船宿たき川捕物暦
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
船宿たき川捕物暦の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
思ったよりきれいな一冊でした。店で探すのが大変なので、とても助かります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今年になって、著者の単行本で「初めての梅」を読み、とても良かった。その本が続編であることを知り、さっそく「船宿たき川捕物暦」を購入した。これが初めての時代小説とのことだが、時代考証といい、会話の語り口といい、主人公の人柄といい、とても初めてと思えないくらい良かった。剣の達人である浪人が、目明しの元締め、つまり町人になるという変わった経歴の話だが、シリーズとして続けてほしい。著者の現代ものも悪くはないが、この捕物暦を何冊も読みたい。佐伯泰英のように、初めから文庫本でどんどん書いてほしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今年になって、著者の単行本で「初めての梅」を読み、とても良かった。その本が続編であることを知り、さっそく「船宿たき川捕物暦」を購入した。これが初めての時代小説とのことだが、時代考証といい、会話の語り口といい、主人公の人柄といい、とても初めてと思えないくらい良かった。剣の達人である浪人が、目明しの元締め、つまり町人になるという変わった経歴の話だが、シリーズとして続けてほしい。著者の現代ものも悪くはないが、この捕物暦を何冊も読みたい。佐伯泰英のように、初めから文庫本でどんどん書いてほしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「青鬼」の異名を持つ小野流一刀流道場の師範代・真木倩一郎が、 江戸の岡っ引きの総元締めである二代目米造を襲名してから三月。 八百善という料理屋の娘・お美代が、奇怪な頓死を遂げる。 米造が探索に乗り出した矢先、配下の清次が何者かに斬られてしまい……。 特にミステリ的仕掛けがあるわけではなく、未回収の 伏線もいくつか残した状態で、本作は幕を閉じます。 そのあたりは続篇で、ということなのでしょうか。 著者の現代ものの主人公たちは、自分と世の中とのギャップに疲れ、 屈折した物言いや身振りを示すことが多いのですが、本作の主人公は おおらかな江戸っ子の世界を背景に、完全無欠なスーパーマンとして 描かれているため、現代人の苦悩や屈託からは自由でいられます。 それをあえて辛口に評するなら、現代人が時代劇のコスプレで ストレスを発散している、ということになるのかもしれません。 このあたり、時代小説のプロパーな読者が、本作を どのように評価するのか、聞いてみたいところです。 また、著者も“ユートピアとしての江戸”のみを描くのは居心地が悪いのか、 今回から、東北の飢餓というシビアな世相も物語の背景として描かれます。 そういった設定が、今後の展開にどのような影響を及ぼしていくのか、 注目していきたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2004年に出た単行本の文庫化。 正木倩一郎を主人公としたシリーズの第一作。 剣術ものと捕物帳を合わせたような小説。長編であり、江戸の風物を楽しませたり、色恋を組み込んだり、壮大な陰謀が潜んでいたりと、なかなか楽しめる娯楽作品に仕上がっている。 樋口氏が現代物を書くと、あまりに気障すぎて耐えられないが、時代物ではそれがちょうどよく働き、格好良くすっきりした物語になる。こういう方向性も、ありではないだろうか。ただ、持ち味が消えてしまうような気も。 色々と不満の残る本でもあった。男女の仲の描き方が上手くないし、陰謀の話も納得いかない。結末の唐突さもどうなのか。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 7件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|