月への梯子
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ミステリー作品です(^-^*)/ 主人公の“ボクさん”(アパートの大家40歳。知能は小学生並みだが、皆に愛されノンビリ平和)が、 アパートの屋根の修理中で上っていた梯子から、アパート客の死体を発見して驚いて転落。 頭を打った影響で知能が人並み以上に良くなり、事件を穏やかに解決へ導いていきます。 そんなボクさんの穏やかさや優しさや洞察力が素晴らしくカッコ良く、『これは名作だ!』と興奮していたら、最後にまさかのどんでん返し……。 衝撃の結末に悲しみと切なさが溢れました! それでも状況を思い返すと、当人には幸せな状態だったかと感じます。 人によっては反則と感じたり唖然となる結末で僕も呆然となりましたが、 落ち着くと面白い試みだと感じた作品です。 | ||||
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主人公が入院したあたりから予想していた結末が当たってしまいました。 自分にとって「禁じ手」は何でもアリの安易な手法でしかなく、あくまで現実の世界で終えてほしかった。 謎解き・犯人捜しのミステリーではなくファンタジー、という認識で再読すれば評価が変わるのかもしれません。 物語は大変おもしろいと思います。主人公のキャラが好きです。ラストの展開だけが自分の趣味にあいませんでした。 | ||||
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樋口有介版の「アルジャーノンに花束を」といえよう。SFでもなく夢落ちでもなく結末はファンタジー。樋口有介ファンならそれでも納得なのかも。 | ||||
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ミステリ小説にカテゴリ分けされる作品ですが、事件そのものは割とどうでもよくて、それ以外の部分で深く考えさせられました。知的障害者の主人公・ボクさんは、その障害ゆえに人を疑うことをしない真っ白い心の持ち主で、彼が大家を営むアパート「幸福荘」にも、ボクさんを慕う善人たちがニコニコと笑って暮らしていました。しかしある日、アパートの住人が部屋で殺される事件があり、梯子に登って壁にペンキを塗る作業中にその現場を目撃したボクさんは、ショックのあまり墜落、頭を強く打って・・・そこから先は読んでいただくとして、ネタバレ含みの感想を。世の中には、知らない方が幸せなことがたくさんあります。しかし、何かの拍子で知ってしまった時にどう対応するかで、人間としての価値が問われるような気がします。ボクさんは、驚異的な記憶力と洞察力を身に付けた「スーパーボクさん」として、神から与えられた(?)2ヶ月弱を生きます。その間、元善人たちのドロドロした素顔に直面しつつも、誰を責めることもせず(気心の知れた物船氏にはチクリと嫌味を言いますが)、ただひたすらに最善の道を模索して東奔西走します。その懸命な姿にはホロリとさせられますし、カッコ良ささえ感じます。その過程があるからこそ、ラストシーンで読者は胸が締め付けられるような切なさを食らう羽目になるのですが・・・でも、使命を果たしたボクさんが無事に月に帰ったと思えば、やっぱりハッピーエンドなのかも知れません。あと、作中にいろんな「色」が効果的に散りばめられていますが、中でも「白」はトリガー役を果たす重要な色です。そこに注意して読むと面白いかも。 | ||||
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体裁はミステリーですが、 ボクさんとその周りを取り巻く人々の人間模様がよく描かれています。 謎解き的なところははっきり言ってどうでもよくなってしまうほどです。 が、ボクさんの人柄とは裏腹の、やるせない結末が待っています。 読み返すと指輪を返すあたり、ジンときます。 | ||||
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