海泡
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中古(だと思いますが、長いこと棚にあったのかも)にしてはページはきれいだが、日焼けがある。読むのに苦にはならないでしょう。まだ読む段階にありませんが・・・ | ||||
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女性の人物描写が薄っぺらい。 下手な男性作家あるあるで、女は3パターンしか登場しない。 性的な欲望を満たす「娼婦」、崇めたてるべき「聖女」、甘えの対象である「太母」。 これだけでウンザリなのに、これまた主人公が無駄に斜に構えたいけ好かないやつ。 頻繁に性描写があり、出会う女にやたらと好かれて気付けばSEX。 村上春樹の小説の主人公かと思った。やれやれ。 | ||||
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作品,もしくは著者の作風上,どうしても終盤が窮屈で説明的になりがちなのですが, それでもポロリと漏らされた一言から,急加速をしていく終盤には強く引き込まれます. また,舞台となる島の多くは顔見知り,片や帰客や観光客などで出入りも多くと, 閉鎖的であり,開放的でもあるというアンバランスさが独特の雰囲気を漂わせます. そして,夏の終わりとともに忘れられるという,投げやりにも映る結論が苦さを残し, 作中では違う意味で使われていましたが,こちらも生まれては儚く消える海の泡のよう. 一方,離れていたのは数年なのに,再会した同級生たちにはそれ以上の変化があり, 昔みたいにやり合いながらも,昔みたいにはなれないことを誰もが知っているようで, でも誰もがそれを口には出さず,日々の暮らし,そして将来を模索する姿が印象的です. なお,本巻は復刊となり,01年の単行本,04年の文庫から大幅な改稿が行われており, 初の取材旅行や初版時の話といった,『創元推理文庫版あとがき』が収められています. | ||||
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樋口 有介氏の近作は未読だけど 今まで読んだ中では一二を争うな……と思ってます 舞台の空気や湿度まで伝わってくる文章で、おすすめです 樋口 有介氏の この語り口が合わない人はいると思います きっと、初読でイラッとくるんじゃないかなあ そういう方は、もう合わないんですから エキセントリックなアンチレビューなど書かずに 他の作家さんを読めば良いだけですかね……? | ||||
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離島と聞くと、海と空の青さに囲まれ、都会の喧騒や俗世の煩わしさから解放された楽園のようなものを想像してしまうが、所詮それは本州に住んでいる者の観光客的幻想でしかないのだろう。 フェリーで片道二十六時間もかかる小笠原諸島で生まれ育った人達の閉塞感たるや、とても想像がつかない。 この作品には、都会に暮らす人とは人生観のまったく違う離島の住人が、確かに息衝いている(それも想像に過ぎないのだが)。 作者自身は一週間しか住んでいなかったというのだから驚きである。 青春ミステリーと銘打っているが、読後私の心に残ったのは事件の真相ではなく、登場人物それぞれの活き活きした会話や、その裏に見え隠れする人生に対するある種の諦観、そしてそれでも尚人生に向き合おうとする姿勢である。 書き起こしはしないが、いくつも印象的な台詞があり、はっとさせられた。 離島に暮らす人々の風俗をのぞき見するような、観光小説的な楽しみもある一方、登場人物各々の人生には確かに私たちにも通底するものがある。月並みな表現だが、色々考えさせられた。 良い小説だと思う。 | ||||
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