海泡



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

0.00pt (10max) / 0件

7.50pt (10max) / 2件

Amazon平均点

3.75pt ( 5max) / 12件

楽天平均点

4.00pt ( 5max) / 3件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []C
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

0.00pt

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2001年06月
分類

長編小説

閲覧回数2,565回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数3

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

海泡 (創元推理文庫)

2018年06月11日 海泡 (創元推理文庫)

暑く長い夏休み、東京から小笠原へ久しぶりに帰郷した大学生の木村洋介。難病を抱える初恋の女性・丸山翔子に会うのが忍びなく、高校卒業して以来帰りにくかったのだ。ただ静かな夏休みを送りたかっただけなのに、帰郷当日から東京でつき合った中高の同級生・一宮和希にはストーカーの噂がまとわりつき、島一番の秀才と謳われた藤井智之は不可思議な言葉を呟く。平和で退屈だったはずの島に、どこか不穏な空気が漂うなか、二つの事件が続けざまに起こる――。常夏の島を舞台に、名手が伸びやかに描いた青春ミステリが、大幅改稿、決定版で登場。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

海泡の総合評価:7.50/10点レビュー 12件。Cランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

現在レビューがありません


※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.12:
(3pt)

値段通り

中古(だと思いますが、長いこと棚にあったのかも)にしてはページはきれいだが、日焼けがある。読むのに苦にはならないでしょう。まだ読む段階にありませんが・・・
海泡Amazon書評・レビュー:海泡より
4120031527
No.11:
(2pt)

村上春樹が苦手な人は読んじゃダメな本

女性の人物描写が薄っぺらい。
下手な男性作家あるあるで、女は3パターンしか登場しない。
性的な欲望を満たす「娼婦」、崇めたてるべき「聖女」、甘えの対象である「太母」。
これだけでウンザリなのに、これまた主人公が無駄に斜に構えたいけ好かないやつ。
頻繁に性描写があり、出会う女にやたらと好かれて気付けばSEX。
村上春樹の小説の主人公かと思った。やれやれ。
海泡Amazon書評・レビュー:海泡より
4120031527
No.10:
(4pt)

海の泡のように消えていく夏

作品,もしくは著者の作風上,どうしても終盤が窮屈で説明的になりがちなのですが,
それでもポロリと漏らされた一言から,急加速をしていく終盤には強く引き込まれます.

また,舞台となる島の多くは顔見知り,片や帰客や観光客などで出入りも多くと,
閉鎖的であり,開放的でもあるというアンバランスさが独特の雰囲気を漂わせます.
そして,夏の終わりとともに忘れられるという,投げやりにも映る結論が苦さを残し,
作中では違う意味で使われていましたが,こちらも生まれては儚く消える海の泡のよう.

一方,離れていたのは数年なのに,再会した同級生たちにはそれ以上の変化があり,
昔みたいにやり合いながらも,昔みたいにはなれないことを誰もが知っているようで,
でも誰もがそれを口には出さず,日々の暮らし,そして将来を模索する姿が印象的です.

なお,本巻は復刊となり,01年の単行本,04年の文庫から大幅な改稿が行われており,
初の取材旅行や初版時の話といった,『創元推理文庫版あとがき』が収められています.
海泡Amazon書評・レビュー:海泡より
4120031527
No.9:
(5pt)

1・2

樋口 有介氏の近作は未読だけど 今まで読んだ中では一二を争うな……と思ってます 舞台の空気や湿度まで伝わってくる文章で、おすすめです 樋口 有介氏の この語り口が合わない人はいると思います きっと、初読でイラッとくるんじゃないかなあ そういう方は、もう合わないんですから エキセントリックなアンチレビューなど書かずに 他の作家さんを読めば良いだけですかね……?
海泡Amazon書評・レビュー:海泡より
4120031527
No.8:
(5pt)

名作

離島と聞くと、海と空の青さに囲まれ、都会の喧騒や俗世の煩わしさから解放された楽園のようなものを想像してしまうが、所詮それは本州に住んでいる者の観光客的幻想でしかないのだろう。
フェリーで片道二十六時間もかかる小笠原諸島で生まれ育った人達の閉塞感たるや、とても想像がつかない。
この作品には、都会に暮らす人とは人生観のまったく違う離島の住人が、確かに息衝いている(それも想像に過ぎないのだが)。
作者自身は一週間しか住んでいなかったというのだから驚きである。

青春ミステリーと銘打っているが、読後私の心に残ったのは事件の真相ではなく、登場人物それぞれの活き活きした会話や、その裏に見え隠れする人生に対するある種の諦観、そしてそれでも尚人生に向き合おうとする姿勢である。
書き起こしはしないが、いくつも印象的な台詞があり、はっとさせられた。

離島に暮らす人々の風俗をのぞき見するような、観光小説的な楽しみもある一方、登場人物各々の人生には確かに私たちにも通底するものがある。月並みな表現だが、色々考えさせられた。
良い小説だと思う。
海泡Amazon書評・レビュー:海泡より
4120031527



その他、Amazon書評・レビューが 12件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク