喋り方を周囲はしてなかった。してなかったけれども、ファンタジーとしてはいんではないだろうか。 樋口さんが考えていた当時の少年、少女たちの物語。発表年代と考えると自分は主人公たちと3,4歳離れているに過ぎなかったけれども、よく、時代の「季節・空気・空間」を捉えていると思う。現在の作品に比べると、主人公に都合の良いように作られているかもしれないけれど、僕は樋口さんの作品は好きだ。まぁ、「なんだよ、これ」とか思う作品もあるけれども(ピースとか)、総じて80年代半ばの空気を味わえる。青春ミステリーってのは、今の青春を過ごしている人は、そんな余裕はないと思う。本当にファンタジーで良いと思う。男と女的な描写が出てくるんだけれども、青春時代は、同性も異性も、なんだか戦友というカンジで、とても、「謳歌」する余裕なんてなかった。もしかしたら、主人公の淡々とした視線は(樋口作品共通かもしれないけれども)、本当はそうしたかった読者への、「そうしたかったけれども、現実は、そうだった、、、でも、そうではない」という3回転半くらいしている願望の投影かもしれない。僕が彼の作品に一時期惹かれたのは、そういう理由だった。それを思い出したので新装版を思い出したように手に入れたのかもしれない…。 今、読むと何やら違和感もあるので手放しで☆5つはためらわれた。ただ、90年代の前後を顧みない時代に入る直前の空気を味わいたい人。3回転半したなつかしさを求める人にはお勧め出来ると思う。今日も、父の付き添いの病院で読もうと思います。そういう年齢に自分もなった。 | ||||
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★★★★☆ | ||||
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20年以上も前に、本書を原作とする映画を和久井映見主演でやっていた。もう一人の主演の男優共々学芸会レベルの演技で、観ながら何度もドン引きしてしまったが、懐かしい昭和の雰囲気と、同じく昭和の高校生の青春!みたいなのに、何故か妙に引き込まれてしまって、何度も録画ビデオを観たものである。ほとんど注目されなかった映画で、DVDも出ていないみたいだが、もう一度観てみたいなと思う。それから、原作と映画との間には、相当な解離があることも記しておきたい。 | ||||
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